Amazon プライム・ビデオにラインナップされていた映画をレビューしています。今回は「トゥルーマン・ショー」。
本作と似たような設定としては、1970年に描かれた手塚治虫のマンガ「時計仕掛けのりんご」があります。自分が暮らしている世界は、もしかして、隔離・管理されているのではないか? そんなストーリーです。
僕は、このマンガを大学生の頃に古本で読んだのですが、かなりグサッと心に刺さりました。規模は違えど、僕たちももしかしたら何かしらの組織に管理・監視されているのでは? ……と。
今年2016年より、日本ではマイナンバー制度が導入されましたが、このときも手塚治虫氏の「時計仕掛けのりんご」が頭をよぎりました。短編ですが、素晴らしい作品です。
レビューは高得点だけど、手塚作品と比べてこれはひどい……
トルーマンショーは、1998年のアメリカ映画。有名な映画ですが、僕は「これ、前に観たかなぁ〜?」と、レンタルビデオ店で考えながら見逃していました。Amazonプライムビデオで再生したら初見でしたので。
しかし、この作品「トゥルーマン・ショー」は、「時計仕掛けのりんご」とは、全く見終わったあとの印象が違う。手塚氏の作品は、20年以上にわたって僕の心の中にぐさりと刺さったままなのですが、トゥルーマン・ショーは見終わった直後にも関わらず、何にも残らない。
レビューを見ると「感動しました!」などと高得点を付けている方が多数だったのですが、これで感動させようとしている映画自体がゲスだなぁ、と感じます。
隔離・管理された街で、それ知らずに生活を続けるトゥルーマン。そんなトゥルーマンの生活を、家の中や街じゅうに設置されたカメラで追い続け、24時間365日テレビで放送して、みんなで楽しんでいるのです。トルーマンは騙されているので、演技ではなくリアル。だからこそ面白い、と世界中で人気の番組になります。
しかし、「他人の生活を覗いて楽しむ」という設定自体が、僕自身、ストーカーまがいの悪趣味にしか感じませんでした。これは人それぞれ価値観や感覚の違いがあるのだと思いますが……。
この気持ち悪さから、点数は30点です。
ただし、ストーリーはともかく、主演のジム・キャリーは演技が上手いですね! 実際、ゴールデングローブ主演男優賞も受賞しています。
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