- オンライン飲み会の幹事になったけど、何をすればいいの?
- 事前準備について教えて!
- 当日、参加者に満足してもらうためのコツは?
Zoom、Google Meet、Skype、Wherebyといったビデオ会議システムを使ったオンライン飲み会が盛んです。自宅にいながら友人・知人と語らえるというは、嬉しいメリットですよね。しかし一方、終電が無いので終わり辛い、他の参加者の話を聞き続けるのが苦痛、などのデメリットもあります。
先日、僕が幹事を引き受けたオンライン飲み会を開催しました。その際、オンライン飲み会開催のコツにいくつか気づいたので、この記事ではノウハウをシェアします。
オンライン飲み会の開催を予定されている方、幹事を任された方は、ぜひご覧ください!
オンライン飲み会では、全員が対面
さて、まずは居酒屋での8人の宴会を想像してください。
最初の乾杯はみんな同じ方向を向いていたとしても、時間が進むにつれ、側の人と個別で話し込むようになりますよね。それは、隣の人、向かいの人、離れた席に座る人など、座席によって人との距離が様々だからです。
しかし、オンライン飲み会では、最初から最後まで、全員が対面! 画面にずらりと参加者の顔が並んでいます。
おなじ飲み会といっても、リアルとオンラインでは人との向き合い方がまるで違うのです。
そんなオンライン飲み会には、大きな問題点が2つあります。
- 好き勝手喋ると会話にならない
- 周囲に気をつかって沈黙する
人が喋っているときに話を遮ったり、思いつきで話題を変えたり、特定の人ばかりが喋ってばかりいたら、居心地が悪くなってしまいます。
また、逆に他の参加者に気をつかってばかりだと、つい沈黙してしまい、盛り上がりに欠けてしまいます。
この問題をなんとかしないといけません。
ファシリテーター(司会進行役)が要。会話の流れを作ろう!
オンライン飲み会であっても、参加者が3〜4名なら、好きなように喋っても大丈夫。特に違和感なく盛り上がれます。しかし5名を超えたあたりから、人数が増えるにつれて、場の空気感を良い感じにキープするのが難しくなってきます。
そこで、オンライン飲み会では、誰か一人がファシリテーターを担うのがポイントです。ファシリテーターとは、ファシリテーションを行う人のことです。
ファシリテーションとは
ファシリテーション(英: facilitation)は、会議等の場で、発言や参加を促したり、話の流れを整理したり、参加者の認識の一致を確認したりする行為で介入し、合意形成や相互理解をサポートすることにより、組織や参加者の活性化、協働を促進させるリーダーの持つ能力のひとつ。
Wikipedia ファシリテーション より引用
ひと言で言うと、司会進行役のことです。
「今、こんなお悩みが出てきたので、ここで皆さんの考えを聞かせてください」
「〇〇さん、ご意見はどうですか?」
「では、次の話題に入りましょう」
……など、声をかけながら全体の流れをつくります。
注意点は、「ファシリテーターは主役ではない」ということ。
講師のように自分の主張ばかり話すのはNGです。また、全体の流れを汲もうとしないもの良くありません。
テレビのバラエティ番組やトーク番組での、司会を思い浮かべてみてください。
司会者は画面には映っているものの脇役です。主役はゲスト。ゲストから面白い話を引き出すのが司会者の務めです。また、ゲスト全員に喋ってもらうよう采配するのも司会者の役目です。
そんなテレビ番組の司会者のようなイメージで、オンライン飲み会でファシリテーターを立てるのです。そうすることで、大人数でもカオスにならず、居心地のよい空間を作り出すことができます。
オンライン飲み会のトークテーマ(議題)を決めておこう
会話の流れを作り、かつ参加者全員に楽しんでもらうには、事前にテーマを決めておくのがおすすめです。
今回、僕がファシリテーターを務めさせていただいたオンライン飲み会では、こんなテーマを事前に案内させてもらいました。
「今、頑張っていることは何ですか?」
「これから頑張りたいことは?」
最初の乾杯のあと、ファシリテーターが一人一人を指名し、答えていただきました。具体的な流れは以下のとおりです。
- ファシリテーターが指名
- 指名された人が回答(5分)
- それに対し他の参加者が質問・意見(5分)
一人あたりおよそ10分です。参加者は11名でしたので、2時間弱はその話題で盛り上がりました。
トークテーマのアイデア
オンライン飲み会でのトークテーマは、参加者の属性によるのですが、ネタ探しの参考にいくつかご紹介します。
- 恋愛事情
- 夫婦関係のよくするために実践していること
- 子育てのアイデア
- 美容・健康で気をつけていること
- 行ってみたい国
- キャンプしてみたい山
- 好きな映画3選
- 最近読んで良かった本
- SNS運用のコツ
- スマホでお気に入りのアプリ
……など。
開催時間を決めて、中締めをしよう!
オンライン飲み会は、終電時間がないので途中で抜けづらいという問題があります。
でも、この解決方法は簡単です。対処法は以下の2つ。
- 開催時間(開始時間・終了時間)を決めておく
- 中締めをする
まず、開催の案内をする際、「何時からスタート」ではなく「何時から何時まで開催」と案内をします。
そうすることで参加者の負担が楽になります。
また、宴会が盛り上がり、終了時間がきても話が終わらないこともあるでしょう。このとき、だらだらとせず、終了時間がきたら中締めをしてください。
中締めとは、一旦終了する、ということです。
「宴もたけなわではありますが、お時間となりましたので、ここで中締めをさせていただきます。今日は皆さまのおかげで、とても楽しい会となりました。最後に一本締めで〆たいと思います。よーぉ、パン! ありがとうございました〜(拍手)」
これ以降、残りたい方は残り、各自の判断で適宜退出したり、様子をみてオンライン飲み会を終了したりします。
オンライン飲み会の幹事になったら?
最後に、オンライン飲み会の開催の手順をまとめます。
手順
- 【事前準備】開催日時を決める
- トークテーマを決める
- 参加者を募る
- 【当日】オンライン飲み会をスタートする
- 乾杯する
- 終了時間が来たら中締めする(ここで終わってもOK)
- オンライン飲み会を終了する
今回の解説は以上です。
参加する皆さまにとって、楽しいオンライン飲み会が開催できることを願っています。頑張ってください!