ザ・マネタイズ! 稼ぐ方法を身につけたい人が読む本。おちまさと「お金になる頭の使い方」

「お金になる頭の使い方」おちまさと(PHPビジネス新書)
「なるほど!」:☆☆☆☆☆


その企画は、赤字でもやり続ける意味ありますか?

「こないだのイベント、お客さん楽しんでくれてたよね!集客はイマイチだったけど…」。
「あのコラボアイテム、話題性あったよね!全然売れなかったけど…」。

右肩上がりで絶好調な時代は、高確立で当たります。仮に失敗したとしても、再チャレンジして次の企画で当てれば良いのです。しかし、皆さんがいる業界が現在不況の場合は、下手を打てないはず。失敗=虫の息になる恐れがあるからです。

マネタイズできないアイデアに意味はない。

おちまさと「お金になる頭の使い方」 PHPビジネス新書自分がもっとも尊敬している企画人おちまさとさんが、新しく本を出しました。タイトルは「お金になる頭の使い方」。本の帯にはズバリ『1000万円を1億円に変える』など、生々しく書かれています。おちさんはこれまで、企画術、時間術、気づき力、交渉術など、ビジネスシーンで役立つ話題を切り口に、仕事に留まらない人生のクオリティーを上げてくれる教科書的な本を沢山執筆されて来ました。

自分は、おちさんの言葉に何度も何度も腹落ちさせられ、すっかり魅了させられています。

過去におちさんは、企画ヒットに対する対価としてお金の存在を書く事はありましたが、ど直球で『お金』はなかったように思います。そしてさらに『マネタイズ』(意味:収益化)。

もしこれが数年前であれば、声をひそめていう言葉だったかも知れません。今、アベノミクス効果か、長年の不況からようやく光が見えて来ています。そんな絶妙のタイミングで、待ってましたと言わんばかりに、ザ・マネタイズ!

本書では、映画「オーシャンズ11」のように、”銀行強盗型” で華麗に稼ごう、とワクワクさせられる働き方が紹介されています。もちろん強盗を推奨している訳ではありません。映画をご覧になった方はわかると思いますが、ミッション・コンプリートに必要な各専門分野のプロ達がチームを結成し、それぞれが主役でプロの仕事をこなし、ビッグ・プロジェクトを成功させる。わかりやすく、オーシャンズ11の “銀行強盗型” と例えられています。

上に書いた『マネタイズできないアイディアに意味はない』は、本書の序章のタイトルです。

おちまさと本は、インスピレーションの宝庫。

本書はテクニック本ではありません。『気づき』がもらえる本です。

お金になる頭の使い方」に限らずなのですが、おちまさとさんが書かれる本は、読みながらヒラメキがじゃんじゃん沸いて来ます。とめどないその想いを忘れないように、本に書き込む、スマホやパソコンでメモをするなど、読書だけに没頭しないスタイルで本に立ち向かっています。

もし、皆さんもおちさんの本を読む機会があったら、最低でも本に書き込めるペンを片手に、自分の脳みそを左右に揺り動かしながら、アクティブな読書をしてみてください。Swingin’ Thinkin’ !!

あんちょこな虎の巻が欲しい人には、この本は向きません。一生使える能力を磨きたい人には、ぜひオススメです!


お金になる「頭の使い方」 (PHPビジネス新書) [新書]
おちまさと

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<最後にひとこと>
おちまさとさんの本は沢山読みました。その一部のレビューをSwingin’ Thinkinでも紹介しています。自分目線のレビュー(感想)ですが、よかったら合わせて読んでみてください。何度も何度も愛読している自分にとってのバイブル達です!

教科書シリーズは在庫なしが目立っていますが、iPhoneやiPadをお持ちの方はアプリで読む事もできます。