僕は、1年間に300〜400回スターバックスへ行きます。原稿を書いたり、ブログを更新したりなど、仕事をするためです。リュックにMacBook Proを入れてスタバに向かい、ドリップコーヒーのグランデサイズを買って座席に着けば、そこが仕事場です。
僕は現在フリーランスで、自宅の一室をオフィスにしているのですが、自宅オフィスだけだと気が散ることがあるので、集中力を得るためにスターバックスを利用しています。
スターバックスのサードプレイス戦略
スターバックスは、「サードプレイス」というコンセプトを掲げているのをご存知でしょうか。公式サイトにも書かれています。
サードプレイスは「第三の場所」という意味。
- 第一の場所「自宅」
- 第二の場所「職場・学校」
- 第三の場所「スターバックス」
サードプレイスのスターバックスでは、人と会話を楽しんだり、個人の仕事場として活用することができ、店内には電源席と無料Wi-Fiも用意されています。
僕は一度席に着くと、平均2時間くらい利用させてもらっています。また、ドリップコーヒーはお代わり100円(税別)というワンモアコーヒーというサービスもありますので、2軒ハシゴすることが多いです。
僕が良く行くスターバックスは、自宅近くの学芸大学駅周辺(東京都目黒区)で、他には渋谷、中目黒、自由が丘を日常的に利用しています。このエリアには2軒以上のスターバックスがあるのでハシゴしやすいのです。常連なのと、大阪弁なのとで、お店の方にも覚えられています。いつもありがとうございます。
集中力と引き換えに、腰の筋肉はガチガチに固まる
僕は今、慢性腰痛が悪化し、大変な思いをしています。2週間ほぼ寝たきりになり、3日前からようやくストレッチができるようになり、少しずつ筋肉がほぐれ、腰の痛みが緩和されてきました。
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治らない腰痛に初めての鍼・針治療。筋肉が固まる原因と、鍼が効くロジック
今回、僕はなかなか治らない激しい腰痛に悶絶し、腰痛の専門書、雑誌ターザン、インターネットの記事や動画を色々勉強し、通っている理学療法士の先生にも色々御指南いただきました。
そこでわかったことは、ぎっくり腰や椎間板ヘルニアなど腰痛は突然起こるわけでは無いということ。これまでの不摂生が積もり積もって、ある日「もうダメ!」と筋肉が暴発するのです。
腰痛の原因は、ほとんどの場合筋肉が関係しています。骨折や神経障害が原因なのは稀だそうです。
筋肉は、弾力性のあるゴムのようなもので、力を入れてないときは柔らかくないといけません。なぜなら、筋肉は伸び縮みするものだからです。たとえば、腰を曲げて前かがみになれば背中の筋肉は伸びますが、背筋を伸ばせば背中の筋肉は伸びます。筋肉が固まると、この伸び縮みができなくなるのです。
集中力を求めてスターバックスで仕事をしていると、まったく席を立たずに、同じ姿勢のままじっとしていることになりがちです。しかもノートパソコンの場合、頭が前に傾き、猫背になりますよね。そうすると、前傾姿勢で背中の筋肉にはより負荷が掛かり、ジーーーッと伸びっぱなしになるのです。
これを毎日毎日繰り返していると、いつか背中の筋肉が限界に達して、ズキーン!とぎっくり腰を引き起こします。筋肉は「もう止めて!(絶叫)」と言わんばかりに、動きをロックします。ロックされた筋肉はいつでも固まった状態になり、身動きが取れなくなってしまうのです。
スターバックスでは、ノートパソコンを置いたままトイレなど席を立つのは防犯上不安ですので、ついつい座りっぱなしになってしまいます。そんな方は多いのではないでしょうか。
コーヒーの利尿作用で水分不足になり血液ドロドロ
時々、コーヒーとミネラルウォーターを一緒に注文している方を見かけます。そのとき僕は、「トイレに近くなるし、なぜそんな飲み方するんだろう?」と不思議に思っていました。
でも、今はその理由がめっちゃわかります!
コーヒーに利尿作用があるのは、皆さんよくご存知かと思います。コーヒーを飲むとトイレが近くなるので、受験のときには飲まないで、なんてのもよく言われています。先述したように、僕はできるだけ席を立ちたくないので、トイレに行かずに済むようコーヒー以外の水分を摂るのを控えていました。
喉が渇いた状態で1軒目のスターバックスでドリップコーヒー(ホットの場合はグランデ、アイスの場合はベンティサイズ)を注文します。そして、2軒目で立て続けにコーヒーを飲みます。要は4〜5時間のあいだに、コーヒーを2杯飲むだけなのです(別途シュガードーナツやシフォンケーキもよく食べますが)。
コーヒーの利尿作用により体内の水分は膀胱に集まり、血液の水分量は著しく減少しているでしょう。
血液には、酸素と栄養を運ぶ役割があります。血液の水分が不足していると、血液はドロドロになり、酸素も栄養も行き届きません。また血液は、老廃物を排出してくれる役割もあります。それもうまく機能しないのです。例えるなら、家のなかがゴミだらけで、換気もせずに嫌な空気が滞留しているような状態です。
それに加えて、筋肉の動きもないので、血流はますます悪くなるばかり。
今にして思えば、僕はなるべくして腰痛になったのです。
スタバなど、カフェで仕事をする方へ
僕はコーヒーが好きなので、脱スターバックスをするわけではありません。でも、これまでのようにスターバックスをサードプレイス(僕の場合は仕事場)として、日常的に活用するのは辞めにします。
この記事では、僕がスターバックスが好きなのでスターバックスでのノマドワークについて書きましたが、他のカフェでも同じです。ドトールでも、エクセルシオールでも、マクドナルドでも。
近年、カフェで作業をしている方は大勢います。
カフェでの作業は集中力が得られるのは大きなメリットなのですが、利用し過ぎると大きな代償を払う羽目になるかもしれません。カフェでもノマドワーカーは、全員腰痛予備軍と言っても良いでしょう。
皆さん、どうぞくれぐれもご用事ください。腰痛は想像以上に怖いですよ。何日も寝たきりになって、完治がすごく難しいのですから。
どうしてもカフェで仕事をしたい場合は……
最後に、どうしてもカフェで仕事をしたい場合は、以下のことに注意しましょう。
- 腰骨を立てて姿勢良く座る(猫背、前かがみにならない)
- コーヒーと一緒に、ミネラルウォーターも飲む
- 時々立ち上がってトイレへ
- トイレの中では、背伸びなどのストレッチを行う
また、場所にこだわりがなければファミレスを活用するのも手です。ドリンクバーを注文すれば、水分はしっかり摂れますし、何度も立ち上がるので座りっぱなしを防ぐことができます。ガストやサイゼリアは低価格で良いですね。僕個人的には、ジョナサンが気に入っています。