ハードディスクは突然壊れます。
何の前触れも無く。
僕はこれまでパソコン(Mac、Windows)で約10台、外付けで30台以上のハードディスクを使って来ました。そのうち故障したのは、パソコン内蔵型で2回、外付けで3回です。
ハードディスク故障の原因
ハードディスクの故障は、主に以下の原因があります。
【1】寿命
【2】落下などの衝撃
まず【1】について。自分の場合はそれぞれ2〜3年で訪れました。煙草の煙、ホコリ、熱に弱いとは聞きますが、自分はタバコは吸いませんし、熱やホコリにも気をつけているつもりです。要は、いくら気をつけていても、いつかは寿命が来るということです。
続いて【2】について。これは事故です。四六時中注意している訳にも行かないので、発生しないように「倒れても落下しない場所に置く」「ケーブルを足や腕でひっかけないよいうに置く」など、設置時に注意しておく必要があります。また、ノートパソコンの場合は、収容したバッグを放り投げたり、落としたりしないよう優しく扱いましょう。
他にも、落雷や水没などで故障する可能性もありますが、これは稀なので省きました。
半月前の体験談。カッチ、カッチ……と起動せず。
ちょうど半月程前、MacBookを起動しとうとしたところ、カッチ、カッチ、カッチ…と音が。5度目となると慣れたもんです。「あ、ハードディスクが逝ったな」とすぐにわかりました。
バックアップはしっかり取ってあるので焦りはありませんが、「来ちゃったか。面倒だなぁ」という気分になりました。
*最近は、高価なSSD(フラッシュメモリドライブ)というハードディスクも出ています。これは回転式ではないので、カチカチ音は鳴りません。
知人の修理体験談。費用40万円で修理!
少し前の話ですが、親しい知人が外付けハードディスクのケーブルを足で引っ掛けしまい、テーブルから落下させてしまいました。打ちどころが悪かったのか、まさかの読み取り不可。
すぐにハードディスク復旧業者を調べ、良さそうなところへ修理に出しました。
なんと修理費に約40万円も掛かったそうです。基本料金が安く設定されていても、容量や故障の度合い等でオプションがかさみ、この見積りが提示されたとの事。仕事上重要なデータが入っていたので、泣く泣く依頼したそうです。
盗難・紛失もありがちなので注意。
意外に多いんです。自分の周りでノートパソコンを盗られた人を何人か見て来ました。故障ではないですが、盗られるのも突然です。せめてデータだけでもバックアップしておけば被害を抑える事が出来ます。
バックアップの方法
自分は近年Macばかりなので、Windowsは詳しくありません。Macの場合に限って言えば、Time Machine(タイムマシン)という最初から備わっている機能は超簡単&超強力です!これについては、次の記事で紹介します。
とにかくMacにしろWindowsにしろ、重要なデータは2台以上のハードディスクにデータを置く様にしましょう(本体内蔵+外付ハードディスクなど)。
ハードディスクは大容量でも安くなったので、今だと2TBの購入がコスパ的におすすめです(2TB = 2,048GB)。メーカーもBUFFALO、I-O DATA、LaCieなど沢山使って来ましたが、個人的には「静音性、故障率の低さ、価格」などからバッファロー製を愛用しています。また、Amazonではフラストレーションフリーパッケージと言って、電器店では見た事がない簡易パッケージ(外箱)版が売られています。これは実店舗で買うよりかなり安いのでお買い得です。
■Mac対応 据え置き型のオススメはこれ(約1万円)
■Mac対応 ポータブル型のオススメはこれ(約1万5千円)
☆ぜひ、合わせて読んで欲しい!☆
→ 全Macユーザー必須のタイムマシン設定方法。バックアップはこれでOKです!
サブ的にクラウドという選択も。
数百ギガ〜数テラといった大容量ではなく、数GB程度であれば、クラウドへの保管もおすすめです。自分はDropBoxを利用しています(無料プラン)。
DropBoxは、ローカル(自分のパソコン)とクラウド(サーバ)に同じデータが存在する仕組みですので、自動的に2カ所にデータが残るバックアップとなります。自分はExcelやWordなどの書類ファイルを中心にドロップボックスへ保管しています。
<最後にひとこと>
とにかく、ハードディスクは壊れます。何か前兆でもあれば良いのですが、これまではある日突然やってきました。何度か接続しなおすと、たまに復活する場合もあるのですが、それは一時的なものなので、すぐダメになるでしょう。
とにかく日頃からのバックアップです。作った書類や、撮った写真、やりとりしたメールなど、一瞬で全て失ってしまうと恐怖ですよ。