神社参拝の作法。基本は「二拝、二拍手、一拝」。お賽銭は? お守りは?

初詣など神社参拝では、「前で参拝している人をなんとなく真似ているだけ」なんて方もいるのではないでしょうか。僕も毎年お参りしているにも関わらず、正確なマナーを知らない一人です。

そこで、全国の神社を包括する『神宮本庁』のウェブサイトを参考に、神社参拝の作法を学んでみました。

神社本庁


神社本庁とは
伊勢の神宮を本宗と仰ぎ、全国約8万社の神社を包括する組織として、昭和21年に設立されました。(神社本庁ウェブサイトより)


 

手水の作法

手水の作法(神社本庁ウェブサイトより)

  1. 右手で柄杓(ひしゃく)を取ります。
  2. 水盤の水を汲み上げ、
    左手にかけて洗います
  3. 柄杓を左手に持ち替え、
    水を汲み上げ右手を洗います
  4. 再び柄杓を右手に持ちかえて、
    左手のひらに水を受けて溜めます。
  5. をすすぎます
    柄杓に直接口をつけないようにしましょう。
  6. 静かにすすぎ終わって、
    水をもう一度左手流します

拝礼の作法「二拝、二拍手、一拝」

拝礼の作法(神社本庁ウェブサイト)

  1. まず、神前に進み姿勢をただします
  2. 背中を平らにし、腰を90度に折り、拝をします
    この時の拝は2回行います。
  3. 胸の高さで両手を合わせ、右指先を少し下にずらします。
  4. 肩幅程度に両手を開き、2回打ちます
  5. 指先を揃えます。最後にもう1回拝をします。

神社本庁「参拝方法」より

おさいせんは、丁寧に。


自らの真心の表現としてお供えすることなので、箱に投げ入れる際には丁重な動作を心掛けたいものです。


 

神社本庁「お賽銭について」より

おみくじは生活の指針。持ち帰ってもOK。


「おみくじ」は単に吉凶判断を目的として引くのではなく、その内容を今後の生活指針としていくことが何より大切なことといえます。

また神社境内の木の枝に結んで帰る習わしもありますが、持ち帰っても問題はなく、引いた「おみくじ」を充分に読み返し、自分自身の行動に照らし合わせてみたいものです。


 

神社本庁「おみくじについて」より

お神札、お守り。神様どうしのケンカはない。


一年間お祀りしたお神札は年末に神社に納め、お焚き上げをしてもらいましょう。そして新しいお神札を受けます。お守りも同様ですが、願いが叶うまで身につけても差しつかえありません

お神札やお守りをたくさんもっていると心配してしまうのが、神さま同士がケンカしてしまうのでは、ということ。でも、大丈夫です八百万神という言葉があるように、日本には多くの神さまがいらっしゃいます。神さまは、それぞれの御神徳をもって、協力して私たちを守ってくださるのです。


 

神社本庁「お神札、お守りについて」より

最後に

作法自体は、そう難しいものではありませんでした。基本の「二拝、二拍手、一拝」を知っておけば、あとは心を込めた参拝ができそうです。現地で「どうしたら良いんだろ?」と、不安にならないよう、基本のカタチを知っておきたいもんですね。

また、神社本庁のウェブサイトでは、参拝作法に加えて、七五三や節句、出産と育児に関する神事、お祭りなど、神社に関することがわかりやすく丁寧に書かれています。もっと深く学びたい方は、ぜひ読んでみてください。


<最後にひとこと>
東京都神社庁では、若者たちに神社参拝への理解を深めてもらうため、神社を舞台にした人気アニメ「ぎんぎつね」のチラシを7万枚配布、というニュースがありました。神社のアニメなんてあったんですね!

NHKニュース:漫画キャラクターで参拝呼びかけ

■関連サイト
→ NHKニュース:漫画キャラクターで参拝呼びかけ