格差社会を越えて、僕らの新たな働き方。「ニッポンのジレンマ」収録会場NHKスタジオへ行って来ました。

原宿竹下通り今のニッポンどう思います?不景気、就職難、ワーキングプア…。特に若い世代の方は、あきらかに先輩世代や親世代とは「仕事との付き合い方」が変わって来ていると、漠然と感じている方が多いのではないでしょうか?

自分も若者達に対して、そう感じている一人です(他人事ではないのですが…笑)。

たとえ頑張って大学を卒業しても、4割が就職出来ない。そうかといって、日本では起業やフリーランスを目指す若者にとって優しい国とも言えない。

皆さん、こんな日本で、どうやってサバイブして行きますか?

*Survive(サバイブ)-  生き伸びる。残存する。

“1970年以降生まれが語る” ニッポン・バージョンアップ作戦「ニッポンのジレンマ 〜格差社会を越えて 僕らの新たな働き方〜」(NHK Eテレ)

NHK放送センター2012年12月9日、渋谷にあるNHKスタジオで行われた、テレビ番組「ニッポンのジレンマ」の収録観覧へ行って来ました。

本番組「ニッポンのジレンマ」との最初の出会いは、今年2012年の元旦。帰省先の実家でたまたま見たのがきっかけです。

それが「ニッポンのジレンマ」第1回目の放送でした。番組構成は1970年以降生まれ限定の討論場組。まさに自分達世代の論客が憂うニッポンの未来について語る、という面白過ぎる企画です。資本主義社会の終焉ではないのか?等、斬新な考え方に目からウロコを落としながら、元旦早々食い入るように最後まで見ました。

あれからテーマを少し変えつつ「ニッポンのジレンマ」は、4度の放送がありました(計5回)。そしていよいよ最初の放送から1年を迎えての、2013年度元旦放送分の収録が行われました。

自分は100名のオーディエンス(観覧者)の一人として初会場へ。単なる傍観者ではなく、会場でしか使えないTwitterのようなツールで会場全員と意見を交わしながらの参加です。

"1970年以降生まれが語る" ニッポン・バージョンアップ作戦「ニッポンのジレンマ 〜格差社会を越えて僕らの新たな働き方〜」

20代は圧倒的にパワフルな世代。ポジティブ精神の大切さも再認識。

激論の内容は放送前なので書く事はできませんが、「若者世代がいかにパワフルで、必要な存在か」と言う事を、改めて感じる事ができました。また、今の日本は昔とはかなり変わってきているというのも間違い無さそうです。

ただ、オーディエンスの意見を眺めていると、「やりたい事なんてない」「やりたい事なんて探せない」という書き込みを何度も見かけました。

これは非常に驚きです。自分がつい先月までいたレゲエミュージック業界では、10代からヴァイブスに溢れ、燃えている若者達が沢山いました。自分の夢(やりたい事)に向かってがんばる!というのは、基本姿勢だったのです。

*Vibes(バイブス)-  ポジティブな気持ち、ポジティブなノリ、前向きなエネルギー。

特に今回は、こんな番組会場に来るほどの方なので、どちらかといえば積極的な人や野心家が多いのかな?と思っていました。しかし、ネガティブな考えもかなりあったのはちょっと意外。「自分たちがニッポンの未来を切り開くぞ!」。そんなポジティブな気持ちを持っておいた方が、きっと自分のチカラは増すと思います。

レゲエ業界では、何でもバイブス、バイブスと言うので、「そんなVibesだけで、全てが上手く行くわけがないだろ!」と心の中でひっそり思っていたのですが、「いや、悪い言葉では無いな。基本的な心の姿勢としてVibesを意識するのは、とても大切な事だな」と改めて感じました。

とはいえやっぱり不安。ニッポンで働くという事。

会場の集合時間は、お昼2時10分。解散は、夜8:40頃。約6時間にも渡って、10人の論客達、100名のオーディエンスが意見を交わしました。結果をいえば、「格差社会を越えて 僕らの新たな働き方」という議題に対する満場一致の方法は出ませんでした。それだけ、若者達にとって今の日本が複雑な状況、先の見えにくい状況になってきている、というのを現しているのだと思います。

ただ、そんな状況下でも「疑問を持ってそれに立ち向かう事」は、未来を切り開く上で大切な事。今回の番組観覧はとても良い機会になりました。白熱する議論、全く反する意見。全てが団塊ジュニア以降の新世代、1970年以降生まれの考えなのです。

多くの皆さんにとって、ニッポンをサバイブしてゆくヒントがきっと得られるはず。2013年の元旦放送「ニッポンのジレンマ」をぜひ見てみてください(深夜23時〜25時30分)。2013年は、元旦からマジメに考えてみましょう!

<今回の “10人の論客” >

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<最後にひとこと>
生きるヒントは、人それぞれ違います。ほんの些細なことが、すごく心の支えになったり、未来を切り開くパワーになったり。だから、そのきっかけを見逃さないようにしないと行けないんです。常に「何か得てやるぞ!」という、戦いのポーズを胸に描いておくとイイと思います。

「がんばれ胸張れ日本人!見せてやろうかい大和魂」by NANJA MAN(レゲエアーティスト)