東京・大阪間、最安3,000円。飛行機、新幹線、レンタカー、高速夜行バスを比較しました

僕は、深夜バスが苦手です。

乗車時間は長いし、座席は狭いし、バスの音がうるさいし、知らない人と一晩を過ごさないと行けないし……。

ヤダな……と思いつつも、先日、人生2度目の高速深夜バスに乗りました。

高速バス(深夜バス)

あれ? 意外と快適?? 約6年半ぶりなのですが、過去のイメージとは違って、案外悪くなかったです。

【東京・大阪間】新幹線、飛行機、レンタカー、バスを比較

僕は、東京と大阪間の移動がよくあります。都市間の移動ですので、選択肢は豊富です。

東京と大阪の移動は、主にこの4つの方法があります。

料金と移動時間を比較してみました。

交通費(往復) 移動時間(片道) コスト 利便性
飛行機 約22,000〜30,000円 約1時間
新幹線 約30,000円 約2時間30分
レンタカー 約47,000円 約7時間〜8時間 ×
バス 約6,000円〜 約9時間〜10時間

 

*【レンタカー】は、車種、レンタル期間、燃費、ETCの割引時間などで大きく変わります。ここでは、この以下の条件で計算しました。ジャパンレンタカー渋谷店で小型車ヴィッツを3日間レンタル「16,200円」。高速料金は、ETC割引時間に移動して往復「約16,000円」。ガソリン代は、移動距離1,300km、レギュラーガソリン150円、燃費13km/Lとして「15,000円」。

*【格安航空券 / LCC】ジェットスターの成田-関空便もありますが、出発が6時など早朝すぎて、その時間帯に空港へ行くには、「空港の近くに住んでいる」「誰かに送ってもらう」「前日入りして空港で泊まる」など、現実的でない部分があるので今回は除外しました。

早さは飛行機

移動時間でもっとも早いのは飛行機です。ただし、東京の羽田空港・成田空港、大阪の関西国際空港・伊丹空港ともに、都心から離れていて不便。

「空港の近くに住んでいる」「目的地が空港のそば」などであれば良いのですが、そうでないのなら、案外飛行機にはメリットがありません。

便利なのは新幹線

新幹線の駅は都心にあります。東京駅、品川駅、新大阪駅。

都市と都市を結ぶ魅力はピカイチですね。

荷物が多い、人数が多ければレンタカー

レンタカーは、移動に時間がかかります。また、渋滞のリスクがあるので、到着時間が思い通りに行かないという不便さがあります。

荷物が多い、2名以上で行くなど、特別な場合でない限りメリットは無さそうです。

バスは、とにかく安い

バスは爆安! 片道3,000円からあります。しかも、発着地点が「新宿や渋谷」から「大阪や難波」といった、街のど真ん中をつないでくれます。バス車内に我慢ができるのなら、実はバスは最強なのです。深夜バスであれば、眠っているあいだに移動できるので一石二鳥です。

東京・大阪間、4,300円の深夜バスで移動

自分が乗車したバスはこれ。さくら観光の「リラックス 4 プラス」です。

さくら観光 リラックス 4 プラス

高速バスは、主に「3列シート」「4列シート」のタイプに分かれています。

さくら観光では、3列シート × 4タイプ、4列シート × 4タイプ、合計8つのグレードのバスがラインナップ。今回は、4列シートの上位タイプを選びました。価格は片道4,300円!

高速バスは、各バス会社のウェブサイトで予約するより、何故か「楽天トラベル」で予約した方が少し安いです。バス会社をまとめて一度に検索できるので、チケット購入は「楽天トラベル(高速バス・夜行バス予約)」がおすすめです。

楽天の高速バス予約サイト バスタイプもいろいろ。全国52路線181便運行中!!

今回、なぜ高速深夜バスが不快ではなかったのか?

