レストランやカフェ、オフィスや学校などで使われている、飛沫防止パーテーション。
単純に透明のアクリル板をテーブルの上にポンと設置している場合が多いと思うのですが、先日、長野県へ旅行へ行った際に立ち寄った「おぶせ温泉 穴観音の湯」で面白い飛沫防止パーテーションを見かけました。
SNSでの拡散や集客にもつながる手法かと思いますので、このアイデア、使えると思います!
温泉の飲食スペースの飛沫防止パーテーション
ここは「おぶせ温泉 穴観音の湯」の、飲食スペースです。
10台ほどのテーブルがあり、そのうちの3つに面白い飛沫防止パーテーションが設置されていました。
■住所
長野県上高井郡小布施町雁田1194番地
飛沫防止パーテーションを使って写真撮影!
まずはこちら。
マンガでよく使われている集中線が描かれています。驚いた表情で撮りたくなりますね。
こちらはマンガの吹き出し。
画像を加工して、一言添えたくなります。
こちらはゲーム風。
「てんぐがあらわれた」
「おふろへにげる」
など、ドラゴンクエストのようなメッセージやコマンドが書かれています。
天狗は地域のシンボル。
ご当時ネタを持ってくるのはオリジナリティがあって良いですね!
いかがでしょうか。こういった飛沫防止パーテーションは他でもあるのかもしれませんが、僕は初めてみました。
メリット
飛沫防止パーテーションに、絵を描いたりステッカーを貼ったりして「フォトスポット」にするメリットを、いくつか思い浮かんだのでお伝えします、
お客様に楽しんでもらえる(ユーザー体験)
写真を撮って楽しんでもらうことで、お客様に「楽しかったな〜」「面白い!」といったユーザー体験していただくことができます。ポジティブな印象を持ってくださったお客様は、リピーターになってくださったり、友人などに広めくれたりするかもしれません。
また、スマホで写真を撮ることになるので、後から見返した時に「あっ、ここ行ったね。また行きたい」と思い出してくれることも。
InstagramやTwitterなどSNSで紹介してもらえる
良い写真が撮れたら、InstagramやTwitterなどのSNSにシェアしてもらえるかもしれません。ハッシュタグや位置情報をつけてシェアしてもらえたら、他の方に知ってもらうきっかけにもなります。
集客につながる
昨今は、Googleやグルメサイトではなく、Instagramで飲食店を探すユーザーが多いと言われています。つまり、SNSへの投稿があると集客につながるのです。
長居させない(回転率を上げる)
このテーブルに座ってみて「賑やかだな」「派手だな」という印象を受けました。写真を撮るためのフォトスポットとしては良いのですが、家族や友人と団らんには不向きです。
つまり、良いように捉えれば、お客様を長居させず、回転率をアップに貢献してくれるかもしれません。
デメリット
逆に、思い浮かぶデメリットもいくつかご紹介します。
長居しづらい
先ほどの「団らんには不向き」というところです。ゆっくりと会話を楽しみたいお客様にとって、派手なパーテーションは邪魔になってしまいます。
お店の雰囲気に合わないことがある
「楽しめる」「面白い」を優先すると、お店の雰囲気に合わないこともあるでしょう。おしゃれなレストランや高級店にマンガの吹き出しは合いません。
飛沫防止パーテーションをカスタムする際は、お店の雰囲気を崩さないようにするのが大事なポイントです。
センスを問われる(ダサいと印象ダウン)
自分達だけで考えず、第三者に意見を求めたり、お客様の様子をしっかり見るのもポイントです。自分では良いと思っていても、「何このダサい店は……」とマイナスの印象を持たれるリスクもあるでしょう。
フードコート、スーパー銭湯、インベントスペースなどでは特に良さそう!
今回、見かけたのは温泉です。
こうした温泉やスーパー銭湯などの飲食スペースであれば、そもそも短時間利用なので、こうした遊べる飛沫防止パーテーションは良いですね。他にもショッピングセンターのフードコートや、イベントスペースなどでも活用できそうです。
また、ここでしか撮れない・ここだから撮れる工夫があれば、他との差別化になります。地域やそのお店ならではのオリジナリティがあると「そこに行きたい!」という気分が高まるのでより良いでしょう。
こうした施設を運営されている方にとって、今回ご紹介した飛沫防止パーテーションのように思いがけないところにもビジネスチャンスがあるかもしれませんね。
飛沫防止パーテーション用ステッカー
探してみたら、既製品で飛沫防止パーテーション用のステッカーがありました。これ単体で使っても良いですし、これプラスして何らかのカスタムをしても面白そうです。
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また、加工済みのパーテーションもあります。
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