Google AdSense の管理画面を開いたら、見慣れないお知らせがありました。
「お知り合いの方に AdSense を紹介すると報酬がもら…」
と、書かれています。これは一体なんでしょうか?
AdSense ご紹介プログラム
Googleは「AdSense ご紹介プログラムへのお申し込み」というページを用意し、新規ユーザー獲得のためのキャンペーンを展開し始めていました。
お知り合いのサイト運営者の方がウェブサイトを収益化できるように、AdSense を紹介してください。ご紹介いただいた方がアカウントを有効にして収益を上げた場合に報酬を差し上げます。
ご紹介をスムーズに進めていただけるように、AdSense チームでは電話での導入支援サービスをご用意しています。フォームに入力すると、ご紹介いただく方と共有できる固有のコードをお送りいたします。
既存のAdSenseユーザーが新規ユーザーを紹介すれば、報酬がもらえるという訳です。
Googleはこれまで、広告を出す側の「Google 広告(旧 Google Adwords)」に力を入れてきましたが、今回はメディア運営側で広告を掲載する側にも営業を仕掛けてきた流れです。
期間はいつまで?
唐突に始まった「AdSense ご紹介プログラム」ですが、期間限定なのか、いつまで行われるのかは明記されていませんでした。規約にも目を通しましたが、具体的には書かれていませんでいた。
おそらくですが、これまでのGoogleの動き鑑みるに、今回のように突然スタートして、突然「◯月◯日に終了します」とアナウンスされるのではないか、と思います。
報酬額は、4,000円と40,000円
気になる「AdSense ご紹介プログラム」で得られる報酬額ですが、これは2パターンあります。
- 4,000円
- 40,000円
実は、単に新規アカウントを作っただけで、報酬が確定する訳ではあえりません。もし、アカウントを作っただけで成果報酬が確定するのなら、他人を装う偽アカウントで報酬を得ることができてしまうからです。
そのため本プログラムでは、このような条件を設けています。
有効なアカウントの作成と開設から30日以内に適格紹介対象者が目標金額1(もしくは2)を達成した場合に、参加者に支払われる紹介料。
要は、新規アカウント開設から30日以内に成果が出ることで報酬が確定する、という訳です。
目標金額と報酬は以下のとおりです。
- 目標金額1「8,000円」
報酬「4,000円」 - 目標金額2「80,000円」
報酬「40,000円」
最初の30日で成果を上げるというのは、結構ハードルは高いですね。
紹介を受ける側にもメリットあり
この「AdSense ご紹介プログラム」は、紹介をする側だけでなく、紹介を受ける側にもメリットがあります。
Google AdSenseの利用開始から、30日以内に8,000円の広告収益を上げると、さらに収益を増やす方法についてAdSen
開始当初からGoogleの担当者と直接電話で話せるのは大きなメリットかと思います。僕は長年このAdSenseを利用し続けていますが、未だ電話サポートは受けたことがありません。
実際の紹介ページは、以下のとおりです。ここで 紹介コード「pzWr」を入力して申し込むと、双方にメリットがある、という訳です。申し込みを検討されている方は、ぜひご利用ください。
- AdSense ご紹介プログラム (https://referadsense.page.link/pzWr)
【追記】本プログラムが終了しました
AdSense ご紹介プログラム、実は2度目の実施
最後に蛇足になりますが、実はこの「AdSense ご紹介プログラム」は過去にも行われたことがあります。
Google AdSense のサービスが開始され、日本で一般募集が始まったのは2013年12月です(アメリカでは同年6月)。
その後、2005年頃から2008年8月まで「AdSense ご紹介プログラム」が行われました。このときの報酬額は「250米ドル」と「100米ドル」の時期がありました。
- 2005年
報酬額100米ドルでAdSense ご紹介プログラム開始 - 2007年2月
報酬額250米ドルに引き上げ - 2008年1月
報酬額100米ドルに引き下げ - 2008年8月
AdSenseご紹介プログラム終了
この頃は、ちょうどブログブームが起きはじめた頃で、ブロガー達がこぞってGoogle AdSenseのアカウントを取得しました。僕が始めたのもこの頃で、Movable Typeを使って運営していたブログにAdSenseのコードを挿入したのは、2005年9月4日です。
蛇足が長くなりましたが、2019年に新しく始まった「AdSense ご紹介プログラム」のように思えるかも知れませんが、実は2度目ということです。
インターネット上の広告は、今後はどうなって行くのでしょうね。小さいながらもブログメディア運営者としては気になるところです。