今回乗ったのは「東京・新宿 → 大阪・なんば」、以前乗ったのが「大阪・なんば  → 東京・新宿」。逆方向ですが、同じルートです。

前回は疲れたのですが、今回は疲れなかったのは何故か? まだ2回しか乗った事がないので、ズバリこれがポイントとは言いきれないのですが、前回と今回の違いは以下のとおりです。

  • 前回は終点が東京ディズニーランド。今回は東京駅発、大阪・天王寺終点。
  • 前回はノーマルの4列席。今回は4列ゆったりシート。

前回はレジャー目的が多く、ひそひそと会話聞こえてきて寝れなかったのです。今回は発着地点が街中で、ビジネス目的が主なのか、お一人様客がほとんど。移動中は静かでした。

また、今回は同じ4列でも「ゆったりシート」。前の席との幅も広々していて、シートのリクライニングもしっかり倒せる。また足元にはフットレストもある。これは本当にゆったりできました。

ノーマルは飛行機のエコノミーに近く、ゆったりは新幹線に近い乗り心地です。

僕は『身長175cm、体重78kg』と、まぁまぁ大柄なのですが、しっかり熟睡出来ました。


<快適なバスを選ぶポイント>
・レジャー地点を含まないルートを選ぶ。
・ゆったりやリラックス、と書かれた車種を選ぶ。


長距離バス車内では、さっさと寝たもん勝ち!

飛行機で移動中は本が読める。新幹線は食事や軽い仕事ができる。車は考え事ができる。

バスは……寝れる!

バスの最大のデメリットは、移動時間が長いという事です。長距離バスは深夜運行が多いので、ここは睡眠時間と割り切って寝てしまいましょう。「さぁ、寝るぞ」とバスに乗り込み、爆睡して起きたら到着が理想です。


<バスを快適に過ごすポイント>
・移動中は睡眠時間と割り切る。
・車内は乾燥気味なので、寝るとき用の保湿剤入りマスクをつける。
・手元に水を1本持っておく。
・バイブ機能のアラームをセットしておく。さくら観光のスタッフさんは、寝ているお客さんに「下車予定地に着きましたよ」と声を掛けていましたが、この親切なサービスは会社や個人差があると思います。自分で到着予定時間前に起きれるようにしましょう。


長距離バス、意外と女性客が多い。男女が隣の席にはなりません

今回乗ったのは、平日木曜日の夜出発のバスです。ほぼ満席でしたが、ザッと見た感じ7〜8割が20代と若手が多かったです。あと驚いたのが、女性客の多さ。全体の6割は女性でした。

ちなみに男女混合といっても、男性と女性が隣同士の席になる事はありません。バス会社として、その辺はもちろん配慮しているそうです。

女性の方でも、男だらけの中にポツリ……という感じではないと思いますので、安心です。

【追記】WILLER TRAVELが、丁寧、快適でした。

WILLER TRAVELその後2回、計3回深夜バスに乗りました。全て違うバス会社を選んだのですが、最も良かったのはWILLER TRAVEL社さんのバスでした。

3列シート・トイレ付き(大阪→東京)が4,800円。最も快適に過ごせたのがこのバスです。

・乗務員さん、係員さんが、親切かどうか。
・バスの振動(揺れ)が少ないかどうか。

今回、3度深夜高速バスに乗って、この大事なポイントがわかりました。

WILLER TRAVEL社 の係員さんは親切で、僕の側にチケットがちゃんと取れていなかったお客さんが居たのですが、それに対して係員さんが即座に対応し席を確保していました。また、荷物の預ける際の乗務員さんも親切。わずかな心づかいでも、あるとないとでは安心が違います。バスは2階建ての2階で、揺れも少なく快適でした。

別の便で3列シート4,200円という安いバスに乗ったのですが、車体が古いのか微妙な振動がずっと続き、乗っているだけで疲れてしまいました。バス会社によって、快適度は違うようです。

快適なのは新幹線。でも、高速バスも悪くない

個人的には、快適度ナンバーワンは新幹線。駅弁&ビールを堪能し、ノートパソコンを開いて多少の仕事もできるのが魅力です。バスは過去に一度乗って苦手意識がありましたが、今回「そんなに悪くないな」という感想に変わりました。早朝に到着するので、初日から無駄なく動けたのも良かったです。

また、高速バスといえばちょうど昨年4月29日に関越自動車道で乗客7名が亡くなる大きな事故が起きました。その事故を受け、今は抜き打ち検査が行われたり、今年8月より「新高速乗合バス」制度がはじまるなど、安全面が強化されているようです。

予約は、バス会社で申し込むより安い、楽天が便利でお得です。

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