祝インスタグラム5歳! ユーザー数がTwitterを抜き、世界に4億人。広告効果はFacebookの10倍。

いきなりですが、一段落だけ自慢させてください。

写真SNS「Instagram」が生まれたのは、2010年10月6日。僕がInstagramをはじめたのは、それからわずか16日後の2010年10月22日でした。当然、日本語化もされる前です。

以上、自慢終了。(笑)
最初に投稿した写真はコレ。当時、編集長をつとめていたROCKERS channelをカシャ、っと。

Twitter 3.1億人。Instagram 4億人!

日本では3.11東日本大震災の際に、情報発信力や拡散力が評価され支持が高まったTwitterですが、世界的にはTwitterユーザーの伸びは低迷しています。1番のSNSは、圧倒的にFacebookなのです。

今年8月、Facebookは1日の利用者数が10億人を突破したと発表しました。「世界人口の7人に1人が、1日のうちにFacebookで誰かとつながった」ということになります。Facebookは、恐ろしい個人情報の蓄積を持っていそうですね。

さて、そんなFacebookの次に迫るSNSが、インスタことInstagram。Twitterのユーザー数3億1,000万人に対し、Instagramは4億人。Facebookの次は、Instagramなんだとか!

インスタグラムは長い間、ツイッターの競合と見られてきた。ツイッターはインスタグラムがフェイスブックに2012年に売られる前に、インスタグラムを買収しようとしたこともあった。しかし、今やツイッターは新規ユーザの獲得とサービスの拡張に苦心している。

4億人突破のインスタグラム 売上2000億円も視野に:Forbes JAPAN より一部引用

Instagramは2012年にFacebookに買収されているので、SNSは完全にFacebookが掌握していると言えるでしょう。

ちなみに、上記Forbesの記事によると、Instagramの新規ユーザー獲得に貢献している国は、ブラジル、日本、インドネシアなんだそうです。確かに、日本のスマホユーザーでインスタを使っていない人って、あまり知りません。

では、日本のインスタユーザーは何人か?

今年6月時点での、日本のアクティブユーザー数は810万人だそうです。

米フェイスブック日本法人 1日、写真共有サービス「インスタグラム」の日本の月間利用者数が1年前の2倍の810万人(6月時点)に増えたと明らかにした。10月からインスタグラムの画面から企業のサイトへ誘導する広告商品などを販売し、ビジネス展開を本格化させる。

インスタグラム、日本の利用者810万人に倍増:日本経済新聞 より一部引用

10月から日本のInstagramでも広告がはじまるとのことですが、実際、僕の画面をみてみると、タイムラインの3つ目の投稿にORIX BANK(カードローン)の広告が入っています。広告といってもバナーではなく、実際の投稿として広告が組み込まれていて、見た目は広告っぽくありません。

Instagramの広告は、利用者にあった広告が自動的に配信されるということで、Instagramの親会社Facebookでの情報がこのインスタ広告に反映されているようです。

Instagramの広告料金は?

アメリカでの広告料金ですが、1ヶ月あたりの広告費は1,200万円(10万ドル)から6,000万円(50万ドル)なんだそうです。

これ結構高いです。

日本では発行部数25万部の女性誌「an・an」へのカラー1ページの出稿費は200万円(参考:専門誌ジャンル別出稿のご案内)。関東エリアでの日本テレビ15秒CMで40〜75万円(参考:広告ダイレクト)。渋谷スクランブル交差点で、1時間に2回15秒CMを1ヶ月流す場合約130万円になります(参考:大型ビジョン.com

Instagramの月額数千万円の広告費とは、かなり大きく打ち出している印象です。

Instagramの広告は、Facebookの広告より10倍効果的!?

なぜ、Instagramはそんなにも高い価格で広告を販売するのか?

Facebookに広告を出すより、Instagramに出した方が「10倍」もの、「いいね、コメント、シェア」が獲得できるからです。要は、ものすごく広告効果が高い、ということ。

たとえば、クリスチャン・ルブタンは2014年1月に、#louboutinworldというハッシュタグ投稿を掲載するギャラリーを自社サイト内に設置した。そのおかげで、フォロワー数は80%増となったという。ちなみにFacebookでの「いいね!」は、8%しか伸びていない。

インスタのエンゲージはFacebookの10倍? ファッション・コスメ企業に愛される理由:東洋経済オンライン より一部引用

……ということは、人気インスタグラマーはすごい金脈を持っていることに!

「そんな広告効果があるのなら、大金を払ってでもInstagramに広告を打ち出したい!」と考える企業が殺到するのは当然でしょう。しかし、数千万円もの広告費は大手企業でもない限り利用できません。

でも諦める必要はありません。あなたがInstagramアカウントをつくり、素晴らしい写真や動画をハッシュタグ付きで投稿し、人気インスタグラマーになればいいのです。そうすれば、あなたは無料でInstagramでプロモーション活動をすることができるようになります。

もし、あなたのインスタグラム・アカウントに、既に大量のフォロワーがいる場合、それは数千万円の広告に匹敵する場合がある、ということになります。

うーーーーん、僕はかなり早い段階でInstagramを始めたにもかかわらず、数ヶ月に1枚ペースでしか投稿しないため、5年間もやっているのにフォロワー数が1,000人ちょっとしかいません。もっと、本気でインスタに取り組んでいたらよかった!(笑)

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