Lorde「Royals」はセレブDiss! 世界の若者層で『セレブ=憧れ』が崩壊。次に来るのは…?

Lorde「Royals」はセレブDiss! 世界の若者層で『セレブ=憧れ』が崩壊。次に来るのは…?

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Lorde「Royals」はセレブDiss!世界の若者層で『セレブ=憧れ』が崩壊。次に来るのは…?

お金持ちで、みんなの注目を集める、きらびやかな生活。

そんな『セレブリティ・ライフ=憧れ』という図式が、世界中の若者層を中心に崩れつつあるようです。

内心困っているのは、大金を使わせようとたくらむ企業でしょう。
近年、日本でも「若者のクルマ離れ」など、昔に比べて高価なモノが売れなくなったと嘆く企業などの声をよく耳にします。『セレブ=憧れ』であればあるほど、お金好きの企業や投資家、富裕層はオイシイ訳です。ブランディングされた高価なモノがじゃんじゃん売れて、お金好きの富裕層へますますお金が流れる。そんなシステムが崩壊しかけてるのですから。

17歳でグラミー受賞!LORDE「ROYALS」は、セレブDISS!!

lorde

2013年1月26日におこなわれた『第56回 グラミー賞受賞式』にて、最優秀楽曲賞(Song of the Year)を獲得したのは、若干17歳の女子高生でした。

56th Annual GRAMMY Awards Winners & Nominees

Lorde(ロード)が歌う、Royals(ロイヤル)。

But every song’s like gold teeth, grey goose, trippin’ in the bathroom
Blood stains, ball gowns, trashin’ the hotel room,
We don’t care, we’re driving cadillacs in our dreams.
But everybody’s like cristal, maybach, diamonds on your time piece.
Jet planes, islands, tigers on a gold leash.
We don’t care, we aren’t caught up in your love affair.

金歯、グレイグース(プレミアム・ウォッカ)、マイバッハ(高級車)、ドラッグ、宝石、ダイヤの時計、ジェット機…こんな歌ばかり。そんなのどうだって良いわ。キャデラックに乗りたきゃ夢の中で乗れば良いし。

 

『セレブリティ讃歌』や『ハイプしようぜ』といった、世の中の曲に対しての批判となっています。ただ、考えようによっては、富裕層(Royals)になれない自分にとって憧れを歌っているともとれるでしょう。しかし、Lordeはインタビューで以下のように語っています。


大物ポップスターの一人でもいいから、クレイジーな自身の人生についてのアルバムを作ったら最高だと思うわ、“リアルになろうぜ”みたいな作品ばかりじゃなくて。

ロード Billboard.comインタビュー より一部引用


金持ち = リアル = 憧れるべき生活。
やはり「これって、なんかおかしくない?」と、声を上げた曲と言えるでしょう。

それが同世代を中心に共感を呼び、世界的大ヒット、グラミー受賞の快挙へとつながりました。

快進撃!きっかけはSNS。SoundCloudへのアップロードでした。

Lordeはアメリカ人ではありません。ニュージーランドでシンガーソングライターとして活動をしています。2012年11月、当時16歳だったロードがサウンドクラウドにアップロードした『The Love Club EP』が、ソーシャルネットワーク上で話題に。

翌年2013年3月にデジタル配信、5月にCDリリースされ、母国ニュージーランドと隣のオーストラリアで大ヒット。同年11月には、アメリカのビルボードチャートで1位、イギリス・シングルチャートでも1位を獲得。全米、全英をも制し、世界的大ヒットとなったのです。

グラミー賞授賞式でのファッション。Lordeは?

Best Dressed at the 2014 Grammys
画像:E! Online より

Taylor Swift、Katy Perry、Chrissy Teigen。
きらびやかドレスでの来賓が多い中、Lordeは…?

Lorde
画像:E! Online より

美しくはありますが、地味でした。

Lordeの彼氏は?

ロードの彼氏(恋人)
Instagram:Lordemusic より

Lordeが、自身のインスタグラムにアップした彼氏とのツーショット写真。
アジア系のすごく地味な方でした。(人は良さそう!)

まやかしのマネー時代から、背丈にあった自分達時代へ。

そろそろ気づいちゃったんでしょうね。
高価なものを次々と大量消費して、人生を勝ち負けで区別して、笑顔で人を蹴落とす。

「あれ?なんかおかしいよね」って。

拝金思想がつくりあげたセレブへの憧れ思考は、いよいよバブルの頂点を迎え、これからは背丈にあった自分達時代へと向かうのではないかとボクは考えます。Lorde「Royals」は、資本主義社会の転換期を象徴する曲となるかも知れませんね。

Lorde達10代のティーンエイジ層が投げかる、静かなる叫び。サイレント・シャウト。

皆さんはどう受け止めますか?

  • 現価値観の崩壊を恐れ、静かなる反論を行いますか?
  • それとも、賛同して新しい世界づくりに参加してみますか?

 


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<最後にひとこと>
ジャマイカ・キングストンで活動する、日本人女性セレクターBad Gyal Marie (Notorious Intl’) が、先日サウンドクラウドにアップロードしたMIXの1曲目がLorde「Royals」でした。

ジャマイカでもBUSSしているという話も別で耳にしました。レゲエの国ジャマイカでも、Royalsのメッセージは多く共感を得ているようですね。