僕の知人のなかで最も短期間で飛び抜けた方と、今日、久しぶりに再会できました。そのぶっ飛び具合は、新幹線、ジェット機、いやロケット! 宇宙ロケットのような猛スピードで、あっという間に手の届かないところに行っちゃったのです。
その方の名前は、女性イラストレーターのChocomoo(チョコムー)さん。
AI、きゃりーぱみゅぱみゅ、 三代目 J Soul Blothersらのアートワークを手がけたり、コンバース、リーボック、森永製菓、ルミネなどの企業とコラボレーションをしたり、韓国、アメリカ、フランス、イギリスなど世界中からもオファーを受けたりし、彼女は世界中から熱烈に支持されています。
僕は、なぜそんなすごい方と知り合いなのか?
実は僕はChocomooさんと知り合った頃は、絵が得意なふつうの可愛い女の子だったからです。今回、Chocomooさんとお会いし、「あれは5年くらい前だっけ?」とお話しをさせて頂いたのですが、改めて調べてみると、10年くらい前でした。
僕がChocomooさんとお会いしたのは、彼女は絵を本格的に始めたばかりの頃だったのです。
当時、僕が勤めていたレゲエ専門の会社ロッカーズ・アイランドが主催するクラブイベント「ROCKERS PARADISE」の前に、レゲエ仲間と渋谷の立ち飲み屋で飲んでいました。イラストレーターのMurasakiさん、ファッションやイベントを手がけるkette★のロットンさん、レゲエサウンドのKing Jamといったメンツです。その中に、Chocomooさんがいらっしゃったのです。
その頃のChocomooさんは、レゲエのMixCDのジャケットデザインやイベントロゴなどを手がけていました。また、レゲエのファッションブランド「IRIE LIFE」とコラボをし、ボブ・マーリーやガーネット・シルクなどの絵を描いていました。Chocomooさんは、レゲエ業界に突然現れたキュートな絵を描く女の子、だったのです。
それがあっという間に、世界のChocomooに……。
Chocomooの活動10周年を記念した個展「BUSY WITH LOVE」が銀座で開催
さて、今日、Chocomooさんと再会できたのは、東京・銀座で開催されていた彼女の個展です。活動10周年を記念した個展「BUSY WITH LOVE」です。
実際に会って話すのは10年近くぶりだったにも関わらず、僕が会場につくとChocomooさんはハッとした表情で僕に挨拶をしてくれました。なんと覚えてくれていたのです!(嬉しい……。涙)
それでは、前置きが長くなってしまいしたが、会場の様子と展示作品を少しご紹介します。
- 個展「BUSY WITH LOVE」
- 開催日:2017年11月30日(木) – 12月14日(木)11:00 – 20:00
※但し、最終日のみ18:00終了 - 場所:Basement GINZA
東京都中央区銀座4-3-5 Ploom Shop 銀座店 B1F
Chocomooさんに質問「描けないことってあるの?」
Chocomooさんが見る世界は、モノたちが喋りだしたり、踊り出したりし、たくさんのハートが溢れているのでしょうか。女の子って、子どもの頃から小さな可愛モノって好きですよね。「小さくて可愛いものを、たくさん並べたら、もっと可愛くなっちゃいました!」っていうのが、Chocomooさんの作品の魅力だなぁ、と僕は感じています。
とてもハッピーにさせられる作品に、心踊らされました。
作品を堪能したあと僕は、Chocomooさんにひとつ気になったことを質問させてもらいました。Chocomooさんが描く絵は、何か決まった対象物を描くのではなく、想像の世界を絵で表現していますよね。だから、イマジネーションが働かないときはどうしているのかな? と思ったのです。
「いつもスラスラ描けるのですか? もし描けないときは、どうしていますか?」、と。
これに対してChocomooさんは、「たいていは描けるのですが、描けないときは寝ちゃいます!」と、教えてくださいました。
キャンバスを前にウーンと唸るのではなく、描けないときは寝ると。想像力を働かせないといけないので、やはり脳のコンディションを整えるのが効果的なのかも知れませんね。
今日は、とても素晴らしい日になりました。今後も、蔭からこっそり声援を送らせて頂きます。これかの活躍も楽しみにしています!