人生の黄金比率は62%時点。クリエイターは50歳前後に最高潮を迎える。

ライフハッカーに『クリエイティビティがピークを迎えるのは「人生の62パーセントの時点」らしい』という、海外の記事が紹介されていました。

記事によると……

  • 画家が傑作を生み出すのは「人生の61.8%時点」である。
  • それは、平均すると41.92歳で、生涯の62%時点だった。
  • これが人生の黄金比率

これを導き出した、経済学者P.H. Franses氏の論文は、以下のページより無料で読む事ができます。

When Do Painters Make Their Best Work? P. H. Franses (Creativity Research Journal)

■関連リンク
When Do Painters Make Their Best Work? (Creativity Research Journal)

日本人寿命からみる、人生の黄金比率は?

およそ50歳前後にクリエイティビティーの最高潮を迎える、と言うことになります。

<日本人男性>
・平均寿命 – 79.94歳
・61.8%時点 – 49.40歳

<日本人女性>
・人平均寿命 – 86.41歳
・61.8%時点 – 53.40歳


2012年の日本人の平均寿命は女性が86.41歳、男性が79.94歳で、いずれも11年を上回ったことが25日、厚生労働省の調査で分かった。女性は香港に次いで2位に後退した11年から0.51歳延び、2年ぶりに世界一となった。男性も0.50歳延びて世界8位から5位に上昇した。

日本人の平均寿命、女性2年ぶり世界一 男性は5位 :日本経済新聞より一部引用


 

日本人の平均寿命は世界トップレベルですので、62%のピークはP.H. Franses氏の理論より、少し高年齢となりそうです。

もちろんどの画家(アーティスト / クリエイター)にも当てはまる事ではありませんが、アート作品を鑑賞する際のひとつの指標として、年齢を意識してみると、また違った面白さがあるかも知れませんね。

50歳で人生最大級のジャンプを果たす

今は、若者に関する記事がよく目につきます。「20代の起業家」「若手のストリート・アーティスト」など。それは恐らく、メディアがインターネットのおかげで大きな進化を遂げ、その中心にいる多くが20代、30代の若者だからでしょう。ネットを巻き込んだメディア戦略が主流になるにつれ、テレビや雑誌なども、若者を取り上げる機会が増えて来ます。当然、その方が多くの注目を集める事ができ、マネタイズ(収益化)がしやすなるので、自然の流れといえます。

しかし、後世に残す傑作というのは、もっと後の50歳前後なのかも知れない、ということです。

今若い方は、50歳で人生最大級のジャンプを果たす為に、長いスパンで助走しておくというのも、人生プランの手かも! ですね。