じぇじぇ! NHK「あまちゃん」、音楽業界への仕込みに驚き。音楽視点からみる勢いまとめ。

連続テレビ小説「あまちゃん」オリジナル・サウンドトラック大変です!NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」が、音楽業界をも湧かせに湧かせまくっています。

音楽不況と叫ばれる昨今、セールスを伸ばすには『仕込み』が大切というのは業界の定説です。人知れず良い曲をリリースしても、特に情報過多の現代においては、日の目が当たらないまま…という結果に終わる可能性が高いからです。

潮騒のメモリー(初回限定紙ジャケ仕様~アナログEP風レトロパッケージ)そんな中あまちゃんは、ドラマの展開と連動しながら「これでもか!」と言わんばかりの、話題性、起爆剤といったプロモーションを仕込んできます。その勢いは、四方八方上下左右からの爆撃銃撃雨嵐のように。

しかし、その仕込みが全然いやらしく無いんです。ものすごく楽しいんです。

自分はこれまで、あまちゃんに出て来るようなアイドル曲、80年代風歌謡曲には全く興味がありませんでした。現代のアイドルに関しては、むしろ毛嫌いしていたほどです。

春子の部屋~あまちゃん 80's HITS~ビクター編そんな自分が「やられた〜。あまちゃん最高や!」と、毎日熱狂させられています。

あまちゃんは、今年4月1日から9月末まで放送予定のドラマ。まだまだ中盤戦でこの勢い。この先、どうなってしまうんでしょうか?

音楽的視点から見るあまちゃん、その勢いをザッとまとめました!

NHK連続テレビ小説「あまちゃん」

→【2013年5月17日】オープニング曲が、レコチョクで1位を達成。インストでは史上初の快挙。


レコチョク着うたランキングで1位を記録し、週間チャートで4位。歌のないインストゥルメンタルでは、音楽史上に残るヒット。作曲したのは、音楽家の大友良英氏(53)。

あまちゃん主題曲1位!インストでは異例:nikkansports.com より


→【2013年6月8日】サントラの初回出荷数(イニシャル)が異例の1万5,000枚超。

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サントラ盤としては異例の初回出荷数15,000枚を突破したことがわかった。通常、ドラマのサントラ盤の初回数は3,000枚弱と言われているが、その数字を大きく上回っている。

あまちゃんサントラ異例出荷数、初回数がじぇじぇじぇな通常の5倍。:ナリナリドットコム より


→【2013年6月27日】レジャー、スポーツシーズンに合わせて吹奏楽版アルバムが発売。甲子園でも流れるとの噂も(7月31日発売)


吹奏楽アレンジアルバム「あまちゃん ぶらばん~公式版 吹奏楽『あまちゃん』曲集~」が、ビクターエンタテインメントより7月31日にリリースされる。(中略)さらにアルバムの発売に先駆けて、NHK出版から「あまちゃん ぶらばん~公式版 吹奏楽『あまちゃん』曲集~」のスコア&パート譜が刊行される。吹奏楽をやっている「あまちゃん」ファンは手にとってみよう。

大友良英監修の吹奏楽アレンジ盤「あまちゃん ぶらばん」:ナタリー より


【7月20日公開記事】夏の甲子園も「あまちゃん」を後押ししそうだ。「高校野球の地方大会が始まりましたが、応援の吹奏楽部の定番に今年は『あまちゃん』のテーマ曲が入りそうです。甲子園本番でも毎試合に流れるでしょうね」と地方紙記者が報告する。

NHK紅白に夏の甲子園も…“あまちゃん効果”でウハウハ!:zakzak より


→【2013年6月29日】サントラがオリコン初登場5位ランクイン。


初動売上1.2万枚、初登場5位を記録した。オープニングテーマが先行配信で好調となっていたほか、初回出荷が1.5万枚を突破するなど、発売前から好動向が予想されていたが、サントラとしては異例の好調なすべり出しとなった。

『あまちゃん』サントラも“共有感”盛り込みヒット:ORICON STYLE より


→【2013年7月4日】アメ女「暦の上ではディセンバー」が、レコチョク、iTunes Storeで1位。


「暦の上ではディセンバー」はドラマの東京編から登場する人気アイドルグループ「アメ横女学園芸能コース(アメ女)」が歌うアイドルソングで、09年にミリオンセラーを記録した大ヒット曲という設定。

あまちゃん 新挿入歌「暦の上ではディセンバー」がiTunesで大ヒット “じぇじぇ”の首位:まんたんウェブ より


→【2013年7月18日】母、天野春子の部屋につまった80年代の夢。ビクター&ソニー編CDコンピ同時発売(8月28日発売)

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アイドル歌手を夢見る高校生の天野春子。その“春子の部屋の赤いラジカセから流れていた数々の名曲たち”というコンセプトのもと、脚本の宮藤官九郎が自ら監修・選曲した懐かしの80年代ヒット曲集。ビクター編、ソニーミュージック編同時リリース!

「あまちゃん」を彩る80年代ヒット曲集『春子の部屋』:TOWER RECORDS ONLINE より


→【2013年7月20日】鈴鹿ひろ美ではなく、影武者天野春子名義で「潮騒のメモリー」がCDシングルでリリース。(7月31日発売)

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ドラマの中で同曲は、薬師丸ひろ子演じる女優の鈴鹿ひろ美が歌いヒットさせたという話になっていたが、昨日7月19日(金)の放送で春子が影武者として歌っていたことが判明。シングルには小泉による「17歳の天野春子が歌う『潮騒のメモリー』」が収められる。

あまちゃん挿入歌「潮騒のメモリー」ファン待望のCD化:ナタリー より


→【追記・買いました】CD盤の「潮騒のメモリー」が、昭和レコード仕様!

天野晴子「潮騒のメモリー」

天野晴子「潮騒のメモリー」

シングルCD購入しました。まるで昭和のシングル・レコード(EP盤)のような作り。中身もこだわっていて面白いです!そこはぜひ買って楽しんでみてください。あと、カラオケ付き!!

1枚700円ですが、送料無料で700円のみでした。

<最後にひとこと>
あまちゃん脚本家のクドカンこと宮藤官九郎さん、サントラを手掛ける大友良英さん、関わるスタッフの皆さん、流石にすごいです!しかもこれが民放ではないNHKなんだから、驚きも倍増です。

番組のオープニング曲がヒットする事はよくありますが、ストーリーと展開して次々繰り出す手法は斬新かつ見事です。あまちゃんの舞台である北三陸の方言『じぇじぇ!』(アッと驚いた時の言葉)が、全てのキーワードなんでしょうね。驚きの連続!