「選挙の投票行かなかった奴、絶対に文句言うなよ!」は、ちょっと違う気がする

昨日は、東京都知事選挙でした。

今回のような知事選に限らず、選挙選すべてに対して言えることなのですが、選挙が終わった後にTwitterやFacebookで「投票行かんかった奴、絶対文句言うなよ!(キリッ」的な発言をよく見掛けます。

僕はこの発言に対して、何ともいえない不完全燃焼のような気分になるのです。

東京都知事選挙 投票所

政治家って何よ?

僕たちは税金を払っている訳ですよね。

所得税、住民税、消費税。
土地や家屋を持ってる人は固定資産税。
車に乗ってる人は重量税にガソリン税。
他にも、酒税、たばこ税などたくさんの税金があります。

色んな税金を住民・国民から徴収して、その集めた税金の使い道を決めるのが政治家です。

選挙行かなかった → 怒! ではなくて……

僕が思うのはこうです。

えぇっ!大金払ってるのに、その使い道はお任せで良いの?!マジで?!!

僕は年間数十万円とたいした税金は払えていませんが、それでも「大事に使ってや!絶対に!」と切に願っています。例えば、区民税を払うときは「世田谷区長の保坂展人さん(@hosakanobuto)良いように使ってくださいね!」と、心で叫びながら納めているのです。

なので『投票に行かない = 悪、ダメ』というより、「なんという太っ腹」と思う訳です。

政治は、段々身近になってきている

昔は、政治家といえばものすごく遠い存在でした。しかし、TwitterやFacebookなどSNSを活用する政治家が増え、政治家との距離がグンと近くなりました。「こんな街にして欲しい」と声を届けたり、疑問や質問があれば投げかける事もできるでしょう。

自分の街づくり、
自分の国づくりに参加する。

これからは、こんな気持ちで投票に行ってみてはいかがでしょうか。


<最後にひとこと>
今回の東京都知事選の投票率は46.14%。都知事選としては過去3番目の投票率の低さだそうです。NYに暮らす日本人ライター池城美菜子さん(@minakodiwriter)が、こんなことをツイートしていました。

投票率は、海外へも影響しているんですね。