音楽業界では、Apple Musicをはじめとした定額制音楽ストリーミングサービスが始まり、利用者からは絶賛、業界関係者からは賛否両論、とにかく音楽シーン全体に激震が走っています(関連記事)。
さて、今回は音楽ではなく映画の話。
映画業界も、かつてはレンタルビデオ店が隆盛を極め、映画館がピンチといわれた時代もありました。しかし今や、huluや、今年の秋に日本上陸するNetflixなど、定額制映画&ドラマのストリーミングサービスが勃興し、レンタル店が窮地に立たされています。
ただ、映画は映画館派という人もいて、街の小さな映画館は閉館するところも多いですが、TOHOシネマズなどのシネコン(複合映画館)は、調子悪くなさそうな印象です。
そんな映画館に、新たなイノベーションの風が! これはね……「観たい! 映画館に行きたい!!」と感じました。
スクリーンの前で、東京フィルハーモニー交響楽団が映画に合わせて生演奏。
じゃ、じゃーん! これですよ。
映画のスクリーンの前に、本物のオーケストラがいて、映画に合わせて演奏してくれるんだそうです。しかも、哀愁漂うテーマソングがたまらない、あの「ゴッドファーザー」が上映です。
これはすごい!!
去年の暮れ、ロンドンで大成功を収め、その後アメリカのロスやシカゴで上映され話題となり、いよいよ日本でも。という流れだそうです。
これはすごそうです! めちゃくちゃ凄そうなのですが、日本で上映が予定されているのは、たったの1日限り。チケットはお高めですが、皆さんどうでしょう。
The Godfather Live 2015
ゴッドファーザー・シネマコンサート
<日時>
2015年10月3日(土)
昼公演 12:00開場/13:00開演
夜公演 17:30開場/18:30開演
<会場>
東京国際フォーラム ホールA
<料金>
S席:9800円 A席:8800円 B席:7800円(税込)
*未就学児入場不可
詳しくは公式サイトにて。
http://www.promax.co.jp/godfatherlive/
<最後にひとこと>
昔、サイレント映画(無声映画)の時代は、映画を解説する弁士や、盛り上げる音楽演奏者がスクリーンの側にいたんですよね。ということは、イノベーションといっても、実は100年ほど前の映画にヒントがあった、ということなんでしょうね。
エンタテインメント業界は、高速ネット回線、そしてスマートフォンの普及で、ずいぶん勢力図が変わってきました。仕事で関わっている人はヒヤヒヤですが、この先どう変化・進化するのかも楽しみですね。