Red Spiderのワンサウンドダンス「緊急事態」はもうやらないの? 雑誌WOOFIN’ でインタビュー

爆走エンジェル、アリか?ナシか? なんていうトンデモ議論

僕が大阪から東京に引っ越し、ちょうど10年が経ちました。2006年暮れのことです。

RED SPIDER/爆走エンジェル~ALL JAPANESE REGGAE DUB MIX CD~

上京から3ヶ月が経ち、東京の生活に慣れてきた頃、大阪のレゲエサウンドRed Spider(レッドスパイダー)が「爆走エンジェル」というMixCDをリリースしました。Red Spiderにとって初めてのオール・ジャパニーズ・ダブプレート・ミックスで、僕は「これはめちゃくちゃ面白い! ストーリー仕立てでグイグイ引き込まれてヤバい!!」と驚かされました。

当時、僕の周りでは「爆走エンジェルはアリかナシか論」が繰り広げられていました。ちょっと極端に言うと、批判的な人は「一番好きなMixCDは爆走エンジェルです~! なんていう若い奴はダメだ」という暴論です。

「いやいやいや、画期的だし、とにかくめっちゃ面白いでしょ! そうやってすぐに批判することがダメなんじゃないの」と、僕は思っていました。

Yellow Jamaican:FROG STOREより

僕の地元、大阪・岸和田でRed Spiderは有名でした。なんといっても、岸和田駅前商店街にドドーンと看板が掲げられていたからです。

この写真を撮影したのは2016年夏。この頃のRed Spiderは、ジャマイカンレゲエを収録したMixCDを次々とリリースしていて、まだ収監中だったJah Cureのダブプレートを録り、MixCDに収録したのは大事件でした。

Yellow Jamaican:JAH CURE のダブは本物でした!より

ワンサウンドイベント「緊急事態」。たったひとりで1万人以上を集客

また、「爆走エンジェル」発売以降、Red Spiderは「ワンサウンドダンス(ワンマンダンス)」を次々と成功させて行きます。大阪のベイサイドジェニー、大阪城ホール、舞洲特設野外会場、巨大会場にひとりで数千人~1万数千人を集客するのです。ビッグダンスや野外フェスといえば、多数のサウンド、アーティスト、ダンサーがラインナップされているのが一般的だったのですが、Red Spiderは常に孤高の鷲ならぬ、孤高の紅蜘蛛として独りで挑み続けたのです。

そうこうしているうちに、Red Spiderを批判している人は激減していました。

僕は、大阪城ホール(2012年)と舞洲(2014年)の「緊急事態」へ行きました。圧巻でしたね。一般的なビッグダンスでは、1サウンドにつき出演時間が10〜20分と短い場合が多いですが、緊急事態はRed Spiderがひとりで何時間もプレイするのです。フロアを沸かせ続けながら。

2014年の舞洲に関しては、雑誌WOOFIN’でイベントレポートを書かせてもらっているので、バックバンバーを持っている方は探して読んでみてください。

Red Spiderが「緊急事態はもうやらない」と宣告。ほんとに!?

さて、今年2016年に舞洲で開催されたワンサウンドイベント「緊急事態」で、Red SpiderのJuniorは「緊急事態は今年でファイナルだ」と宣言しました。

……ほ、本当に!?

ここから本題です。
今発売中の月刊誌「WOOFIN’」にて、Red Spiderのインタビューを書かせてもらいました。「緊急事態はもうしないの?」をズバリ聞きています。また「爆走エンジェル」から続くRed Spiderのジャパニーズダブミックスの最新版「タイトル未定」についても気になることを色々と質問。

ぜひ「WOOFIN’ 2017年1月号」をチェックしてみてください。

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