低品質コンテンツは削除しなくても大丈夫! 多少ならSEOにマイナス影響なし

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「低品質コンテンツは、SEOにとってマイナス影響」

2017年頃、SEO界隈ではこのような情報が広まりました。

低品質コンテンツとは、検索流入がほとんど無い記事のこと。Google Analyticsなどのアクセス解析ツールで「記事ごとのページビュー」を確認し、明らかに読まれていない記事があると、それがサイト全体の足を引っ張ってSEOに悪影響が出る、と言われたのです。

この対策は「削除」か「リライト」

「クソ記事、一気に数百消してやったぜ!」
「ひと記事ずつ、コツコツとリライトします。涙」

この頃、このようなブロガーの悲痛をたびたび目にしました。

しかし、2019年4月現在、「低品質コンテンツは、SEOにとってマイナス影響を及ぼさない」という、これまでの考えとは逆の情報が発信され始めたのです。

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検索流入が少ない記事にも価値はある。削除しなくても良い

海外発のSEO情報をいち早く発信するサイト「海外SEO情報ブログ」に、「低品質コンテンツがわずかに存在していても検索では問題にならない。検索トラフィックがないことは価値がないことを意味しない」という記事が公開されました。

Googleの検索アルゴリズムに携わるひとりとして知られる、John Mueller(ジョン・ミューラー)さんが、動画の中でユーザーからの質問に対して、このような回答を行なっていた、ということです。

【質問】10 年以上運営しているニュースサイトです。おおよそ 10 % くらいの記事が中身が薄いと認識されそうだと見積もっています。検索からのトラフィックがほとんどありません

ただ、こうした記事を削除することに労力を費やす価値があるかどうか判断するのに迷っています。


 

【回答】さまざまな要因が関わってくるが、気を付けることがひとつあるとしたら、検索トラフィックが少ないからという理由でそのコンテンツが悪いからに違いないからだと考え、削除しようとすることだ

たいした検索トラフィックがなかったとしてもまったく問題ないときもある。検索するユーザーが単に少ないだけかもしれない。

(中略)

昔の天気予報のコンテンツを残しておいたとして、10 年後にだれかが調査目的で見つけて役に立ててもらえるかもしれない。10 年前の天気予報というのは、もはや内容の薄いコンテンツとも言えそうだが、固有の情報を持っているし、もし存在しなければ検索で発見してもらえなかっただろう。

海外SEO情報ブログより引用

質問者さんが運営するのは「10年以上運営しているニュースサイト」ということで、大規模なサイトに関して質疑応答が行われています。

GoogleのJohn Muellerさんは、検索トラフィックが無い記事をわざわざ削除しなくて良いと言います。サイトの多くが内容の薄い記事であれば問題ですが、低品質な記事が多少あるのは自然なことだ、と言うのです。

検索を狙った記事の水増し・長文化、つまらない流れが変わるかも

これは驚きです。

僕の認識違いがあるかもしれませが、これまでは「低品質記事を無くし、人気記事を粒ぞろいさせることで、Googleからサイト全体に評価が得られてSEOとして効果的」だと思われていたからです。

そのため、過去記事を消すばかりではなく、「SEO効果が得られそうにない」という理由で、PV数が見込めない記事がつくられなくなったのです。

最近、やらたと長文の記事が増えているのは、こうした背景があります。本来はサクッと短くまとめられる記事であっても、わざわざ水増しして長文化するなんてことが起きています。

同時に、ニッチなジャンルのちょっとした記事も、書かれづらくなりました。

僕はこうした状況を、つまらないトレンドだなぁ……と感じていました。

もちろんウェブサイトを運営する立場からすればSEOはとても大切です。でも、SEOを意識するあまり、「サクッ読めて面白い」「すぐに答えがわかる」「マニアックなネタ」と言ったインターネットメディアならではの良さが、どんどん削ぎ落とされているのです。

マスメディアは大衆向けのコンテンツを発信する必要がありますが、インターネットはそうではありません。ニッチを狙ったコンテンツがあるから、インターネットは面白いのです。

月間100万PVブロガー、キタムラさんも低品質記事は残す派

ちょうど昨夜、Tanweb.net を運営するウェブデザイナーでブロガーのキタムラさんが、こんなツイートをしていました。

ツイッター上で、ブロガー3人が集まって「1記事、何時間で書いているか?」という話題になり、「昔はひどい記事も書いていたなぁ」という話の流れになりました。

キタムラさんは、個人運営のブログでありながら「月間100万PV」を超えるトップブロガーです。そんなキタムラさんのブログには、いわゆる低品質コンテンツがあるというのです。

実際、低品質コンテンツが紛れているにも関わらず、ブログ全体のアクセス数は堅調です。

キタムラさんのブログは、現在およそ1,150記事。10年運営のニュースサイトと比べると規模は小さいと言えますが、こうした規模の個人ブログでも低品質コンテンツは問題ないと言えます。

*【私信】キタムラさん、人のブログ記事を低品質コンテンツと何度も表現してすいません!

ブログをもっと楽しもう!

先にも書いた通り、SEOを意識するあまり、インターネットメディア本来の楽しさが失われてきているのはブログも同じです。

検索流入を意識したSEOガチガチの記事ばかりではなく、10記事に1記事くらいは、肩の力を抜いたゆる〜いコンテンツを発信していきたいところです。

日記だったり、とほほネタだったり、超ニッチな小ネタだったり。

ブログの愛読者は、ときに現れるそうした記事に親しみを感じ、よりファンになってくれるかもしれません。ゆる記事を書くのは、運営するブロガーとしても楽しいですしね。

ということで、GoogleのJohn Muellerさんの今回の発言は、ブロガーをワクワクさせてくれる内容でした。もっと楽しんでブログを運営して行きましょう!

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