フリーライターになろう! ……の前に、ウェブと紙媒体の違いを知っておこう。

フリーライターになろう! ……の前に、ウェブと紙媒体の違いを知っておこう。

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フリーライターになろう!…の前にウェブと紙媒体の違い。

「フリーライターになろう!」八岩 まどか(青弓社)
「雑誌など紙媒体での体験が知れる」:☆☆☆☆☆


 

実は全然違う!ウェブの文章と、雑誌の文章。

Woofin'(月刊誌)HARDEST(フリーペーパー)他

自分がフリーライターとして執筆の依頼を頂けるようになって実感した事がある。それはウェブと紙媒体は違うな、と言う事だ。それは全くといって良いほどに違う。

ちなみに、紙媒体とは雑誌など印刷メディアのこと。それら媒体のテイストに合うように書きながら不安を感じた。なんて字ばっかりなんだ。こんなに文字がビッシリだと読んでもらえないのではないか__と。

なぜなら、ウェブはわざわざ買って読むメディアでは無い。ほとんどが無料だ。読者の多くはチラッとみて読む価値がある記事かどうかを判断する。さらに、ウェブ記事へはGoogleやYahoo! などから検索で訪れるユーザーも多い。なのでSEOを意識した文章である必要もあるのだ。

  • 読みたくなる「記事タイトル」か。
  • 見出しや段落、さらに画像などを使い、見やすいか。
  • 検索されそうな単語を、タイトルや本文に盛り込んでいるか。

細かいテクニックは趣旨がずれるので割愛するが、ウェブの文章には独特の表現ルールがある。

紙には紙の面白さがある。しかし…

ROCKERS channel

あと良い忘れたが、ウェブは公開時間も意識しないと行けない。僕がかつて編集長をつとめていたレゲエ専門のウェブマガジン「ROCKERS chnannel」は、午前中のアクセス数は低く、良いのは午後。さらに言えば夜10時〜12時頃が一番のピークだった(2012年在籍当時)。

そんなROCKERS channel時代、他所から「北野さんウチで書いてくれませんか」という依頼をありがたくも何度か頂く事もあったが、当時はその度にそのほどんとをお断りさせて頂いていた。

自分はウェブで情報発信をし続けて、まもなく10年になる。自分のカラダは、完全にインターネット界のルールやマナーで出来ている。だから、紙媒体からの依頼を受けたとき、新鮮な驚きや不安を感じたのだ。

さらにもうひとつ大事な事もわかった。自分は紙に慣れていないな、と。

紙時代の慣習を垣間みることが出来る!

フリーライターになろう!八岩 まどかベテランの女性フリーライター、八岩まどかさんが去年2012年に青弓社から出版された書籍「フリーライターになろう!」を読んだ。女性著者さんなので年齢のことを書くのははばかれるが、巻末のプロフィールによると1955年生まれとある。僕より18歳先輩だ。

本書で書かれているエピソードのほとんどは、出版社とのやりとり。雑誌など紙媒体での話となっている。

ウェブしか知らなかった自分にとっては新鮮で面白い!

業界内での暗黙のルールや、人脈の作り方、仕事をもらう方法。「へぇーそうだったんだ!」「それはウェブと一緒だな」など、非常に興味深く読めた。

僕はいつも移動時間など合間時間に本を読む事が多いのだが、今回に限っては集中して一気に読み切った。


 

これからの若手ライターさんにおすすめ。

これからは、ウェブ出身のライターが増える時代になってゆくだろう。しかし、せっかくの能力をインターネットの中だけに留めておくのはもったいない。両方で書ければ、あなたの知名度も広がり、より多くの人に伝える事ができ、さらに稼げる可能性も高まるだろう。

ウェブマナーだけではなく、これまで培われてきたルールも知っておくべきだ。雑誌など紙媒体をメインにフリーライターとして活躍したい方にはもちろんだが、ウェブ時代のライターにも本書をおすすめしたい。

何年にも渡り活動を続けるフリーライター八岩まどかさんが本書で書く内容は、ちょっとしたテクニックではなく体験談が多い。フリーなので活動方法は人それぞれ多種多様。だから教科書的なルールブックではなく、体験談こそが為になり面白いのだ。


フリーライターになろう!
八岩 まどか
青弓社
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<最後にひとこと>
ウェブライターさんにとって、役立つ記事を紹介します。まずは、自分が前職時代に書いた記事。→ ブログやサイトのアクセス数を確実にアップさせる方法:裏ロカチャン通信(運営終了しました)

続いてウェブ制作会社LIGのそめひこさんが書かれた記事。→ WEBライター初心者は必読!記事を書くときに押さえてほしい6の事柄:LIG

これからテクニックではありますが、ウェブライターとしては大切な事です。あとは、“読者にわかりやすく伝わるか” を常に意識して、書いて書いて書きまくること。ウェブも紙も、実践が一番自分自身を鍛えてくれますね。