毎週火曜・夜11時、カンテレ・フジテレビ系にてオンエア中のテレビ番組「セブンルール」に、ハッとさせられる場面がありました。
これは、ミュージシャン、イラストレーター、作家、漫画家、ブロガーなど、クリエイターの方にとっては大切なことだと思います。
今回は、そんな「セブンルール」で見かけた一場面をご紹介します。
動物写真家・半田菜摘さん「そこそこ良いのを100枚より、1枚のスペシャルを撮りたい」
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セブンルールは、様々な分野で活躍している女性に密着し、彼女たちの人生観を映し出すドキュメンタリー番組です。ここでご紹介するのは第92回に登場の半田 菜摘(はんだ なつみ)さん。
半田菜摘
1986年北海道旭川市生まれの32歳。小さい頃からアウトドアを愛して育つ。看護師として働く一方、友人が撮影した風景写真に魅了され、2013年から写真撮影を開始。それからわずか5年程で、国内外問わず多くの賞を獲得する注目のカメラマンに。地元旭川で、夫と愛犬と共に暮らす。
(公式サイトより引用)
彼女は、看護師という命を預かる重要な仕事をするかたわら、休日は野生動物の写真を撮影するカメラマンとして活動しています。それぞれを両立しているため、撮影に費やせるのは、多くても月に8日程とのこと。
そんな彼女が、雪山を歩きながらこんなことを語っていました。
「そこそこ良いのを100枚より
1年に1回かもしれないけど、
1枚、特別なスペシャルを撮りたい」
この言葉に、僕はハッとさせられました。
クリエイターの方は、ご自身の活動と重ね合わせてみてください。
僕はブロガーでもありますので、ブロガーとして重ねてみました。
ブロガーは本数を目標にしてはいけない。書き続けて渾身の1本を目指す
ブログの初心者向けアドバイスに、「まずは記事100本を目指せ」というものがあります。
記事100本を書くことで、
- 文章力がアップし、
- 視点が鋭くなり、
- ファン(読者)が増え、
- SEO効果も高まり、
- 結果的にアクセス数が伸びてくる
などと言われています。
これは僕も同感です。
考えすぎて何も生み出さないより、とにかく手を動かさないと何も始まらないですからね。
しかし、この「ブログ100記事」だけがひとり歩きし、とにかくブログ記事を量産することを目標としている方が散見されます。僕もかつてはそうでした。とにかく毎日記事を書くことが大切で、結果は後からついてくる……と。
そう、書き続けるのは大切です。
この考えは、今も変わっていません。書き続けることで、書くことが苦ではなくなり、アイデア(記事ネタ)も溢れ出てくるようになります。逆にサボると元のスピード感が失われてしまうのです。これは、スポーツや筋トレとも似ていますね。
でも目標は、ブログ100記事ではないのです。
目標とすべきは、価値ある情報を発信すること。つまり、読者に「役に立った!」「面白い!」などと喜んでもらえる記事を作り上げることです。
「渾身の1記事だけに集中して、1本だけ書けば良いのでは無いか」
そう思われる方もいると思いますが、それはほぼ不可能です。
書き続けること、
チャレンジし続けることで、
最高の1本が書けるのです。
書き続けながら、渾身の1本を目指すのです。
天才といわれる、ピカソやバッハ、手塚治虫も、多作派で実は埋もれた駄作が多いそうです。でもつくり続けることで傑作を生み出しています。
半田菜摘さんもスペシャルを目指して、日々重い撮影道具を背負って、山へと向かっています。
本数主義、量産思考にハマっている方は、改めて活動を見直すと良いでしょう。
半田菜摘さんの作品(Instagramより)
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半田菜摘さんのセブンルール
- 撮影前夜は車中泊
- まずは動物の正面に座る
- ストロボと連写はしない
- 病院に写真を飾る
- グチはノンアルコールで
- フンがあればにおいを嗅ぐ
- 二足のわらじは脱がない
セブンルール、良い番組ですよ。TVerでも配信されていますので、ぜひ見てみてください。