日本時間2019年6月4日、Appleの開発者向けカンファレンス「WWDC 2019」の基調講演で、新型Mac Pro(マックプロ)が発表されました。
今回はフルモデルチェンジで、スペック向上に加え、デザインも刷新されています。Power Mac G5からMac Pro 2012まで続いた肉厚アルミニウム合金を使ったボディーをを彷彿とさせ、昔からのAppleファンは思わず固唾を吞みました。かっこいい!

しかし、Twitter上では「新形Mac Proは、おろし金に似ている」との声が噴出し、Twitterトレンドにも入るほど盛り上がったのです。
iPadOS、Mac Pro、Apple、SwiftUI、Apple、メモリ1.5TB……おろし金。
Mac Pro とおろし金の比較
まず、こちらが、2019年秋に発売予定の新型Mac Proです。
そして次に、おろし金。
えっ……似てる!?
実は旧モデルのMac Proは、ゴミ箱扱いでした
2013年に登場し、2019年まで続いた「Mac Pro」は、真っ黒の筒状ボディーです。
実はこの時も、あるものに似ている、と話題になったのです。
それは……
ゴミ箱です。
大阪本社の企業、ideaco(イデアコ)社製のゴミ箱「New TUBELOR ブラック」 にそっくりだと、話題になりました。
確かにそっくりです。
■Swingin’Thinkin’ 関連記事
MacProがフルモデルチェンジ。大阪ideaco社のゴミ箱と、まさかのそっくり!
Apple製品、これまでの愛称
「製品に失礼な愛称をつけるな!」
そんなことで怒らないでくださいね。
実は、Apple製品に愛称をつけて愛用するのは、Appleファンにとって昔からの習わしなのです。
一例をあげますね。
- iMac(初代)「おにぎり」
- Power Mac G3「ポリタンク」
- iBook G3「はんぺん」
- iMac G4「大福」
- iMac G5「はんぺん」
- Mac mini「弁当箱」
- iPad Smart Cover「風呂のふた」
……など。
これまでを振り返れば、「おろし金」というのは自然ですよね。きっと愛され続けるマシンになることでしょう。
Mac Pro、なぜおろし金デザインになったの?
最後に、真面目な話。
林信行さん(@nobi)が、Mac Proのデザインについて、ツイッターでこのように解説していました。
新Mac ProのデザインがPowerMac G5チックに戻ったという人がいるけどある意味その通りで当然の帰結のようでいて、実はディテールはかなり違う。元々、アップルは拡張性重視したモデルにすると宣言してたので前の円柱形はない。内部アクセスのしやすさと気流考えた空冷の仕組み極めたG5型になるのは当然 pic.twitter.com/C2cmpynVMh
— Nobi Hayashi 林信行 (@nobi) 2019年6月4日
その一方でG5と全然違うというのはG5では筐体作ってその一面を取り外し可能な蓋にしていたけど、新 #MacPro はラックマウントも視野に入れてるからか、本体の中身をU字型のパイプ状のフレームの間に挟んで、その上から筐体を被せるスタイル。 pic.twitter.com/2FUW4yf45M
— Nobi Hayashi 林信行 (@nobi) 2019年6月4日
2本のU字パイプが新 #MacPro の基本の骨組み pic.twitter.com/SXqxu1sL0K
— Nobi Hayashi 林信行 (@nobi) 2019年6月4日
おぉ、なるほど! 近年のApple製品は、購入後の拡張性の低さに不満を感じていたのですが、Mac Proは内部にアクセスしやすくなっているのです。これは長く使える名器になりそうですね。