16年前の趣味のホームページ、ほぼ更新せずに月間50万PV。ブログよりミニサイト、情報サイトでオーソリティーを目指そう!

16年前の趣味のホームページ、ほぼ更新せずに月間50万PV。ブログよりミニサイト、情報サイトでオーソリティーを目指そう!

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情報サイトでオーソリティーを目指そう!: 10年先も生き残る安定志向のサイト構築論

更新せずに、月間50万PV(ページビュー)

16年前、2000年に趣味で開設したアコースティックギター講座の個人サイトが、ほぼ更新していないにも関わらず毎月50万PVある、という方のウェブサイト制作に関する本を読みました。

これがとても面白く、読みやすい本でしたのでご紹介します。

*現在、年に数記事更新。2008年から2013年までの5年間はほぼ更新なし。

50万PVは、個人ブログではトップクラス。企業の大規模サイトでも高い目標

ブログやウェブサイトを運営している方は、この数字の意味するところはすぐにわかるでしょう。ページビューとは、アクセス数のこと。そのサイトが1ヶ月のあいだに50万回表示されたことを表しています。

これは、個人ブログや個人サイトでは相当高い数字。「センスがある記事」「SEOを意識した記事」を、何年間も更新し続け、優秀な人のみがたどり着くことができる凄いレベルです。僕もまだ、たどり着いたことはありません。

企業が運営する、何人ものライターを抱える大規模サイトであっても、月間50万PVは大きな目標ともいえる数字でしょう。

それを、本書「情報サイトでオーソリティーを目指そう!」の著者a-kiさんは、16年前に立ち上げた趣味サイトで、更新せずに毎月50万PVを獲得しているということです。

一体なぜなのか!?

それは、本書タイトルにもある「オーソリティー」であるからなのです。

ニッチを狙って全力で1番化!

2位じゃダメなんでしょうか?
2位じゃダメなんでしょうか?

僕は音楽業界に長らくいますが、何年も何十年も売れ続けている曲があります。たとえばボブ・マーリーの「レジェンド」というアルバムは、iTunes Storeのレゲエ・チャートを見ると、いつ見てもトップ10以内にいます。それは、「レゲエといえばボブ・マーリー」と多くの人から思われているからです。

そうです。
それが、オーソリティー(Authority)です。

女性アイドルグループといえば、AKB48。
怪獣映画といえば、ゴジラ。
ジーンズといえば、リーバイス。
検索サイトといえば、Google。
電子書籍を買うなら、Amazon Kindle。
……など。

知名度があり、信頼があるのが、オーソリティーです。

「名もなき個人が、そんな高みを目指せるはずが無いじゃないか」と、思うでしょう。でも、a-kiさんはこう言います。

小さなマーケットやニッチなテーマで構わないので競合が手を付けていないもの、あるいは手薄なテーマを狙います。そして競合が本格参入する前に全力で1番化しましょう。5-2 弱者の戦略より

a-kiさんは、ブルースギターの中でも、「フィンガーピッキングブルース」というニッチなジャンルに絞り込みました。そうすることで、個人サイトであるにも関わらずGoogle検索1位になることができ、さらに開設から16年以上経った今もその地位を保持しているのです。

もし「ブルースギター」がテーマであれば、競合が多くて1位になるのは難しく、仮になれたとしてもいつライバルに蹴落とされるかわからず維持し続けるのは困難だったでしょう。

ただし、ニッチすぎれば需要が少ないので、いくら一番だとはいえアクセス数を集めることはできません。また、企業など資本力がある場合は、必ずしもニッチを狙わないといけないという訳ではありません。

ミニサイトとブログの違い

ブログは、基本的に終わりがありません。運営者が「辞めた」と言えば、それまでですが、その時点で内容として完結した訳ではありませんよね。

それに対してミニサイトは、初めから完結する目的で作ります。そして完成すれば、基本的には放置。情報が古くなってしまった部分のみの修正(リライト)程度に留めます。たとえば、街の飲食店を紹介するミニサイトの場合、閉店してしまったなど。

また、ブログはある程度テーマや方針を決めてあったとしても、テーマに沿って思いつきで記事を追加して行く場合が多いでしょう。しかし、ミニサイトは最初からサイトに掲載する全ての記事を決めておき、完成に向けて進めて行きます。1冊の本を仕上げるのと同じですね。

記事内容を仕分け。フロー情報とストック情報

何年、十数年にもわたって見てもらえるサイトにするには、記事の内容は陳腐化しない情報である必要があります。

本書では、記事の内容を「フロー情報」と「ストック情報」に仕分け、ミニサイトはストック情報を掲載するよう推奨しています。

フロー情報とは、ニュースや時事問題など、その時々の旬な話題。ストック情報とは、最新カメラ情報ではなくカメラの撮影技術であったり、a-kiさんのサイトであればギターの弾き方であったりという具合です。

