夏季限定の大阪・泉州名物「水ナス漬け」。美味い食べ方、5つのルール

お漬物って一年中食べられるイメージがありますが、夏しか食べられない激ウマの漬物があります。

泉州特産の漬物「水なす漬」が、届きました

水茄子漬け、開封前5つ並ぶ

僕の地元、南大阪の岸和田で暮らす妹夫婦からクール宅急便で「水なす漬」が届きました。

水なすとは、大阪の泉州地域で栽培されている茄子で、よくある長い茄子ではなく、ポテッと丸みをおびた形をしています。その名の通り、水分がたっぷりと含まれていて、そのまま生で食べることもできる茄子のなかでも珍しい品種です。

ぬか漬けで食べるのが一般的で、こうやって、ひとつづつ袋に詰めて売られています。

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水茄子漬け、ぬか袋

ぬか袋から取り出した様子。

 

水茄子漬け、ぬか袋から取り出す

大きさは、大人の男性の握りこぶしくらい。まずは水洗いで、ぬかを取ります。

 

水茄子漬け、手で割く

手で、サクッと割くことができます。

 

水茄子漬け、とてもみずみずしい!

どうでしょう! このみずみずしさ。

水なす(水なす漬け)は、もともと少し甘みもあるのですが、このジューシーさから「フルーツみたいだ」と、よく言われています。

 

水茄子漬け、土生姜を添えてできあがり

水なす漬は、簡単に手で割けるので、包丁で切るよりこの方が美味しそうに見えます。上手に割くコツは、へたの部分のみ包丁で切り落とし、上から4分割か6分割の切れ目(ホールケーキのカット状に)を少し入れておくときれいにできます。

まずは、そのままで食し、次におろし土生姜と醤油で食べるのがおすすめです。

僕はこの日、水なす漬けで白ごはんを2杯食べました。最高です!

水なす漬を美味しく食べる方法

水なす漬を美味しく食べる方法

  • 【1】美味しさの変化を楽しむべし
  • 【2】食べる直前に開封すべし
  • 【3】包丁は使わず、手で割くべし
  • 【4】土生姜、醤油で食すべし
  • 【5】酸っぱくなれば、刻むべし

妹夫婦は、伊勢屋漬物店の水なす漬を送ってくれたのですが、その箱の中に、このような食べるコツが書かれて用紙が入っていました。

水なす漬けは、ぬか床に漬けますが、浅漬けで食べるのが一般的です。ですが、伊勢屋さんの解説によると、「一日一日の変化を楽しめ!」とあります。五日目以降になると、早くも古漬けの味わいになり、少し酸味が出てきます。その頃になれば、包丁で刻んで食べると良い、のだそうです。

水茄子漬の古漬け

 

私事ですが、僕の亡くなったおばあちゃんは、茶粥と水なすの古漬けを好んで食べていました。あと数日後にはその頃合いになるので、茶粥と水なす、やってみようかなぁ。

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北野啓太郎
伊勢谷漬物店さんの水なすおいしいですよ!

 

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