近畿大学附属和歌山高等学校という学校に通っていたのですが、同じクラスで体操部の美濃君と、よくマニアックな日本史クイズ合戦をしました。
日本史の教科書にのっているレベルは初級。歴史小説や日本史用語集などを熟読していないとわからないような難解な質問バトルを繰り返し、お互いの知識を競いあっていました。楽しかったです。
当時、17、8歳の頃の僕は、「日本史とクラブミュージックの知識は誰にも負けない!」という自負がありました。
しかし、最近はモノゴトが覚えられません。すぐに忘れます。なんでだろ……?笑
ぜひ若いうちに読んで欲しい歴史小説「三国志」。
ですが、僕は日本史好きだったので、中国史には興味がなく、山岡荘八著「織田信長」なんかを読んでいました。
三国志に触れたのは20代半ばになった頃。プレイステーション2のゲームソフト「真・三國無双」が異常に面白く、まさに一騎当千、敵をバッサバッサ斬りながら攻め込んでゆく感覚に激ハマリしてしまいました。
そしてもっと三国志の世界を知りたくなり、吉川英治著「三国志」をようやく読んだ次第です。
吉川三国志、めちゃくちゃ面白い!大興奮!
歩きながら、信号待ちしながら、寸暇を惜しんで読みふけってしまいました。
身なりはみすぼらしいが賎しげなようすはない青年劉備。関羽、張飛と出会い、桃園の契りを固く交わす。三顧の礼をもって、諸葛孔明を仲間に迎え入れる。
ここには、ゲーム「真・三國無双」で知った世界が、人の息づかいや体温まで感じるほど、リアルに書かれていたのです。
全8巻の長編小説ですが、まったく飽きる場面はなく、手に汗握りながら大切に大切に了読しました。
買えば6,000円以上の本が、青空文庫で無料配信開始!
最高の歴史小説だった吉川英治「三国志」が、遂に青空文庫にラインナップされました! 現在はまだ1巻のみですが、続々公開されるでしょう。
日本の著作権法では、著者が亡くなってから50年経てば作品の著作権保護期間が終了します。このように知的財産権が消滅又は発生していない状態をパブリックドメインと言い、自由に複製、上映、改変、翻案などが可能となります(Wikipedia参照)。
いよいよ吉川英治著「三国志」が無料で読める時代がやってきたのです。
これをインターネットで無料配布しているのが「青空文庫」。PCはもちろん、スマートフォン(iPhone、Android)やタブレットでも読む事も出来ます。
専用の読書アプリもいくつか出ていますので、App StoreやGoogle Playで「青空文庫」と検索してください。
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WindowsやMac用の読みやすい青空文庫リーダーも色々がありますので、こちらも検索して探してみてください。
三国志の世界を知ってから、人生を歩んで欲しい!
若いうちに読んで欲しいと書いたのには、理由が2つあります。
ひとつは、三国志を知ってから人生を歩むのと、三国志を知らずに歩むのとに分かれてしまうから。もうひとつは、若い方が物覚えが良いから。脳がグルングルン回転しているウチに、沢山の経験や勉強をする方が効果的です。
とはいえ、三国志は大人にもおすすめ。自分も14年ぶりに読んでみようと思います。また自分の中で、三国志ブームがやって来そうです。
「もっと三国志の本を読みまくりたい!」
そんな方には、Amazon Kindle Unlimitedが、とにかくおすすめです! 電子書籍の読み放題サブスクリプションなのですが、ここにも三国志や歴史物のがたくさんあるのです。
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