【写真レポート】代々木公園がデング熱流行で閉鎖! 隣の明治神宮には日本人がほぼ居ない。でも外国人は大勢いる……なぜ?

まずはじめに、渋谷の代々木公園を起点にデング熱の感染拡大が連日報じられている最中、興味本位で行って来たのではありません。デング熱が話題になる以前からから計画していた、ある目的を遂行するためです。本来であれば今週月曜日(9月1日)に予定していたのですが、こういう事態になったので延期をしていました。

代々木公園では蚊の駆除を入念にやっていると報道もされているし、さすがにもうデング熱の媒体となる蚊は居ないだろう。そして、明日から4日間連続で雨の天気予報。「もう今日しか無い!」と行って来た訳です。それがまさか、公園を出た途端に閉鎖されるなんて……。

代々木公園「蚊にご注意!」の看板。

とはいえ念のため虫除けスプレーを全身に噴霧し、草むらに近づかないよう注意して歩きました。しかし、結果的には不用意な行動となってしまったのです。もし発熱したら即、病院へ行ってきます。


東京都は今もウイルスを持った蚊が生息しているとみて、4日午後2時から一部を除いて、当分の間、公園を立ち入り禁止にし、5日以降、蚊の駆除を行うなど対策を急ぐことにしています。

代々木公園一部除き立ち入り禁止に:NHKニュースWEBより一部引用


 

代々木公園は鳩とカラスばかり。人がほとんど居ない!

渋谷駅前、スクランブル交差点「三千里薬局」。
2014年9月4日 13時12分
渋谷駅前、スクランブル交差点「三千里薬局」。

虫除けスプレー「ムヒ ムシペールPS」を購入
13時17分
虫除けスプレー「ムヒ ムシペールPS」を購入。公園に入る前、帽子から足元まで全身に噴霧。

公園通り側から代々木公園へ入る。
13時32分
公園通り側から代々木公園へ入る。ほとんど人が居なくてビックリ。両側にチラホラ人が座っている程度。鳩の方が遥かに多いです。

代々木公園内のイベントステージ。
13時36分
代々木公園内のイベントステージ。そばの売店は営業していましたが、人はほとんど居ません。

園内にある歩道橋。
13時37分
園内にある歩道橋。草が抜かれていました。枯らす事によって蚊を減らす為でしょうか。

ステージ脇のベンチ
13時38分
ステージ脇のベンチ。2人ほど寝ている方がいました。

歩道橋
13時39分
歩道橋。人はいません。

噴水がある公園
13時39分
噴水がある公園。見えるでしょうか?噴水が止まっています。

噴水に近づいてみると、水が抜かれていました。
13時43分
噴水に近づいてみると、水が抜かれていました。蚊の発生を抑えるためでしょう。

園内の花を撮影するカメラマン
13時44分
園内の花を撮影するカメラマン。この辺りには、人がちらほら居ました。

バリケード用の機材
13時45分
バリケード用の機材。この時は気づかなかったのですが、のちにこれで公園を閉鎖したのだと思います。

橋がかかった池の水も抜かれています
13時46分
橋がかかった池の水も抜かれています。

この辺りは鳩ではなく、カラスが沢山います
13時46分
この辺りは鳩ではなく、カラスが沢山います。カラスとセミの鳴き声が響いていました。

水を吸い上げるためのバキュームダンパー
13時50分
水を吸い上げるためのバキュームダンパーを、園内で何台か見掛けました。

魚がいる池
13時58分
魚がいる池の水は抜かずに、ボウフラ対策をしているそうです。

池。
13時58分
池。

外国人カップルが、園内を散歩してました。
13時59分
外国人カップルが散歩をしてました。
また園内では、ホームレスと思われる方も10名ほど見掛けました。

原宿側より代々木公園を出ました。
14時3分
原宿側より代々木公園を出ました。後からみたニュースによると14時に閉鎖と書かれていましたが、この時点ではとくに何も気がつきませんでした。

明治神宮は、ほぼ全員外国人観光客。日本人がいない!

明治神宮は代々木公園に比べ、結構な人が居ました。
14時10分
明治神宮は代々木公園に比べ、結構な人が居ました。

外国人観光客
14時14分
そのほとんどは外国人観光客。中国語や韓国語を話すアジア人や、英語、スペイン語などを話す白人達です。

ほぼ全員が外国人
14時21分
ザッとみた印象では、ほぼ全員が外国人で、警備員や売店の店員だけが日本人だった、という印象です。明治神宮内では、一度も日本語を耳にしませんでした。

明治神宮は代々木公園に比べて、雑草や水の対策はとくにしているように感じませんでした。
14時11分
明治神宮は代々木公園に比べて、雑草や水の対策はとくにしているように感じませんでした。また、明治神宮内では「蚊に注意」の看板も見当たりません。

団体の外国人観光客
14時23分
旗を持ったツアーらしき団体の外国人観光客もいました。どなたも、特に蚊の対策をしている様子はありません。

何故、外国人はデング熱感染を気にしないのか?

「蚊にご注意」の看板

代々木公園の入口や園内には、「蚊にご注意」の看板がたくさん掲げられています。しかし、この警告にはデング熱のことが一切書かれていないのです。

《蚊にご注意!》
園内では、次のことに気を付けてください。
・長袖シャツ・半ズボンなどを着用し、肌を露出しない。
・素足でのサンダル履きは避ける。
・必要に応じて虫除け剤などを使用する。
代々木公園サービスセンター

《Danger Warning!》
Be careful with mosquitoes!
Please do as follows in the park:
– Wear long sleeves and long pants.
– Avoid showing Skin.
– Avoid wearing sandals or being bare feet.
– Use bug sprays/insect repellent sprays when needed.
Yoyogi Park Service Center

代々木公園や明治神宮は、都内有数の観光スポット。外国人観光客の皆さんは、デング熱流行のニュースを知らないのではないでしょうか。この警告文を読んでも、単にこの辺りが蚊が多いんだなぁと思うだけでしょう。もしくは、日本人は蚊がとても苦手なのかな、とか。

外国人へむけてのアナウンスがこの程度では、2020年の東京オリンピックも不安になります。ぜひ、外国人への通達も強化して欲しいです。

写真レポートは以上です。
公園や神社を一歩出れば、そのはいつもの渋谷や原宿の姿が。大勢の人が街に溢れていました。

詳しくは厚生労働省のサイトにて。

デング熱についての情報は、厚生労働省のホームページに、感染、潜伏期間、予防、治療などがまとめられています。

■関連リンク
→ 厚生労働省「デング熱に関するQ&A」