東京五輪決定! 原発、震災復興、近隣諸国との関係改善のポジティブなきっかけに。

産經新聞号外「2020年東京五輪」(2013年9月8日)オリンピックの開催地が東京に決定!

国際オリンピック委員会(IOC)の最終決戦投票で、東京(日本)60票、イスタンブール(トルコ)36票となり、日本が過半数を獲得しました。これにより、2020年、夏季五輪・パラリンピックが東京で行われることに決まりました。

今、中学生・高校生の若者が、7年後に自国で開催のオリンピックで世界のスター・アスリートになるかも知れない。個人的には、オリンピックに向けて奮闘する若者達の取材やインタビューもやってみたいです。

朝、寝起き早々のビッグ・ニュースにテンション上がりました!


東京の勝因は安全で確実にオリンピックを開催できる点が多くのIOC委員に支持されたことだとみられます。

マドリードはヨーロッパの経済危機の影響で財政的に不安がありました。また、イスタンブールはことし5月以降、反政府デモや陸上選手のドーピング問題で運営面への不安が指摘されていました。 これに対し、東京は財政基盤が安定していて世界で最も安全な都市であることをアピールしました。

投票の直前になって懸念が広がっていた福島第一原子力発電所の汚染水の問題についても、安倍総理大臣が最終のプレゼンテーションで「影響は、福島第一原発の港湾内の0.3平方キロメール範囲内の中で完全にブロックされている」と具体的に数字を挙げて説明し、対策について責任を持つと表明したことが効果的だったとみられます。

安全で確実に開催できる点が勝因か:NEK NEWS WEB より引用


TOKYO2020 FINAL Presentation FILM(最後のプレゼン動画)

世界から超注目、何も隠せない7年間!

自分のTwitterのタイムラインにはネガティブな意見が多い。それはやっぱり福島原発の汚染問題。この問題に関しては、海外メディアも、東京招致委員会に対して厳しい質問をいくつも投げ掛けました。

■参考リンク
→ 東京五輪招致:汚染水漏れに質問集中 海外メディア:毎日jp

特にトップ・アスリート達は、身体を極限まで進化させるため、水の一滴まで体内に入れる飲料・食事を注意している選手は多いでしょう。アスリート達に限らず、原発汚染問題を残したままの誘致には、自分も疑問を感じていました。

《オリンピックは国民を欺く(あざむく)ためだ》《隠蔽(いんぺい)するためだ》、などといった意見も見掛けましたが、それはあまり無いように自分は思っています。むしろ、完全ガラス張り、針のむしろ、世界から注目され続ける7年間になるでしょう。

さらに言えば、日本を良く思っていない近隣の国は、格好のネタとして「日本で大丈夫なのか?!」「日本の真実はヤバいぞ」など、ネガティブ・キャンペーンを加速展開して行くかもしれない。

〆切日確定!日本を変える切っ掛けと目標に。

「2020年オリンピック開催に向けて、急ピッチで日本が抱える問題を乗り越えて行くぞ!」。日本政府の今後の政策に期待したいです。

3.11の震災以降、政府は《隠し事》や《後だしジャンケン》が、どうも多いのではないかと感じて来ました。しかし今後は、世界中を相手にそれは通用しないでしょう。オリンピック開催という最終締め切り日が確定し、さらにこれからの7年間という過程までも注目される日本。東京オリンピック開催決定は、良い切っ掛けじゃないかな、とポジティブにとらえています。

日本政府は、特にこの2点を改善急務として取り組んで欲しいです。

  • 福島第一原子力発電所問題解決、及び震災復興。
  • 中国、韓国、北朝鮮、ロシアなど、近隣諸国との関係改善。

http://www.youtube.com/watch?v=Xmr_tQe1W4k

Oh the games people play,now
Every night and every day, now
人は皆 ゲームをするのさ、毎日毎晩。
Never mean what they say
Never say what they mean
意味のない話をし、本音を口にしない。
Cause you in wee hours
in your Ivonry towers
朝から人を蔑むのさ、現実に目を向けずに。

ジャマイカのシンガーBob Andyが1970年代に歌った名曲「Games People Play」より。歌詞、及び和訳は「This Is GACHAPAN」の歌詞カードより引用しました。2012年発売の本作には、Bob Andy「Games People Play (Gachapan Remix)」が収録されています。

■関連リンク
→ レゲエの本場!ジャマイカで活躍する日本人プロデューサー「GACHAPAN RECORDS」インタビュー:エンタメウス

オリンピック開催に向けて、課題はたくさん!

震災復興に関しては、福島原発周辺の方々だけではなく、広い範囲でまだまだ復興出来ていない場所は沢山あります。今年9月4日、日本オリンピック委員会の竹田理事長が「福島は東京から250キロ離れており、皆さんが想像する危険性は東京にない」と海外メディアに対して説明しました。それを受け、日本国内から「東京だけ良かったらそれで良いのか!」という怒りの声が噴出しました。

それは当然のことでしょう。オリンピック開催に向けて、やるべき課題は沢山ありそうです。がんばりましょう!