大阪都構想をかけた一騎打ち! 2011年大阪市長選挙「橋下徹 vs 平松邦夫」!

今日2011年11月13日、4年間の任期満了にともなう「大阪市長選挙」の公示が始まった。

橋下徹(はしもととおる)氏は、2008年2月より「財政非常事態宣言」を掲げ大阪府知事をつとめた。そんな中、大阪府と大阪市が連携せずに「二重行政」となっていることを問題視し、ムダや非効率を無くす「大阪都構想」を打ち出したのだ。

しかし、大阪府と大阪市は仲が悪く、大阪市には「大阪都構想」が受け入れられない。そこで、橋下氏は大阪府知事の任期を残したまま知事を退任し、大阪市長選に打って出た。自ら市長になって構想を実現させる算段だ。

「大阪都構想」を掲げる橋下氏、それを「独裁だ!」と反対する現職の平松邦夫(ひらまつくにお)市長。

大阪市長選挙

橋本氏は「大阪都構想」実現に向け、「大阪維新の会」という団体を2010年4月に設立している。本会は、国の政党とは一線を画し、国の政党の枠組みにとらわれない政治団体として活動し、橋下氏が代表を務める。

また、今回の市長選と同時に、大阪府知事選挙も行われるが、大阪府知事選には「大阪維新の会」より、幹事長の松井一郎氏が出馬している。

大阪府知事選挙

生活保護者が圧倒的に多い大阪。その数は15万人強にのぼり、市民の18人に1人が受給している。また、大阪は犯罪率も高く、国内トップレベルとなっている。「このままボチボチでええよ」とは、立ち行かなくなるであろう大阪。大阪人は、どちらに大阪の未来をゆだねるのであろうか。

大阪維新の会

大阪府知事、大阪市長、選挙公示


<最後にひとこと>
3.11東日本大震災で、東京都だけに首都機能があることが疑問視された。東京が大打撃を受けた場合、それをサポート(代理)する「副首都」の必要性が話題となったのだ。個人的には、大阪が更なる高みを目指して、日本第2の都市になって欲しいと望む。また、そういう意識がないと、大阪の財政は良くならない、とも考えている。橋下さんには頑張って欲しい。自分に、大阪の選挙権がないのが悔しいところだ。

余談だが、橋下徹氏は「脱原発」を叫んでいる。関西電力の筆頭は大阪市。ここだけ見ても、それぞれに利権や思惑が絡んでいることがわかる。