僕は以前より「スマートフォンやタブレットは、パソコンの代わりではない」は、ブログやTwitterなどで主張してきました。
しかし、世の中的にはパソコンからのネット接続は減少し、スマートフォンユーザーが上昇しているようです。これについては驚くべきことではなく、サイトのアクセス解析などから既に感じていることですので、「あぁ、やっぱりなそうだよな」という印象です。
スマートフォン(スマホ)やタブレット型端末の普及が進むのと対照的に、パソコン(PC)需要の低下が指摘されている。ある調査によると、10代はPCによるインターネット接続時間が大幅に減っているという。PCの使い手として残るのは、「おじさん世代」だけになるかもしれない。
「10代でパソコン離れが急加速。パソコンからのネット接続は、1年で約3分の2に」。
さようなら「パソコン」 若者のネット接続はスマホが主流に:J-CASTニュースより一部引用
厳密に言えば、スマホはパソコンから派生してきたものであり、また、iOSもAndroidも共にUNIX系のOSですので、パソコンといえばパソコンです。
しかし、スマホとパソコンでは出来る事が違います。
もちろんスマホの方が優位な部分もあります。LINE、Twitter、Instagramを手軽に楽しめたり、GPS機能でナビゲーションになったり、写真や動画が気楽に撮れたり、ゲームが楽しめたり、スマートニュースやGunosyで自分に合った最新ニュースが飛び込んできたり。
ただ、これらはあくまでも手のひらの上で転がされているだけです。アプリを開発するそれぞれの企業が、より多くのユーザーを獲得し、そしてマネタイズ(収益化)する。いわば、テレビの視聴率と同じようなもので、ユーザーは単なる消費者のヒトコマなのです。
対してパソコンは、それらアプリを開発するプログラミングができたり、ウェブサイトをつくってメディアを立ち上げることも出来ます。スマホユーザーがテレビの視聴者だとすれば、パソコンはテレビ局のようなものです。パソコンはクリエイティブな活動が得意で、スマホとは立ち位置が違うのです。
スマートフォン、iPhone、iPadはパソコンのようなもの?は間違い!
これは、3年近く前に僕が書いた記事ですので、今読めば多少古くさいですが、言いたい事は変わっていませんので、興味ある方は読んでみてください。
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就職時の募集要項「パソコンが使える人」が再来するかも?
これは、Twitterだったか、はてなブックマークだったか、どこかで見て面白いなぁ〜と思った言葉です。
僕は今、ライター、映像編集、サイト運営などの仕事をフリーしていますが、「スマホが使えます」では仕事にはなりません。スマホは仕事のサポートはしてくれますが、仕事を仕上げる事はできません。僕の周りに多い、音楽関係者も多くはMacが無くては仕事になりません。
徐々にスマホとパソコンがOSベースで近づいてきていますが、今のところはまだ、パソコンは欠かせません。楽しむだけならスマホやタブレットだけで充分ですが、仕事で活かしたいのであれば、同時にパソコンも使いこなせるようにしておいた方が良いでしょう。
今後変わって行く可能性はありますが、今のところはまだまだパソコン必須!と言うところで、今回の記事を締めくくらせてもらいたいと思います。
パソコン黎明期の子供向けまんが「こんにちはマイコン」。
余談ですが、記事タイトルの「こんにちはマイコン」は、J-CASTニュースの「さようならパソコン」に掛けました。
「こんにちはマイコン」とは、ゲームセンターあらしの作者としても知られる漫画家《すがやみつる》さんによる、パソコン黎明期の頃のパソコン漫画です。1982年に出版され、まだパソコンという言葉が普及する前で、当時は家庭用のコンピューターをマイコンと呼んでいました。マイクロコンピューター、マイコンピューターの略だと思います。
僕も小学校の頃に「こんにちはマイコン」をむさぼり読んで、本書のオマケ的についていた実物大にプリントされたマイコン(NEC PC-6001)のキーボードの紙を机の上に置いて、「いつか欲しいなぁ〜」と妄想を膨らませていました。
すがやみつるさんの漫画はブログで読む事が出来ます。今読んでも抜群に面白いですよ!
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