【DJI Osmo Pocket 3 レビュー】内臓マイクとワイヤレスマイクMic 2と音質比較、違いに衝撃!

話題のジンバルカメラ「DJI Osmo Pocket 3 クリエイターコンボ」を購入し、映像撮影を楽しんでいます。非常によくできたカメラで、使い勝手が抜群! Aユーザビリティを追求した製品で、本当に素晴らしいと感じています。

さて今回の記事では、音質についてお伝えします。

DJI Osmo Pocket 3には内蔵マイクがあります。また、クリエイターコンボには外付けのワイヤレスマイク「DJI Mic 2 トランスミッター」が付属しています。

このマイクの音質は、どれくらい違うのでしょうか? わかりやすく比較できるよう、野外で強風の中、撮影しました。マイクにとっては過酷な環境です。

DJI Osmo Pocket 3 レビュー動画 内臓マイクとワイヤレス Mic 2の音質比較

設定

  • ジンバルモード:FPV
  • 画質:4K 60fps
  • 内臓マイクでの音声バックアップ:オン

結論からお伝えすると、マイクの音質はそれぞれ全く違いました。

ワイヤレスマイク「DJI Mic 2」には付属のウインドジャマー(通称:モフモフ)をつけているため、防風機能が備わっています。そのため、自転車走行中の風切り音や、強風に煽られたときの音が、ほとんど入らない。自分の声がクリアにしっかりと録れました。

一方の内臓マイクは、ウインドジャマーが無いので風の音をもろに受けています。自転車走行時は問題ないのですが、強い風が吹いた時は「ごぉぉーー」という音が入ってしまいます。ただし、環境音も録れるので雰囲気が伝わってきます。

上記動画では、4分25秒からマイク比較を行なっています。その違いを、ぜひご自身の耳でご確認ください。

 

ワイヤレスマイク DJI Mic 2 メリット・デメリット

メリット

  • 風の音がほとんど入らない
  • 喋り(トーク)がきれいに録音できる
  • 騒音の中で話す場合は大活躍間違い無し
  • マイクのスイッチオンで、DJI Osmo Pocket 3と自動接続。めっちゃ簡単!

デメリット

  • 環境音があまり入らない
  • 野外での撮影時、音で雰囲気を出すのは難しい

 

DJI Osmo Pocket 3 内臓マイク メリット・デメリット

メリット

  • 結構、音がいい!
  • 周囲の音、人の話し声をバランスよく録ってくれる

デメリット

  • ウインドジャマーが無いので、風のノイズが入る

ファームウェアアップデートで、内臓マイクと外付けマイクの両方同時録音が可能になった!

上記で紹介しているレビュー動画では、内臓マイクと外付けマイクを切り替えています。実はこれ、撮影時は別音声として保存され、編集時に切り替えているのです。

つまり「どっちのマイクを使おうかな……」と迷わなくていい! なんて素晴らしい機能。

実はこれ、2023年11月29日のファームウェアアップデートで追加された新機能です(Ver. 01.02.06.04)。

リリースノートより内蔵マイクでの音声バックアップ機能を設定に追加。有効時、カメラは内蔵マイクを使って音声を録音し、.wav 形式の音声ファイルで個別に保存します。この機能は、DJI Mic 2 トランスミッターまたは外部マイクに接続した時に、環境音を記録するために使用できます。
*この機能は、4K 30/25fps で低照度モードを使用時、または 4K 4倍(120fps)スローモーション動画を D-Log M/HLG で撮影時は、利用できません。

これ以外にも、「スローモーション撮影中のD-Log M(10 bit)モードとHLG)(10 bit)モードの追加」「ウェブカメラモードで、1080p 50/60fps 録画に対応」「タイムラプス撮影モード時のセルフィー反転表示に対応」「自動電源オフ機能を追加
」などがあります。

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