ドナルド・トランプ氏がアメリカ大統領選挙選に勝ち、次期アメリカ大統領に就任することが報じられ、世界中で大騒ぎになっています。
トランプ氏……いや、トランプ次期大統領は、泡沫候補でありながらも差別的な発言や過激な政策などで支持を集め、大統領選でまさかの勝利。当選後、アメリカ国内では反対デモまで巻き起こっています。彼はこれまで政治家として公職に就いたことがなく、さらに軍人としての経験もないということも相まって、国民の不安が高まっているのでしょう。
さて、そんなトランプ次期大統領ですが、日本にとっての大問題は沖縄のアメリカ軍基地について。「在日アメリカ軍の駐留経費は、日本が全額負担せよ! さもなければ、沖縄から軍を撤退させる」というようなことを選挙活動中に発言し、日本を震撼させました。
沖縄のアメリカ軍基地は、中国や北朝鮮からの侵略の歯止めになっているのは明白。もしここからアメリカ軍がいなくなれば、一体どうなるのでしょうか。日本は自衛隊だけで自国を守れる、と周辺各国は考えているでしょうか?
【追記】沖縄県翁長知事は、トランプ氏に祝電
沖縄県の翁長雄志知事は10日、トランプ次期米大統領宛てに「大統領就任後は、米国と沖縄との関係について話し合う機会をつくっていただきたい」と、面会を求める内容の祝電を送った。
沖縄県知事、トランプ氏に祝電…異例の対応 : 読売新聞
北朝鮮の狙いは、米軍の撤退
先日、Amazon プライムビデオで面白い映画を見ました。ひとことでいうならば、ダイハードのホワイトハウス版。
テロリストが圧倒的な戦力を持って、わずか十数分でホワイトハウスを占領してしまうというストーリー。このテロリストは一体誰なのか?
その正体は北朝鮮。
北朝鮮のテロリストが、大統領を人質にホワイトハウスに立てこもります。そして、彼らは、アメリカ海軍・第7艦隊(沖縄県を含む日本海周辺に展開)と在韓米軍の撤退を要求するのです。
そうです。テロリストの狙いは「日本海と韓国からアメリカ軍という脅威を退ける」ことだったのです。
アメリカはプロパガンダに映画を使うので、この映画に感化されすぎる必要はないのですが、アメリカから見た日本海周辺の重要度がわかる映画でした。
本作「エンド・オブ・ホワイトハウス」は、Amazonの『映画見放題(プライムビデオ)』にラインナップされています。Amazonプライム会員の方はぜひ観てみてください。