フリーランスに向かないのは、先輩風を吹かせる、上司として威張る人

フリーラントと会社員の違いとは?

最近、ライターとしてこの手の記事を書いたり、フリーランサーとして取材を受けたりする機会が増えました。今回はまだどこでも伝えていない、フリーランスと会社員の違いについてお伝えします。

ちなみに僕は、2013年12月に独立し、フリーランス歴は9年。フリーランスWebコンテンツクリエイターとして、文章を書いたり、写真を撮ったり、動画を制作したり、ウェブメディアの運営をしたりしています(北野啓太郎 プロフィール)。

フリーランサーは、全員と対等

フリーランスの語源 Free(自由)+Lance(槍)

フリーランスとは、「実店舗がなく、雇人もいない自営業主や一人社長であって、 自身の経験や知識、スキルを活用して収入を得る者を指す」と、経済産業省は定義しています。

フリーランスの英語表記は、Freelance。

  • Free(自由)
  • Lance(槍)

フリーランスの語源は、このふたつの単語からできたと言われており、中世にできた単語だとされています。

誰からも束縛されない戦闘単位。つまり、傭兵です。

日本人にとってわかりやすく言えば、ゴルゴ13のデューク東郷。

現代のビジネスシーンにおけるフリーランサーも、まさに傭兵やデューク東郷。複数のクライアントから業務委託を受け、自分自身の腕前で依頼をこなします

会社や役所などの組織に束縛されず、上司・部下の上下関係も無いのがフリーランスです。

フリーランサーの心構えとしてよく無いのは、「自分は下請けだ」という意識を持ちすぎて会社員マインドのまま仕事を続けることです。そうではなく「俺はゴルゴ13だ!」を心に秘め、対等な意識で仕事を請け負い、完璧に仕事をこなしていきましょう。

先輩風を吹かせたり、上司として威張れなくなったりする

さて、今回お伝えしたかったのは、この項目です。

会社員からフリーランスとして独立する際、会社員マインドは脱ぎ去ってください。

会社という組織は上下関係で成り立っています。部長、課長、係長、主任など。また、入社年や年齢によって、同期、先輩、後輩という意識もあります。

フリーランスは、たった一人
上下関係は一切ありません

これまでベテラン会社員として敏腕をふるってきた方、特に役職に就いていた方は、意識を変えないといけません。

つまり、先輩風を吹かせたり、上司として威張れなくなったりするのです。

これを得意として仕事をされてきた方は、フリーランスになると苦労をするかと思います。年下であろうと、新人であろうと、女性であろうと、きちんと丁寧に接しないといけないのです。

体育会系・上司系の組織人は、フリーランスより起業家が向いている

チームビルディング

では、先輩風を吹かしてきた方が独立するには、どうすればいいのか?

それは、向き・不向きで考えればシンプルです。

人を束ねてリーダーシップをとるのが得意なのだから、会社をつくれば良いのです。

先輩風を吹かす・上司として威張るなど、少々嫌味っぽく書きましたが、実際はチームビルディングが得意だと思うのです。

チームビルディングとは、その名のとおりチームの構築。個々のスキル・能力・経験を活かし、目標を達成できるチームを作り上げていくことです。

チームビルディングのスキルを持った方は、たった一人のフリーランスには不向き。会社をつくって、人を雇用して、育てていく。そうした独立が向いているかと思います(もしくは独立はせずに組織人として生き抜いていく)。

今回お伝えしたいのは、以上です。

終身雇用が崩壊したと言われる時代において、独立を選択肢のひとつとして持っている方は多いでしょう。これまで培ってきた「経験」だけで判断するのではなく、性格・資質も考慮する方が成功しやすいと思います。

Swingin’ Thinkin’「働き方」関連記事

「あなた」という商品を高く売る方法。バリュープロモーションをつくり、戦わずして勝つ!

フリーランスライター・副業ライターになるには、ジャンル選びが重要!