リトル・リチャード、87歳で死去。50’s ロックンロールの創始者

アメリカの1950年代の音楽、50’s(フィフティーズ)を代表する音楽アーティスト・Little Richard(リトル・リチャード)が、2020年5月9日に亡くなりました。死因はガン。享年87歳でした。

Little Richardは、Rock ’n’ Roll の創始者のひとり。1955年にリリースされた「Tutti Frutti(トゥッティフルッティ)」が大ヒットし、その名を世界中に知らしめました。当時22歳。

その後、「Long Tall Sally」「Lucille」「Rip It Up」「Jenny, Jenny」「Good Golly, Miss Molly」など、数々のヒット曲を生み出しました。

音楽活動を長年続けてきたLittle Richardですが、2013年、80歳になった彼は「もうやりきったよ」と引退を表明。それから7年後、この世を去ったのです。

音楽シーンに多大なる影響を与えたLittle Richardに敬意を示すとともに、心よりのご冥福をお祈り申し上げます。

Little Richardの代表曲

Tutti Frutti

Lucille

Rip It Up

Jenny, Jenny

Good Golly, Miss Molly

同時期に活躍したロックンロールのアーティスト達

ロックンロールとは
ロックンロール(Rock and Roll, Rock ’n’ Roll)は、1950年代半ばに現れたアメリカの大衆音楽スタイルの呼称である。語源については、古くからアメリカ英語の黒人スラングで「性交」及び「交合」の意味もあり、1950年代はじめには「バカ騒ぎ」や「ダンス」という意味もあった。これを一般的に広め定着させたのは、DJのアラン・フリードであった。


通常、白人のロカビリーに、黒人のロックンロールを加えたジャンル全体をロックンロールとしており、チャック・ベリーの『ロール・オーヴァー・ベートーヴェン』や『ジョニー・B.グッド』などが含まれる。
Wikipediaより一部引用

Chuck Berry(チャック・ベリー)

Fats Domino(ファッツ・ドミノ)

Elvis Presley(エルビス・プレスリー)

1990年代前半、大阪で開催のダンスパーティー「ロックンロールカーニバル」

最後に、僕の個人的な思い出を少し。

僕は1980年代後半から90年代前半まで、本当に音楽よく聴き漁りました。特にダンスミュージックが好きで、レゲエ、スカ、ハウス、テクノ、ヒップホップ、R&B……そして、ロカビリーやロックンロールなど、まさに雑多煮。

この頃、僕は大阪で暮らしていたのですが、アメリカ村を中心に古着ブームが起き、同時にアメリカのオールディーズスタイル、50’sのファッションが流行ったのです。

僕は、サドルシューズを履いて、ギャバシャツを来て、頭にはポマードを塗って横分けにしていました。そして、オールディーズの音楽イベント「ロックンロールカーニバル」へ向かったのです。

ダンスフロアでは、Little Richard、Chuck Berry、Elvis Presley、Bill Haley & His Cometsなどが、DJによって次々とレコードプレイ。僕は、女の子をクルクル回すあのダンスを踊っていましたね。

今思えば、若かりし頃のちょっと気恥ずかしい思い出なのですが……。

でも、独特のオシャレをしてロックンロールで身を揺らすのは楽しくて、ほんと良い思い出です。

その後、僕の好みはレゲエに集約されて行き、数年後には聴く音楽の99%はレゲエになりました。つまり、ロックンロールは僕の音楽的なルーツでもあります。