ブログの場合、フロー情報とストック情報を織り交ぜる場合が多いでしょう。ミニサイトの場合は、数年後にも読んでもらえることを意識して書くストック情報のみで構成すると良さそうです。ただしa-kiさんは、フロー情報であっても工夫すればストック情報になり得るとして、本書ではそのテクニックも紹介しています。

フロー情報とストック情報に関しても、本の世界と同じと言えそうです。週刊誌や雑誌などは発売直後をターゲットにしていますが、料理本や歴史本、自己啓発本や名言集などは、何年にもわたって売れ続けることがあります。

ミニサイトの規模は、全5ぺージの超ミニサイトでもOK

さて、ミニサイトというからには、どれくらいのサイズ感なのか。a-kiさんは、こう説明しています。

コンテンツの規模に決まりはありませんが、一通りの情報を網羅しコンテンツが完結するなら総ページ数5ページという超ミニサイトでも構いません。

一般的には5〜10ページ程度を1カテゴリーにまとめ3〜10カテゴリー、全体で15〜100ページ程度にまとめるのが適正でしょう。

4-2 ミニサイトがうまくできない原因:構想が壮大すぎる

ちなみに、僕が運営するこの雑多ブログSwingin’ Thinkin’は、現在462記事を公開しています。「ミニサイトは5ページから」というのは、とても気軽な分量です。自分の得意なテーマで、いっちょやってみたい! という気にさせられます。

1時間で読めるのに濃厚。Amazon Kindle限定で390円(安い!)

本書、「情報サイトでオーソリティーを目指そう!: 10年先も生き残る安定志向のサイト構築論」は、ズバリ最高です!

まずは、390円ととっても安い!

そして、ミニブログを解説するだけあって、全体がとてもコンパクトにまとめられていて全60ページ。1時間もあれば読めるでしょう。

本書はAmazon Kindle(電子書籍)限定販売です。もしこれが紙の本であれば、こんなに薄い本は出版社が許してくれず、きっと水増しさせられるはず。本の厚さに関係なく出版できるKindle本だからこそ、本当に必要なことだけをすっきりとまとめることができるのです。

また、a-kiさんは文章が上手いので、とても読みやすくて、理解がしやすかったです。ミニサイトにチャレンジしようと思う方は、a-kiさんの文章や構成からも学べることがあるでしょう。

本書は、以下の5章で構成されています。最後の5章では、ランチェスター戦略(ランチェスターの法則)も登場し、弱者・強者それぞれの戦略が書かれています。本当にコンパクトながらも、しっかりと網羅した内容にまとまっています。

  • 【第1章】オーソリティーサイトとは
  • 【第2章】情報サイト構築の流れ
  • 【第3章】コンテンツ表現の3形態
  • 【第4章】ミニサイトからはじめてみよう
  • 【第5章】情報サイトの競合対策

ハッとさせられる良い本でした。偶然見つけたのですが、出会えてよかったです。

ウェブメディアに興味がある方、ぜひ読んでみてください。

【余談】サーバーはエックスサーバー、ドメインはムームードメインがおすすめです

ブログを併用しながらミニサイトを作りたい。
将来的には複数のミニサイトを作りたい。

そんな方は、僕も使っているこのレンタルサーバーとドメイン取得サービスがおすすめです。

断然おすすめのサーバー「エックスサーバー」

月額900円(税抜)から、高速・多機能・高安定レンタルサーバー『エックスサーバー』

サーバーの容量が許す限り、いくつでもドメインを割り当てることができます。

一番安いプランでも200GBもあり、これは個人レベルでは使いきれるレベルではありません。ミニブログ1つに500MB使ったとすると、400サイトも作れるのです。

僕ももうひとつの個人ブログ「パパやる」で、エックスサーバーを使っていますが、アクセスが急増したときでも表示が遅くなることもありませんでした。サイトの表示スピードはユーザーに使ってもらいやすいだけでなく、Googleもサイトの評価のひとつにしているので、サーバー選びにおいて速さは重要です。

とにかく安い「ムームードメイン」

格安ドメイン取得サービス─ムームードメイン─

エックスサーバーでもドメインは取得できます。「.com」で年間1,500円(税別)と、それほど高くはないのですが、ロリポップは「.com」で1,280円(税別)。その差はわずかですが、ドメインは一度取得すると大抵そこ契約しつづけることになると思いますので、できるだけ安いに越したことはありません。

ドメインは安いからといって、サイトの表示が遅くなるなど何か悪影響がある訳ではないので、ここは価格で決めても良いでしょう。僕も、ドメインはすべてムームードメインで取得しています。