MacBook ProにBluetoothスピーカーとつないで映画を観ていたら、頻繁に音が途切れる。プツプツ、プチプチという感じで、なんとも聴いていられないほどに。
これまでも時々そんなことがあって、音楽を聴くときはMacではなくiPhoneとスピーカーをブルートゥース接続して聴いていました。でも映画となれば、できるだけ大きな画面で観たいのでなんとかMacとの接続を安定させたいと悩んでいたのです。
Macとスピーカー共に再起動したり、ペアリングし直したりしましたが、一向に良くなりません。そこでネット検索をしてみると、NVRAM / PRAM クリアで直ったという報告を多数発見! さっそく試してみました。
【解決方法】NVRAM / PRAM クリアを実行
- Macをシステム終了させる。
- キーボードの「command (⌘)」「option」「P」「R」のキーを押しながら、Macの電源を入れる。
- ジャーンと起動音が1度聞こえますが、キーボードの指はそのまま待機。
- 再びMacからジャーンと2度目の起動音が聞こえます。
- キーボードから指を離します。
手順は上記の通りです。
手順「2」で、4つのキーを押しならが起動させると書いていますが、先に起動ボタンを押して、ジャーンが鳴る前に4つのキーを押しても大丈夫です。とにかく、2度起動音のジャーンが聞こえたら、NVRAMクリア、もしくはPRAMクリアは成功です。
その後、こ再び映画を観ると……バッチリ音切れは解消されていました!
NVRAMクリアって、そもそも何?
MacにはハードディスクやSSD、メモリとは別に、NVRAMという小さな記憶領域があります。そこには、起動ディスク、スピーカーの音量、画面解像度などの設定が保存されています。
時々、そのNVRAMがおかしくなり異常をきたすことがあります。それをリセットしてやることで、今回のBluetoothスピーカー接続切れ問題は解決しました。
細かな話ですが、昔からMacを使っている方にとっては、NVRAMよりPRAMの呼び名の方が馴染みがあるかと思います。NVRAMは2006年頃からのIntel Mac以降から使われるようになり、PRAMはそれ以前のPowerPCの時代に使われていました。主な用途やリセット方法は同じです。
昔のMacは、PRAMクリアをする機会が頻繁にあった
Mac OS X以前の、Mac OS 9や8以前のMacは使用中にトラブルが頻繁に起きました。使用中に固まったり、起動中に固まったりしたのです。その後、Mac OS Xに以降してからもトラブルは続き、2009年にリリースされたMac OS X 10.6 Snow Leopardから劇的に安定するようになりました。
このSnow Leopardを境に、PRAMクリアはほとんどしなくても良いようになりました。それだけMac OSが安定してきたということです。
今回、僕はかなり久しぶりのPRAMクリア(実際はNVRAMクリア)をして、ちょっと懐かしい気持ちになりました。
今はあまり使う機会がないNVRAMクリアですが、この記事でその存在を知っ方は、ぜひこの機会にそういう小さな小さなメモリ領域があるんだ、ということを覚えておいてくださいね。