木の葉とターンテーブルでリズムトラックを制作する手法。イタリア人Diego Stoccoさん。

アートの世界は表現方法が自由すぎて、その意外っぷりに衝撃を受ける事がよくあります。それに対して音楽の世界は、ある程度決まったルールの中での表現なんだと思っていました。しかし、こんな驚きの映像に出会ってしまったのです。

Maaaaad!!
ターンテーブルの針の代わりに、外で集めてきた木の葉で音を鳴らしています。

Diego Stocco - Duet for Leaves and Turntableそれで奏でられた音は、まるでダンスホールレゲエのリズムトラックそのもの。使用する葉の部分や大きさなどによって鳴る音が様々に変化します。

特にベースラインが渋い!このままDeeJayが歌を乗せて曲を作ってしまえるのでは?レゲエのトラックメーカーさん、ぜひ色んな葉っぱで試して欲しいです!

個人的に見てみたくなったのは、ラバダブカッティングの名手でもあるトラックメーカーZURA(ARUZ STUDIO MUZIQ)による演奏、それにヒューマンビートボックスのAFRAが加わっての共演&競演。そして歌を乗せるのはRYO the SKYWALKER。妄想がアタマを駆け巡ります…。

この情報は、はてなスペースというコミュニティーサイトで知りました。KIKUKOさん感謝!

<関連リンク>
いま聞いてる音楽 – はてなスペース
→ 公園で拾った葉っぱを使いターンテーブルで音楽を生み出した映像が話題にamass

サウンド・デザイナーと名乗るディエゴ・ストッコさん。

この映像を公開したのはDiego Stoccoさん。公式ウェブサイトがあったので、プロフィールを拝見させて頂きました。

  • 1976年、イタリア北東部ロヴィーゴという人口50,000人の小さな街で生まれた。
  • 6歳で親に与えられたデジタルキーボードで音の世界に。
  • 自分は、作曲家、サウンドデザイナー、パフォーマーである。
  • 数多くの映画やビデオゲームの音も制作。チェルノブイリ・ダイアリーズ、シャーロック・ホームズ、アサシン・クリードなど。
  • 映画のトレイラーでも彼の音がライセンスされている。トロン・レガシー、ターミネーター4、2012、トランスフォーマーなど。

すごい方です。他にも賞を受賞したり、世界のメディアで取り上げられたり等、すでに大きく話題となっている方でした。Diego StoccoさんのYouTubeアカウントでは、上記のターンテーブル(Duet for Leaves and Turntable)が最新映像で、他に27つもの映像が公開されています。

▲Music from a Bonsai – なんと盆栽で演奏!

▲Music from a Tree – 大きな木で演奏。幹、枝、葉など全てから音が。

▲Music from A Dry Cleaner – クリーニング店で演奏。

▲Music from Sand – 海辺の砂からも。幻想的です。

ディエゴ・スコットさんは身の回り全てのもモノが楽器であり、万物から音を感じているのかも知れませんね。Music From All Things !!


<最後にひとこと>
最近、ウェブ上で情報の流れがまた大きく変わって来ていると感じています。現在は、SNSで一方的に伝えて、それに対して「いいね」や「リツイート」などの反応を得るのが主流だと思います。しかし、SNSに大量の人が流れてきて、上司など付き合いたくない人とも交流しないといけなくなったり、また就職活動でもSNSの活動をチェックされるなど不幸な事態になっているようです。

もちろん疲れますよね。だったら、同じ趣味、世代、考え方をもった人が集って情報を共有する方が有意義です。情報拡散、口コミ効果も大きいでしょう。

そんな空気を感じつつ、自分は先日より「はてなスペース」「LINE cafe+」をちゃんと始めました。オープン、クローズドの両方からなるコミュニティー内での交流。なんとなく初期のmixiを思わせる懐かしい感覚で楽しくやっています。このターンテーブルの映像は「はてなスペース」で知りました。

この流れはまた改めて別記事で考察してみたいと思います。