Adobe Creative Cloud(Adobe CC)は、何かと不具合が多すぎやしませんかね。Mac版。
数日前より、僕が使っているMacBook Pro 15インチの冷却ファンが、ブンブン回るようになりました。ついでに、Mac本体も熱くなってきます。「特に大した作業もしていないのに、おかしいなぁ……」と思っていました。
バックグラウンドで何か動いているのかな思い、アクティビティモニタで調べてみると、犯人はAdobe Creative Cloudでした。
- CCXProces
- CCLibrary
このふたつのファイルが、CPUの負荷を独占していたのです。99.1〜99.9%の間をうろうろ、ほぼ100%で推移。メモリもどんどん大きくなって行き、数分で1GB以上に膨らみます。そのせいで……
- Macの動きが重くなる
- Mac本体が熱くなる
- Macの冷却ファンがまわってうるさい
- バッテリーの消耗が早くなる
など、最悪な状況に陥ります。極悪なウイルスかと思えるくらいに。
この問題に関しては、以下のリンク先に詳しく書かれていました。ぜひ、ご参考に読んでみてください。
■関連リンク
→ Adobe の Creative Cloud アプリが更新されてから、CPU が異常に高負荷で Mac が使い物にならない(未解決)
- 「CCXProcess」「CCLibrary」をアクティビティモニタで終了させても問題無し。
- また勝手に起動してくる場合もあるが、同じく終了させるとよい。
- Macではなく、しばらくはWindowsを使う。など。
僕のMacでは、CCLibraryは終了させてもさせても、すぐに自動起動してきます。そしてしばらくすると、CCXProcessもやっぱり起動。うーん。
これだけではない、Adobe CCの不具合。
超巨大ファイルが自動生成され、Macの容量がいっぱいに!
僕が実際に受けた不具合としては、「PDApp.log」という100Gを超える巨大ファイルが自動生成されていて、Macの容量がいっぱいになって焦ったことがありました。しかもそれは、隠しファイル(ライブラリ > Logs)の中にあるという……。
■関連リンク
→ Macの容量が突然一杯に!なぜ?→原因はAdobe Creative CloudのPDApp.logというログファイルでした
クラウドストレージの同期ができない。エラーがでる。
さらに他にも、Adobe CCユーザー向けに提供されるクラウドストレージ「Creative Cloud Files」が、なぜが同期できないという問題。これは「options.tix」という設定ファイルの異常(バク?)でした。
■関連リンク
→ Adobe Creative Cloud ファイルの同期ができない問題、あっさり解決。
アップデートを待つしかないかも。
Adobe Creative Cloudとは、グラフィックデザイン、動画制作、ウェブ制作などを行っている方には超おなじみの老舗ソフトウェア会社。2012年より、ソフトウェアの単体販売から、サブスクリプション方式(月額料金)へと移行しています。月額料金は4,980円。
すごくユーザー数は世界中に多いと思うのです。連休明け、結構大変な会社さんも出てくるのではないでしょうか。重大すぎる不具合、勘弁して欲しいです。
【追記 11/30】
定かではありませんが、Mac OS Xの最新版「El Captain」で不具合が発生しているという声も見かけました。僕の環境も、同じくEL Captainです。
重いと思ってたらAdobeの不具合出てるのね。先日の自動バージョンアップでCCLibrary、CCXProcessってのがメモリ占領するようになったらしい。CCユーザーでOS X ElCapitanの人が該当。圧縮隔離は自己責任で https://t.co/tJhvyyl6Fk
— 澤田 圭 キャラクターデザイナー (@keisawada) 2015, 11月 29
あぁ〜、とにかく仕事にならない。なんとかしてくれ! https://twitter.com/KeitaroKitano/status/671138132901961728
【追記 11/30(2)】
Adobeから公式アナウンス。暫定的な回避方法(Creative Cloud デスクトップアプリケーションのアンインストール)だそうです。かなり暫定的だなぁ……。まだ試していません、取り急ぎ!
【速報】Creative Cloudデスクトップアプリケーションをアップデート後、MacOS環境の一部のお客様からプロセスのCPU使用率が増大するというご報告を頂いています。ご迷惑をお掛けしますが、こちらの回避方法をお試しください。 https://t.co/qg1y0Lso6G — アドビ サポート担当 (@AdobeSupportJ) 2015, 11月 30
【追記 12/1】
外出先でMacBook Proをバッテリー駆動させる場合、ファンの騒音とバッテリーの消耗(感覚的には普段の3倍くらいの早さで減った)で大変なので、アドビサポートに従って、Creative Cloudデスクトップアプリケーションをアンインストールしました。
これにより、アップデートの案内や、共有フォルダの同期ができなくなります。暫定的……とのことなので、修正アップデートを待つばかりです。ところでCreative Cloudデスクトップアプリケーションがない場合、どうやってアップデートを知るんだろ?^^;
アンインストールが完了したら、Macを再起動。アクテビティモニタは、とても穏やかな状態に戻りました。
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