あまちゃんの「きたてつ」こと三陸鉄道。東資本大震災復興の奇跡を描いたマンガ「さんてつ」。

さんてつ: 日本鉄道旅行地図帳 三陸鉄道 大震災の記録 / 吉本 浩二NHK連続テレビ小説「あまちゃん」。半年間の放送が最終月に入り、ドラマの展開は遂に2011年3月11日14時46分18秒「東日本大震災」を迎えました。

マグニチュード9.0の巨大地震、そして波高10m以上の巨大津波が発生し、東北・関東地方の太平洋沿岸部に壊滅的な被害をもたらしたあの超巨大地震。

ドラマあまちゃんでは、舞台となる岩手県久慈市(*1)と東京・上野の2ヵ所の拠点から、当時のようすが描かれています。

*1 – ドラマ内では架空の町・岩手県北三陸市が舞台。

私事ですが、自分は311のこの日、東京・渋谷にいました。まさにあまちゃんの上野でのシーンのように、何が起きたかわからず、電話は不通になり、テレビやネットの情報に食い入りました。電車も全線運行ストップし、帰宅難民とよばれる人達で溢れ帰りました。

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3.11 渋谷から見た東日本大震災の記録

2013年3月12日(土)3.11地震発生翌日の読売新聞朝刊一面
▲2013年3月12日(土)読売新聞朝刊一面。3.11地震発生の翌日。


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あまちゃんの舞台となった「北三陸駅」。

あまちゃんが海女として奮闘していた小さな町。その地域の海岸線沿いを駆ける、ドラマの重要な舞台となる北三陸鉄道「北三陸駅」。

実はこれはドラマ内の架空の駅で、実際は三陸鉄道北リアス線「久慈駅(くじ)」が本来の駅名になります。ここに駅長だいきっつぁんこと大向大吉、そして副駅長吉田クン達がいるという訳です。

三陸鉄道 北リアス線

「さんてつ」こと三陸鉄道。奇跡の復活が漫画化。

ジュンク堂 渋谷店先週の日曜日、渋谷の大型書店を3軒まわったのですが在庫無し。結局、夕方外からAmazonで注文しました。

どうやら、あまちゃん効果で漫画の存在気づいた人達が買いに来ていたようです。前日までは在庫があったのに…との某書店。

やっぱりはじめからAmazonで注文しとけばよかった。と言う事で、ようやく手元に到着です。

ちなみに9月1日(日)お昼過ぎ時点では、Amazonでは400円の中古本もあったのですが、9月3日現在は中古本1,620円から著者吉本浩二氏のサイン入りコレクター本5,000円と高値で販売されています。新品が買えるうちはどうぞお早めに。新品は送料込みで580円。Kindle版もあり。



 

実際に読んだ感想は、まさにあまちゃんの世界。だいきっつぁんがトンネルの中で急ブレーキを掛けて緊急停車!あの場面は、三陸鉄道南リアス線の運転士、休石実(やすいしみのる)さんがモデルとなっています。

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本書は、あまちゃんの「きたたつ」こと「さんてつ」が、大勢の熱い情熱を持って復旧してゆく様が、詳細に描かれています。さらに、実際の被害状況の詳細や三陸鉄道の歴史なども掲載されていて、三陸鉄道を知るための重要な専門書とも言えるでしょう。

1巻完結なので、あまちゃんをご覧になっている方は、ぜひ読んでみてください。著者自ら取材を行い描かれた本書からは、たくさんの想いや魂が伝わって来ます。

 

NHK「あまちゃん」きたてつ 3.11震災復興

NHK「あまちゃん」きたてつ 3.11震災復興

NHK「あまちゃん」きたてつ 3.11震災復興

 

マンガ「さんてつ 日本鉄道旅行地図帳 三陸鉄道 大震災の記録 」著者、吉本浩二さんは、Twitterで『今日の「あまちゃん」、当時の三陸鉄道の状況をドラマ的に忠実に再現されており、とても胸が熱くなりました!』とツイートされていました。

 

あまちゃん人気凄いですね!

自分のまわりでも総集編やNHKオンデマンドで追いついて見ている方も居ます。自分は幸いにも最初から見ていて良かったです。

宮藤官九郎脚本のあまちゃんは、ストーリー展開の面白さも然ることながら、それにまつわるサントラなどのプロモーションも最高にうまい! 完全にやられました。CD買いました。

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じぇじぇ!あまちゃん、アッと驚きの音楽業界への仕込みが楽しすぎる。