また白熱灯を買ってしまった…。
それに対して、消費電力が低く長寿命がセールスポイントのLED電球。 世の中は、エコなイメージであるLEDがすっかり主流ですね。電気店へ行くとその扱われ方もあきらかです。
白熱灯は寿命が短いので、「次の買替時こそはLEDを買ってみよう」とは思うのですが、なぜかそそられません。
<白熱灯>
・まん丸なデザインがなつっこい
・光の色合いがふわっと温かい
・安い(200〜300円程度)
<LED電球>
・根元の銀色部分がデカくてギザギザしている
・光の色合いが機械的(に感じる)
・高い(数千円)
癒しと安眠効果がある「さくら色」のLED照明
各社似たり寄ったりで、なかなかLEDが欲しくならない。そんな風に思っていた矢先、SHARPから「さくら色LED照明」という新製品が発表されました。
・・・お!これは?!
まさか仕事部屋をピンクにしたい訳ではないですが、「薄紅色(さくら色)」は、癒しや安眠サポートの効果があり、就寝前に1時間ほどさくら色の光を浴びると、気持ちが落ち着いて寝付きや目覚めが良くなるんだそうです。
これまで興味がわかなかったLEDですが、一度試してみたい。そう思いました。寝室などには面白そうな照明です。また、リラックス効果を狙い、病院の待合室などにも良さそうですね。
日本が生きて行くには「付加価値」を高めて行くしかない!
この照明をみて、2010年に80歳でノーベル化学賞を受賞された、鈴木章(すずき・あきら)北海道大学名誉教授がおっしゃられていた事が、ふいにアタマをよぎりました。
サイエンスやテクノロジーを高めて、付加価値の高い新しいモノを作り、多くの国に喜んで買っていただく。これしか、日本のように資源のない国が生きていく道はありません。
北海道大学ウェブサイトより(鈴木章博士インタビュー)より
(【追記】インタビュー記事公開終了しました)
何事においても「付加価値」を意識してみる
鈴木章教授と、シャープのLED照明は、規模感も視点も違うと思います。しかし、鈴木教授がおっしゃられる『付加価値の重要性』の奥深さにはハッとさせられるものがあります。
鈴木教授のように科学の世界では無い人でも、自分たちの身の回りの、ほんの些細(ささい)なことでさえも付加価値を意識すれば、未来への活路になるのでは無いかと思えて来ます。
例えば…
・料理にひと手間加えて、よりおいしく仕上げる。
・ツイートに一言添えて、より有益なつぶやきに仕上げる。
・自分の仕事に、もう一歩踏み込んで価値を高める。
など。
どんな事からでも良いんです。
付加価値こそ、自分の将来、日本の未来を作る。そんな事に気づかされました。ぜひ、あなたの毎日でも「付加価値キャンペーン」をはじめてみてはいかがでしょうか。
<最後にひとこと>
常に付加価値。簡単そうで難しい。
外国語の習得も、スポーツも、毎日コツコツやり続けるのが大切といわれますが、付加価値も同じかもしれませんね。その内、パッと目の前に大きな道が開けるほどの付加価値をひらめきたいもんです。