THE WAVE(ウェイヴ)[2008年ドイツ]
「衝撃!」:☆☆☆☆☆
『独裁』。第二次世界大戦中のアドルフ・ヒトラー総統が率いる「ナチス・ドイツ」がまず頭に浮かぶ。しかし、それらは過去のもの、という意識が自分のなかにはあった。多くの方もそうなのではないだろうか?
この映画の舞台は、ドイツの高校。授業で「独裁の実習」が行われ、その教室、生徒達の変化が描かれている。映画のテーマやポスターからは、重苦しい印象を受けるかもしれないが、気軽に学園物のドラマをみる気構えで見ることが出来るだろう。
しかし、映画が伝えたいことは、大きな衝撃とともに、しっかりと心に刻まれる。
独裁とは、政府、国だけのものではなく、小さな集団・コミュニティーにも巣くわれていることにも気づかされた。皆さんの身近なところにも、これに似た状況はあるのではないだろうか。
<最後にひとこと>
新たに映画カテゴリーを追加しました。年齢のせいか、単純なストーリでは満足出来なくなってしまいました。本映画は、ハリウッド映画のような派手さは全くありませんが、ストーリーが逸品です。かつて、ヒッチコック劇場という短編映画でみたゾクッとする感覚を覚えました。
アマプラでの配信について
以前、Amazonプライムビデオで配信されていましたが、現在は配信されていません。また、Netflix、hulu、U-Nextなど他のメディアでも配信されていないようです。
また、DVDも廃盤のようで新品の購入がほぼできません。今はメルカリで探すのが良さそうです。運が良ければ1,000円以下で手に入れられますが、2,000〜6,000円の価格で販売されているのが目につきました。まずは以下のリンクをクリックしてみてください。