日本人の快挙です! アメリカにあるニューヨーク近代美術館MoMA(モマ)に、ガラケー時代に使われたNTTドコモの絵文字が永久収蔵品に加えられました。日本人にとって見慣れたあの絵文字は、NTTでiモードの開発メンバーのひとりであった日本人の栗田穣崇さん(岐阜県出身・1972年生まれ)が作ったものだそうです。
突然のことだったようで、栗田穣崇さんご本人もツイッターで喜びと、当時の思い出をツイートしています。
ドコモ時代に私が手がけた絵文字がニューヨーク近代美術館(NY MoMA)に収蔵されることになりました。>Look Who’s Smiley Now: MoMA Acquires Original Emoji https://t.co/B5d5urVryB
— 栗田穣崇Shigetaka Kurita (@sigekun) 2016年10月26日
母は1999年にiモードが発売されてすぐ購入して、絵文字いっぱいのメールを送ってくれた。当時、絵文字の入力はそれなりに面倒だったので、そんなメールをもらって感動したのだけど、今回のことはそんな母も喜んでくれた。
— 栗田穣崇Shigetaka Kurita (@sigekun) 2016年10月27日
NTTドコモからは、公式の発表もツイートもない
栗田穣崇さんに向けて、大勢の方からの祝福が届けられていますが、当のNTTドコモは、この件に関しては、今のところ華麗にスルーしています。なぜでしょうか?
そんな中、悲しいというか残念なのは、NTTドコモそのものからリリースもなければ、公式Twitterでつぶやく、ということもなかったことです。本当にiモードに関連したことには冷たいように思います。
— 栗田穣崇Shigetaka Kurita (@sigekun) 2016年10月27日
そんな栗田穣崇さんは、現在ニコニコ動画でおなじみ株式会社ドワンゴの執行役員であり、企画開発本部長を務めておられます。
iモードの絵文字、長らくお世話になりました
全てではありませんが、僕が過去につかっていたNTTドコモの携帯電話。通称ガラケーです。
僕は1995年頃、NTTのシティオという都心部限定の携帯電話でケータイデビューしました。iモードが1999年にサービスが始まってすぐに購入しました。携帯でインターネットができるというのはとても楽しくて、パケット通信料だけで1万円を超えたこともあります(初期はパケ放題がなかった)。
女の子から届く、ハートや笑顔の絵文字に深〜い意味を考えてドキドキさせられた若き青春時代は、ドコモとのよい思い出です。
ドコモのガラケーは、iPhoneと2台持ちしながら2013年11月頃まで使っていました。
わが家にある、ドコモの絵文字湯呑み
これ、わが家にあるドコモのノベルティグッズ「絵文字湯呑み」です。もう捨てようかと思っていたのですが、これはMoMAに収蔵されたEmoji(絵文字)の貴重な関連グッズ。捨てなくてよかったです。
余談ですが、絵文字は英語でemojiと言います。日本語がそのまま世界の共通語になっているのですね。
湯呑みの裏には、NTT DoCoMoの文字があります。ちなみにドコモ表記は、現在docomoと全て小文字に変更されています。
さて、この湯呑みでお茶を飲んでみました。
はぁ〜、美味しい。
栗田穣崇さん、ありがとうございました。そして、おめでとうございます!