ZUMBA(ズンバ)という、ダンス・フィットネス・エクササイズに参加してきました。
切っ掛けは、前々職で大変お世話になった女性の先輩お二人からのお誘い。彼女らは一日にZUMBAのレッスンを3ヵ所はしごする程のハマりよう。ここ数年、すっかりZUMBAに魅了されているんだそうです。
自分自身、スポーツジム歴は10年以上と長いのですが、今まで一度も足を踏み入れた事が無いのがスタジオ・レッスン。ひとり黙々と筋トレ、ランニング、ストレッチをするのが好きで、知らない人達と踊ったりするというのは恥ずかしくて、これまで全く足が向きませんでした。
しかし…面白い!上手い人だらけで圧倒されましたが、音に合わせてカラダを動かすのがこんなに楽しかったなんて、と改めて感動しました。
その前に、ZUMBA(ズンバ)とは?
参加するにあたり、ZUMBAが生まれたルーツを聞いて、すごく興味が沸きました。今や世界中で人気のダンス・フィットネスだそうですが、それは偶然から生まれたんだそうです。
1990年代のコロンビアでエアロビクスのインストラクターをしていたペレズは、ある日、曲の入った音楽テープを忘れてしまった。 そこで彼は車に置いてあったお気に入りのサルサやメレンゲのリズムが入った伝統的なラテン音楽のテープで即興の振り付けを行うこととなる。
Wikipedia ズンバより引用
元々エアロビクスのインストラクターをしていたアルベルト・べト・ペレズさんが、レッスン用の音源を忘れてしまったのが誕生の切っ掛け。
そんな危機を即興で乗り切ったペレズさん、面白いじゃないですか! その偶然が世界中を熱狂させたのです。
▲YouTube : Exclusive Interview with Creator of ZUMBA, Beto Perez
人気のKati先生によるレッスン。ZUMBA初体験記。
自分が参加したのは、ベネズエラ出身の女性インストラクターKati(カティ)さんによるレッスン。日本で10本の指に入る講師さんで、「ひみつの嵐ちゃん」などテレビにも色々出演している有名な方なんだそうです。場所はスポーツクラブ「メガロス 本八幡店」(千葉県市川市)。
はじめてのZUMBAどころか、はじめてのスタジオ・レッスン。入場待ちをする参加者さん達の気合い入ったスタンバイ具合から、慣れない境遇に半分後悔、半分覚悟。スタジオの扉が開いた瞬間、一斉に皆が前へと陣取ります。自分は後ろの方へ、すごすごと…。
みんな自分の場所を確保したら、いきなり始まりました。
ZUBMAは言葉の説明は一切なし。Kati先生の動きをを真似て、同じようにダンスをします。音源は、ヒップホップ、ソカ、レゲトンなど、アップテンポでカリブなどラテン系の選曲が中心。1曲、韓国のPsy(サイ)「Gangnam Style」もあり、まさか自分がカンナムスタイルを踊る事になるとは思いませんでした。(笑)
▲YouTube : Chorégraphie Zumba: Gangnam Style de Ludmilla Marzano
自分が体験したレッスンでは掛からなかったですが、レゲエも使われているようです。YouTubeで見つけたこのハワイのZumba映像(Katie’s Zumba Class)では、Beenie Man(ビーニ・マン)「Gimmi Gimmi」で踊っています。
とにかく、レゲエ業界にいる自分としては、音的には馴染みやすかったです。
で、本題のダンスははっきり言って、普段踊っている人じゃないと付いて行けません。簡単そうに見えるステップや振り付けでも、ダンス慣れしていないとカラダが動かない。やっているウチに、「おっ!今、俺イケてるんじゃないか?」なんて一瞬もありましたが、多分ビデオでも撮られていたら、とんでもなく不格好な動きだったと思います。。
ただ、このZUMBAの良いところは、下手は下手なりに参加出来るところ。トンデモナイ動きをする訳ではないので、上手くなくてもそれなりには出来てしまいます。もちろん、上手くなれば皆で合わせたダンスができて、すごく気持ちがよいと思います。前列にいた慣れた感じの方は、笑顔でスイスイこなしていて、めちゃくちゃ楽しそうでした。
あと良かったのは、参加者が20代から60代くらいの男女。幅広い方が楽しんでいるという事です。夜のクラブなどでは、そんな人達で一緒に踊るって無いじゃないですか。ここでの空間は、自分にとっては異次元の未体験ゾーンでした。
ReggaeやSoca、それにHipHop。アップテンポな音に合わせて、皆で踊って楽しめるのがZUMBA。フィットネスって、もっと運動的なもんだと思っていましたが、ほんとダンスでした。レッスン時間は1時間。面白かったです!
最後に、レゲエ的観点から感想。
レゲエのダンスとそっくりな動きもいくつかありました。
Willie Bounce(ウィリボンス)、Log On(ログオン)、Bogle(ボーグル)など。女性のKati先生と男性生徒が腰くねらせながら近づける場面もあったのですが、さすがにワイニーやダガリンは出て来ませんでした。
夜のクラブのダンスフロアでは、全員が踊る訳ではなく、踊っている人を見ながらお酒を飲んでいる人もいます。しかし、ZUMBAでは全員踊ります。みんながレッドカーペットの上で、みんなが今主役みたいな。
一人残らず踊っているので、そういう意味では恥も無く、下手でも踊る事ができます。逆に止まっていると不自然!
フィットネスに興味があって、レゲエが好きな方でしたら、ZUMBAはおすすめです。踊っている自分に笑えてきたりもしますが、結構楽しく過ごせます。普段踊らず腕組みしているレゲエ好きの方、ぜひこっそりと参加を。
<最後にひとこと>
レッスン後、参加者さんの一人が写真を撮るという事で、自分も便乗して一緒に撮ってもらいました。Kati先生達と数名で。これはさすがに恥ずかしいので、ここには載せません。Facebookでタグ付けして頂いているので、気になる人だけ見てください…。^^;