わが家の無線LAN(Wi-Fi)がめちゃくちゃ遅かったので、新しいルーターに買い換えました。約1万円の投資で、電波強力、ネット回線爆速!
あぁー、もっと早く買い換えておけばよかった!
10m離れるとアンテナ0〜1本、電子レンジで圏外
これまでの無線LANルーターは、Apple純正のAirMac Express。2世代目を使っていました。
- 初代 – 2004年発売
- 2世代目 – 2008年発売
- 3世代目 – 2012年発売
Appleの無線LANルーターは、さらに上位モデルのAirMac Extreamというのがあるのですが、これが高いんです。22,800円(税別)もします。
「でも買い換えるなら、今度はこのAirMac Extreamだろなぁ……」と思っていました。電波が弱いし、何よりわが家のパソコンやスマホがすべてApple製品だからです。iMac、MacBook Pro、iPhone 6、Apple TV。
でも、無線LANルーターって、
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別にApple純正品にしなくても良いんじゃないの?
Apple純正品高すぎ。まずは全メーカーのリサーチ!
まずはネットでリサーチ。各メーカー全機種の比較検討を行いました。
無線LANルーターの2大勢力がバッファローとNEC。次にエレコム、 アイ・オー・データ、コレガなどがありました。実勢価格を見ると、数千円から1万円ちょっとくらいの価格帯。AirMac Extreamの半額程度。
むむっ! なぜAppleの無線LANルーターはこんなに高いのか!?
そして、今、無線LANルーターを買う際は、「IEEE 802.11acというWi-Fiの規格に対応しておくのを選ぶと良い」ということがわかりました。
Wi-Fiというのは、ひとくくりに1種類ではなく、進化し続けていてWi-Fiの中にはいくつもの種類があるのです。
- IEEE 802.11ac(現在、最高速)
- IEEE 802.11n(そこそこ早い)
- IEEE 802.11g(昔の規格、遅い)
- IEEE 802.11a(初期の規格、遅い)
これ以外にIEEE 802.11adという新規格もあるのですが、対応する機器がまだ出ていないので、実質「IEEE 802.11ac」が最高速です。最近のスマートフォンやノートパソコンはIEEE 802.11acに対応しているので、無線LANルーターもIEEE 802.11ac対応品を選ぶと良い、という訳です。
次に、ヤマダ電機の店員さんへ相談!
僕は、家電はけっこう実店舗で購入しています。
パソコン、デジタル一眼レフカメラ、ビデオカメラ、三脚、冷蔵庫、洗濯機、電動歯ブラシ……など、IT系から白物家電まで。
SDカードなどのちょっとしたものはAmazonでサクッと買いますが、大物を買うときは、ヤマダ電機やビックカメラ、ヨドバシカメラなどへ買いに行きます。理由は、この2つ。
- 店員さんの意見を聞くため。
- 値引き交渉をして、価格.comより安く買うため。
店員さんは、正直、当たり外れが激しいです。
プロ意識の低いしょぼい店員さんだと、僕の質問に対して「えーっと」と製品カタログを調べはじめます。そんなものは事前に熟読済みなので、僕はもっと専門家としての意見が欲しいのです。カタログに書かれていない、重要なアドバイスを。
そして値引き交渉に関しては、リアル店舗ならではの駆け引きができます。ネットではできないですからね。これに関しては改めて別記事にしたいくらいですが、僕は値切るのがうまいです。NIKONのデジタル一眼レフカメラも、Panasonicの冷蔵庫も、価格.comの最安値よりも安く買いました。値切りのコツは……いろいろあって長くなるので、やっぱりまた今度。(笑)
知らなかった! 無線LANルーターは、何年も使っていると電波が弱くなるらしい
「なんか最近、家のWi-Fiが遅いなぁ〜」と思っていたら、渋谷のヤマダ電機(LABI渋谷)の店員さんから、「ルーターは古くなれば、電波の出力が弱くなりますよ」とのご意見。蛍光灯も切れる前は暗くなってくるじゃないですか。まさに、そんなイメージなんだとか。
知らんかった!
これぞプロの意見!!
