先日、立て続けに別々の2名から「クラウドファンディングについて教えて!」と電話がありました。ふたりともミュージシャンで、ひとりは「イベント開催費」、もう一人は「アルバム制作費」の資金を集めたいとの事でした。
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→ クラウドファンディング「ShootingStar」でブログライターはじめました。
クラウドファンディングって何?
クラウドファンディングとは、Crowd(群衆)からインターネットを使ってプロジェクト実行のための軍資金を集めるという、最近話題の資金調達方法です。2009年にはじまったアメリカのKickstarter(キックスターター)というのが最大手で、近年、日本にも上陸して話題になっています。
ファンド付くので、投資とか金融とか堅苦しいイメージ持たれるかも知れませんが、実際はそんな事は全然なくて、「俺はこの夢を実現したい!みんなチカラになってくれ〜!」と声を上げているイメージです。
マンガで例えるなら、ドラゴンボールの孫悟空の必殺技「元気玉」のようなものです。大勢からちょっとずつチカラを分けてもらって、そのチカラで強敵を倒す…ではなく、夢(プロジェクト)を実現する、といった具合です。
具体的には、こんな事に活用されています。
- 音楽アーティストのアルバム制作費用。
- 映画監督の映画製作費用。
- 写真家の個展開催費用。
- ゲームクリエイターのアプリ制作費用。
- 飲食店の開店費用。
- ガジェットの制作費用。
- 選挙の立候補資金。
- ウェブサイトの制作資金。
通常、銀行等からお金を借りたら、利子を付けて返さないと行けません。クラウドファンディングの場合は返済不要です。その代わり、支援をしてくれた人に対しては見返りを与えないと行けません。
例えば、音楽アルバムの制作費であれば「発売前にいち早く届ける」「歌詞の一部を変えて、あなたの為だけの曲をつくる」「リリースツアーの特別席に招待する」など、支援してくれた資金に応じての特典です。
鎌倉市など、地方自治体も活用しています。
これは、又吉直樹さんがメインMCをつとめる経済番組、2014年7月23日放送のNHK Eテレ「オイコノミヤ」の一場面です。鎌倉市が国内のクラウドファンディングサイトShootingStarを活用して、観光案内板の設置費用を集める事に成功しました。
税収だけに頼らない行政の在り方として話題になっています。素晴らしいですね!
以下は、企画「かまくら想いプロジェクト」を担当された鎌倉市市民活動部観光商工課の齋藤和徳(さいとうかずのり)課長へのインタビュー記事です。大変恐縮ながら、自分が取材させてもらいました。
■関連リンク:ShootingStarブログ
- 【前編】鎌倉市がクラウドファンディングを活用!「かまくら想い」プロジェクトとは
- 【後編】鎌倉市がクラウドファンディングを活用!「かまくら想い」プロジェクトとは
*【追記】サイト公開終了しました
クラウドファンディングのコツを知りたい方は。
クラウドファンディングという言葉は、最近テレビやニュースメディアなどでも結構耳にすることが増えましたが、それでも日本においてはまだまだ普及途上。寄付や支援などが日常的なアメリカでは、あっという間に利用者が増加しましたが、日本はこれからに期待といったところでしょう。
「自分もクラウドファンディングをやってみたい!」と興味を持たれた方は、ぜひShootingStarブログをチェックしてみてください。沢山のライターさんが、成功のコツや事例などを記事にしていて、私、北野も参加させてもらっています。
関連リンク:ShootingStarブログ
- ShootingStarブログ
【追記】サイト公開終了しました
デメリットほぼなし、メリットしかない!
クラウドファンディングの最大のメリットは「数週間で資金が調達できる」「同時に応援してくれる仲間も得られる」です。逆にデメリットは「失敗したら恥ずかしい」ということでしょうか。
クラウドファンディングの基本は、オール・オア・ナッシング。目標額に達成すればサイトの手数料を引いた金額が振り込まれますが、1円でも足りなければ未達となり一切振り込まれません。ですので、クラウドファンディングの失敗は大したデメリットでは無いかと思います。
クラウドファンディングの基礎を知りたい方は、まずは以下の記事を読んでみてください。
→ 結局いくら?ShootingStarでクラウドファンディングを始める際に知っておきたいお金のルール
→ 「お金がないから…」はもう理由にならない!若者こそクラウドファンディングで夢を叶えよう
【追記】サイト公開終了しました