ブームというのは、大きなパワーを持っていますね。
ついこないだまで、レゲエといえばダンスホール。「ジャーラスタファーライ」なんて言うのは、ちょっと古いというか、ルーツレゲエに対して心の中で多少の田舎っぽさを感じていました(嫌いではないです、DISじゃないですよ)。しかし、ここ1、2年のラスタブーム。完全に自分もブームに乗っかってしまいました!(笑) いや、むしろやっとルーツレゲエの良さがわかったと言うべきか。
英知を集めて高めた科学や経済。発展は幸福だけではなく、嫉妬や憎しみも増幅しているのではなかろうか。世界の平和とは一体なんなのか? そう考える人も多いでしょう。こんな時代だからこそ、強いメッセージ、強いパワーを秘めたラスタチューンには、強く心を打たれます。
僕が気を惹かれた切っ掛けは、ジャマイカのChronixx(クロニクス)でした。若干20歳の彼が歌う曲に、心を打ち震わされてしまったのです。2012年の「Behind Curtain」でムムッと思い、2013年の「Here Comes Trouble」でガガーンと喰らい、2014年の「Rastaman Wheel Out」で、あ、別格だわ、これは……と完全にやられた訳です。
Chronixxは、若手ルーツレゲエアーティストの筆頭として、今のムーブメントの中心的人物です。
現在ジャマイカでは、Chronixxのような若手が続々と出てきています。最近、気に入っているのはStone LoveのRORYによる新レーベル「Black Dub」からのリリース曲。日本のAnSWeRがMixCDをリリースしたこの一枚。お気に入りです。
Jah 9、Samory I、Protoje、Iba Mahr、Jesse Royalなど、めちゃ渋いっすよ! 1枚でガッツリ聴けるのでおすすめです。
RORY STONE LOVE “MODERN ROOTS BLACK DUB”
AnSWeR (2014-12-17)
売り上げランキング: 367,549
鉛筆で手描きした、エチオピアの皇帝ハイレ・セラシエ1世。
さて、前置きが長くなりましたが、今年2015年最初の夏服は、Mural(ミューラル)の新作「KING OF KINGS T-SHIRT」を購入しました。一目見て、欲しい、即買いです。
見ての通り、Tシャツにはエチオピアの皇帝ハイレ・セラシエ1世が描かれています。実はこれ、ムラサキさんがイラストレーターを目指しはじめた頃に鉛筆で描いた初期作品なんだそうです。
ムラサキさんがプロデュースするファッションブランドMuralが今年10周年を迎えるにあたり、この絵をTシャツとして初商品化させたとのこと。今年の夏は、このセラシエTシャツ着まくります!
皆さんもいかがでしょう。ご購入はE.S.P. TRICKSTARにて。
■関連リンク
→ E.S.P. TRICKSTAR : MURAL(ミューラル)/ KING OF KINGS T-SHIRT
当時ラスタカルチャーにハマっていたので、思い入れのあるハイレ・セラシエの写真の中から一番難易度が高そうなコレを選んで模写しました。ここから本気でイラストレーターを目指しはじめたんです。
色々な人達に支えられて運良く絵描きになれた上に服飾関係にもたずさわれて、そのブランドが今年で10周年。「そーいやここからだったな~」と振り返ってTシャツにプリントしました。
Facebook:Studio Murasakiより一部引用
<最後にひとこと>
ROCKERS channelでは、Chronixxなどルーツレゲエのリリックや、ジャマイカのルーツイベントのレポートなど続々掲載されています。ぜひ、こちらもチェックしてみてください!
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