うちの家は、Wi-Fiルーターから数メートル離れるだけで圏外(もしくは激遅)になる上に、電子レンジをつければ瞬時にネット回線が切れます。
そのことをヤマダの店員さんにいうと、「あぁー、完全にへたっていますね。電子レンジはたしかに電波を妨害しますが、切れるとなるとよっぽどです」とのこと。
なるほど! これで、心置きなく買い替えに踏み切れます。
バッファローとNEC、品質が良い。ただし最上位機種ではなく、2〜3番目がおすすめ
事前のネットリサーチでは、様々なメーカーから無線LANルーターが出ていることがわかったのですが、ヤマダ電機の店員さんいわく、「やっぱり長らく定評のあるバッファローかNEC製を選ぶ方がいいですよ」とのこと。
書かれているスペック的にはそれほど変らなくても、実際の性能や故障率を考えると、バッファローとNECの2大メーカーが良いのだそうです。なるほど〜! こういうことが聞きたかったんです。
あと、バッファローとNECから出ている最上位機種は、「これは買わない方がいいですよ」とのこと。なんと! 最上位機種は最高スペックではあるものの、実際この恩恵にあずかれる機器はまだそれほど出ていないんだとか。なので、2番目か、3番目くらいのスペックがオススメとのことでした。ほほぉ〜!
NEC AtermStation PA-WG1800HP2に決定!
NECとバッファローは悩んだのですが、NECにしました。Baffaroのなかで2番目の上位機種です。
価格は店頭表示価格から、1,000円くらいの値切りにも成功。20〜30分相談に乗ってもらって、安くもしてもらって大満足。ありがとう、LABI 渋谷店の店員さん!
\【追記】お得な新モデルが出ました/
接続は超簡単。差し替えただけ。
もともと使っていたアップルのAirMac Expressから「LANケーブル」を外します、そして買ってきた新しいNEC AtermStationに差し込むだけ。
完了! 超簡単!!
設定は、本体に書かれたパスワードを入力するだけ。
LANケーブルを挿したら、今度はWi-Fiを受信するスマートフォンやパソコンで、Baffaroの電波を選びます。その電波名(Wi-Fi名)と、パスワードは本体の裏に書かれています。これを入力すれば完了! こちらも超簡単。
開封から使いはじめるまで、3分もあれば十分でした。
ちなみに、このNEC AtermStationは、2種類のWi-Fiを発するのですが、Wi-Fi名が「aterm-xxxxx-a」と、最後がaになっているのを選びましょう。こっちの方が速い電波なので(IEEE 802.11ac)。
実測! AirMac Express vs AtermStation !!
まず、最初に。わが家のネット回線は「auひかり」です。最大1Gbpsという高速が売りです。
では、実測開始。
無線LANルーターがある部屋
- Apple – 下り 20.24Mbps / 上り 28.00Mbps
- NEC – 下り 166.25Mbss / 上り 140.25Mbps
おぉぉぉーっ! 圧勝!!
なんと、NEC AtermStation PA-WG1800HP2は、従来のAirMac Expressの8倍以上ダウンロード速度。アップロードも約5倍の速さになりました。
15メーターくらい離れた部屋
- Apple – 下り 3.69Mbps / 上り 8.44Mbps
- NEC – 下り 40.02Mbss / 上り 59.61Mbps
離れた部屋に移動すると、両者ともアンテナは2本に減りました。
しかし数字はこちらもNEC圧勝! 約10倍のダウンロード速度、約7倍のアップロードです。
みなさんも、ぜひ!
感覚としては、無線LANでありながら有線LANでつないでいるときと謙遜のない速度が出ました。IEEE 802.11acはすごいっすね!
まだ一応使えるし……と、チマチマと悩んでいいたのがアホらしいです。サクサクはやっぱり最高。これで仕事もバリバリこなせるし、Apple Musicもサクサク聴きまくれます。
何年も使ってくるとへたってくるという無線LANルーター。5年以上使っている方や、遅いと感じている方は買い替えを検討してみてはどうでしょうか。お金持ちの方は、高級無線LANルーター「APPLE AirMac Extreme ME918J/A」でも良いですが、NECやBaffaroはその半額でハイスペック品が買えるので、こっちの方がお得かと思います。かなりいい感じですよ!
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