iPhoneで通話する際、相手の声が聞こえなくなってしまったので、ジーニアスバーを予約し、Apple Storeへ行ってきました。
その結果、iPhone本体が交換となり、新品になったのです。今回はその顛末をお伝えします。
- 機種:iPhone X
- ソフトウェア:iOS 12
- 使用歴:1年2か月
- AppleCare+ で延長保障期間中
電話、LINE通話、FaceTimeオーディオ、どれも相手の声が聞こえない
ある日突然、通話で相手の声が聞こえなくなりました。
僕は「つながっていない」と思い、何度も掛け直してしまったのですが、どうやら相手には僕の声が届いていたようです。
そこで電話ではなく、LINE通話やFeceTimeオーディオで通話を試みました。しかし結果は同じ。相手の声が聞こえないのです。
- 受話音量が下がっていないか?
- Bluetoothでイヤホンやスピーカーに接続されていないか?
- イヤホンジャックに異物が詰まっていないか?
などを確認しましたが、どれも問題なし。また、アプリやiPhoneそのものの再起動も行いましたが、やはり改善しません。
「これは、iPhoneのレシーバー(耳に当てる受話部分)が故障だな」と、僕は思い、ジーニアスバーを予約した訳です。
このとき僕は、コメント欄に以下の文言を記入しました。
“通話全般、相手の声がまったく聞こえなくなりました。
あと別の不具合なのですが、購入当初より頻繁に再起動します。使っている最中に突然画面が真っ暗になり、ギアマークだけが表示され、それが10秒ほど続きます。アプリの不具合かとも思ったのですが、iOSも使用中のアプリもアップデートしながら1年以上使い、改善されません。こちらも合わせて見て頂きたいです。
どうぞよろしくお願いします。”
iPhoneが突然、勝手に再起動する
僕が使っているiPhone Xは、購入当初より突然再起動することがありました。普通に使っている最中に突然画面が真っ暗になりギアマークだけが表示されるのです。
10秒程度で元に戻るので、それほど気にしていませんでした。
ですが、今回の通話トラブルで、この再起動問題も関連している可能性もあるのではないかと思い、コメント欄に書き添えたわけです。
ちなみに、同時期にiPhone Xを購入した僕の妻は、再起動のトラブルは起きていません。
Apple Storeの修理窓口、ジーニアスバーで症状確認
ジーニアスバーでは、まず全てのスピーカーの物理的な故障チェックが行われました。
そこで、レシーバー部分が故障していることが確認できました。通話で相手の声が聞こえなかったのは、このためです。
では、なぜレシーバーが故障したのか?
外観のチェックや、水没の確認などを行いつつ、「突然勝手に再起動」問題を診断することになりました。
これに関してはエラーログなどを確認していました。専門的な診断だったため、僕には理解できませんでした。
そしていよいよ最終の診断結果。
「勝手に再起動する問題がありきで、そこからレシーバーの不具合が発生したと考えられます。これは本体交換が妥当だと思われます」
ということで、部分修理ではなく、新品交換が提案されたのです。
ジーニアスバーで、新品の iPhone X に交換
本音を言うと、本体が新品になったのはラッキーでした。
不具合で数日間不便な思いをしましたが、すでに1年以上酷使している端末ですので、それなりに経年劣化していると思います。本体がまるごと新品になることで、今後より長く使える可能性が高まった訳です。
ここ数年、iPhoneに限らず、iPad、Mac共に、スペックが高止まりしています。かつては新機種が出るたびにスペックが大きく向上し、「やっぱり新しいモデルが欲しいな!」と新機種が出るたびに欲しくなる時期がありました。
しかし近年の製品は、それほど大きくスペックが向上していません。本体を大切に使い、故障しなければ、何年も使い続けることができるのです。少なくとも「iPhoneもMacも、2年ごとに買い換える」必要はないでしょう。
iPhone Xは「3年くらい使いたいな」と思っていたので、今回の新品交換は幸いでした。
ジーニアスバーでは、SIMカードの入れ替え作業はしてもらえましたが、バックアップからの復旧はユーザーが行う必要があります。僕はiCloudに自動バックアップをとっていますので、帰宅し、自宅の高速回線で復元しました。
AppleCare+ で、iPhoneの保証期間が2年に延長
ちなみに、今回の修理(本体交換)は、無償でした。
1年間の保証期間は過ぎていましたが、別途「AppleCare+ for iPhone」に加入していたからです。AppleCare+ for iPhoneに加入すると、保証とサポートがiPhoneの購入日から2年間に延長されます。
もし、保証期間を過ぎていた場合、今回の本体交換修理は「62,400円」でした。
AppleCare+ 入っておいてよかった!
今回の記事は以上です。
同様のトラブルが起きた方へ参考になればと思います。
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