舞台演劇を見に行って来ました。東京・世田谷シアタートラムで開催の、劇団KAKUTAによる「秘を以て成立とす」という作品です。
実は『舞台(芝居)を見に行く』と行った行為は、ほぼ初めてでした。過去に見た経験としては、来日外国人によるミュージカル、なんばグランド花月の吉本新喜劇 (*)、中高生の頃の文化祭の劇。その程度です。
今回は知人の勧めが切っ掛け。「そういや行った事がないな」と気づき、足を運んだ次第です。
*もちろん吉本新喜劇も舞台です。自分は子供の頃から大好きです!新喜劇は新喜劇、ジャンルに振り分けられない新喜劇なんです。分けた表現をしてしまいスイマセン!
はじめての舞台演劇、鑑賞の感想。
食わず嫌いというか、これまで芝居を見に行くという人が周りに居なかったので、自分自身もそこへ行く習慣や発想がありませんでした。
会場のシアタートラムは少し小振りの映画館といったところでしょうか。20代から60代あたりまで男女問わず幅広いお客さんがギッシリ。満席でした。映画館との違いは舞台があること。既に組まれた目の前のセットに気分が高まります。
ズバリかなり面白かったです!
すぐ目の前で実際に役者さんが演じているからでしょうか。映画とは違って編集の効果が得られない舞台ですので、役への魂の入りっぷりがビシビシと伝わって来ました。
そもそも映画と舞台は比較すべきものではないかも知れませんが、カメラワークや場面の切り替えがない分、それを役、音、光などを使って、お客の視点や意識を引きつけて行きます。
今回見た「秘を以て成立とす」は、小さなステージの上でありながらも、深い人間模様を表現していました。『ん?これはどういう意味なんだろ?』という展開に惹き付けられつつ、最後に『あー!そうだったのか』と感動。改めて2度見てみたくなる大作でした。
映画は、映画館に行かなくてもテレビやDVDなどで見る機会も多いですが、舞台はふつうに生活している限り、目にする機会はほとんど無いでしょう。ですが、今回は新鮮な気分ですごく楽しかったです。一度行っただけで偉そうに言うのは恐縮なのですが、皆さんもぜひ!「舞台を見に行く」という楽しみを生活に加えてみてはいかがでしょうか。
<最後にひとこと>
今回、何の前知識もなくノリで行ったのに、思ってた以上にかなり楽しかったです。芝居は映画よりも入場料が高めですので、色々調べて見に行くのを厳選するのも今後の楽しみになりそうです。とはいえ、芝居は期間が終わればもう見れない。悩んでいるうちに終わってしまうっていう緊張感も良いですね。