Apple Storeで下取り額を引いた残りの金額でローンが組めるのはペイディのみ! オリコとの違いは?

Apple StoreでMac、iPad、iPhoneなどの製品を購入する際、Apple製品の下取りや金利0%のショッピングローンが利用できます。一見、便利そうに思えるのですが、実は細かなルールがあり、必ずしも勝手が良いとはいえません。

僕は2024年3月末にMacBook Proを購入したのですが、その際、Apple Storeの方に電話で下取りやローンのことについてあれこれと教えてもらいました。

結果的に、僕はクレジットカードで一括購入をしたのでローンは使わなかったのですが、せっかく得た知識ですので、これからAppleの下取りサービス(Apple Trade In)や金利0%のショッピングローンを利用したい方のために、教えてもらったことを共有します

AppleStoreで使えるローンについて、使い勝手においては自由度が高くは無いので、購入手続き時にがっかりしないよう、事前に知っておいた方が良いかと思います。

ちなみに、これは現時点での状況ですので、今後変わる可能性はあります。今回の話を聞いて気になるポイントがありましたら、Apple Storeへご相談してください。問い合わせ先については、Apple公式サイトの商品購入ページなどに、電話やチャットで相談する方法が書かれています。

それでは、Apple製品の下取りや金利0%のショッピングローンの利用を検討している方にお伝えしたいことを、押さえておきたい5つのポイントとしてお伝えします。

りんごの学校
本記事の内容は、僕が運営しているYouTubeチャンネル「りんごの学校」でも解説しています。

1. 下取り額を引いた価格でローンで購入できるのは「ペイディ」一択

Apple Storeでは、2社からのショッピングローンから選べます。以前はオリコだけだったのですが、今はオリコとペイディの2つがあります。

これは「どっちでもいいよ。お好きな方をどうぞ」という訳ではありません。下取りに出すデバイスの金額を引いた金額でローンを組みたい場合は、ペイディ一になります。

わかりやすく言うと、30万円のMacを買う時に、10万円で下取りできるデバイスを下取りに場合、残りの20万円で分割できるというわけです。これがペイディの分割払いです。

一方のオリコは、下取り額は考慮されず、元の30万円での分割になります。下取り分については、追って買取金額分がAppleギフトカードで届きます。これはローンの支払いに充当することはできません。

2. ペイディの分割回数は固定、オリコは分割回数を選べる

ペイディのデバイスごとに分割回数が決まっていて変更できません

金利0%の分割回数

  • iPhone 36回 / 24回(機種やオプションによって異なります)
  • Mac 24回
  • iPad 12回
  • Apple Watch 3回
  • AirPods 3回

参考:ペイディあと払いプランAppel専用について

一方、オリコのショッピングローンは、30,000円(税込)以上の購入で、金利0%が「6回〜24回払い」から分割回数が選べます

分割金利0%が適用される分割回数

  • 6回
  • 10回
  • 12回
  • 18回
  • 20回
  • 24回

参考:オリコ

3.「Appleギフトカードを使って残りの金額を分割」はできない

Appleギフトカードを持っていたり、すでにチャージ済みのギフトカードがある場合、それを使ってMacやiPadを購入したいですよね。もちろん商品購入代金に使えるのですが、分割払いをする場合はペイディ・オリコともにAppleギフトカードは使えません

たとえば、30万円のMacを買う際、2万円分のAppleギフトカードを持っていたとしても、それを使って、28万円分のローンを組むことはできないというわけです。

正直これに関しては、かなり「なんでやねん」と不満を覚えました。

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4. ペイディは審査に落ちやすい

SNSでペイディについての口コミを調べていると、ペイディの審査が通らず落ちたという声を多数見かけました。審査はスマホのペイディアプリから受けることができ、最短数分で返事がきます。このとき審査に落ちたとしても、審査に通らなかった理由については教えてもらないとのことです。

ブラックリストに乗っている、収入が低い、もしくは無収入、あとは学生であるとか、フリーランス・個人事業主であるとか、家族構成や扶養家族の数とか、いろいろな角度から審査されるみたいです。

ペイディはApple以外でも使えるのですが、他社での買い物時には使えていたのにAppleで使えなかったということもあるようです。特に10万円を超えるような高額商品については、ペイディ側も慎重になっているのかもしれませんね。

ペイディが使えないと、先ほどお伝えした「下取り額を引いた価格でローンで購入」はできなくなります。

5. iPhone購入時のみ、下取りに使えるデバイスはiPhoneのみ

Macを下取りに出してiPadを買ったり、iPadを下取りに出してMacを買ったりできるのですが、iPhoneはそれができません。iPhoneを購入する際に下取りできるデバイスはiPhoneのみとなります。

この理由もよくわからないのですが、そういうことだとAppleのサポートの方が電話で教えてくれました。

【まとめ】下取り&分割ならペイディがおすすめ! ただし審査落ちの可能性も考えて

以上、押さえておきたい5つのポイントとなります。

今回の話をまとめると、下取りをしてもらって、残りの金額をローンにしたいなら、ペイディということになります。ただし注意点としてはペイディは審査落ちする可能性が結構あるということです。

お金がなくてカツカツの状態で分割購入したい場合、当てが外れて焦るとことにもなりかねません。

落ちてしまった場合はオリコローンにして、下取り額をAppleギフトカードで受け取りましょう。Appleギフトカードの利用は、その後のiCloudやAppleMusicなどのサブスク料金代、もしくはAppleStoreでその他のデバイスや周辺機器の購入、AppStoreでのアプリ購入などで使ってください。

オリコも審査落ちしてしまったらごめんなさい。お金を貯めてから買うか、それとも金利を払ってクレジットカードの分割払いを利用することになります。無理は禁物です。ローンのご利用は計画的になさってくださいね。