先週、近所のコンビニ(ローソン)へ行ったら、『だんじり』と書かれたポテトチップスが売っていました。
だんじりと言えば、南大阪・岸和田市を中心とした泉州エリアで、毎年9月、10月に行われている、日本を代表する勇壮な伝統的なお祭り。
そんなだんじりと銘打ったお菓子が、東京のコンビニに売っていたのです! 岸和田市は僕の出身地。上京する9年前までは、毎年だんじり祭りに参加していまいした。そんな「だんじり」の文字を見て、即買い! しばらくスナック菓子は買っていませんでしたが、これはどうしても見逃せません。
ということで、今回は「だんじりわさビーフ」試食レポート!(笑)
辛っ! この激しさがだんじりなのか?
これ。「だんじり」の文字と絵柄に、瞬間的にハッと! 価格は189円(税込 204円)。ポテチにしては割高です。
正式名称は、山芳製菓の「だんじりわさビーフ」。山芳製菓は、東京板橋区に本社があり、特に大阪や岸和田にゆかりがある訳ではなさそうです。
これがジャケ。
気になったのは、この部分。
「わっしょい!!」……。
だんじりでは「わっしょい」なんて言いません。「そーりゃー」か「ほいっさー」です。
うーん、やっぱり山芳製菓は、岸和田とは何の関係もなさそうです。
あと、このだんじりは、何町のだんじりなんでしょうか? 下だんじり、いわゆる岸和田型と呼ばれるタイプなので、泉州地域のどこかのだんじりなんでしょうね。
いざ実食。
袋のデザインには「わさび最強クラス」と書かれていますが、見た目はごく普通で、特別何かを降りかけているようすでもない。匂いもふつうのポテチです。
しかし、舌の上に乗せると、ピリッとした辛さが! 食べたあとも、数秒から十数秒、辛さが残ります。個人的は、辛いものが好きなので、全然平気ですが、飲み物無しに食べきるのは、ちょっとキツイと思います。ビールのあてには最高ですね。
食べているうちに、だんだんと汗が吹き出てくる。辛味スパイスが固まっている場合があって、時々ツーンとやられる。一気に、バクバク食べ続けるのは、なかなか勇気がいります。
袋の裏面には、こんな「こだわり 三カ条」が。
- ひとつ「わさびの効いたクールな刺激!」
- ひとつ「唐辛子を効かせた情熱的な辛さ!!
- ひとつ「ビーフを抜いた男らしい潔さ!!!」
オリジナルの「わさビーフ」を食べたことは無いのですが、もともとはビーフが入っているんですね。それを抜いて、代わりにわさびと唐辛子が入っている、と。
しかし、なぜだんじりになったんでしょうか? 公式サイトを見ると、その理由が書かれていました。
刺激的な辛さと内容量に挑戦するお祭りイメージの商品です!
なるほど。東京にある山芳製菓さんは、「刺激と挑戦といえば、だんじりでしょ!」と、企画会議で話し合われたんでしょうね。とりあえず「わっしょい」は違いますが、嬉しいですね。
岸和田の方、泉州の方、だんじり好きの方、ぜひ一度くらいは食べてみてください。子供は麦茶、大人はビールを忘れずに!
これが刺激的で挑戦する、本物のだんじり!
岸和田市の公式ホームページ
だんじり祭りの、詳しい内容は開催日程などはこちらをごらんください。