僕の本業はライターです。物書きにとって視力は死活問題。目が見えなくなると、仕事ができなくなってしまいます。
と、言いますか、視力は全ての方にとって大切ですよね。失明すれば、ほとんどの仕事ができなくなるだけでなく、生活にも介助が必要になってしまいます。
それに何より、視力を失うというのは、生きる上でとても辛いことです。
ところで、日本人の失明の原因、何だと思いますか?
一位は緑内障という目の病気だそうです。聞き慣れない病名かと思いますが、なんと「日本人の40歳以上の4人に1人が緑内障」とのこと。
どうやら僕は、そんな緑内障になっていたようです……。
今回の記事では、「目がかすむと思ったら、自己判断で安易に老眼鏡を買ったりせず、まずは眼科に行った方が良いよ!」という切実なお話をします。
緑内障とは
僕が受診した眼科に貼られていた、ポスターです。
ここに緑内障について、わかりやすく書かれていたので、引用しながらご紹介します。
緑内障とわかったら、早い時期から適切な治療を続けることで、一生涯生活に困らない視野を保つことも可能になってきています。
ポスターには、「うまくつきあって治療継続!」とあります。
つまり、緑内障は一生涯の病気、ということです。
また、もう一種のポスターには、こうありました。
【重要】40歳以上の20人に1人は緑内障
ここ重要です! 同ポスターには、こう書き添えられていました。
まぁ、今や3人に1人が癌になると言われている時代ですので、20人に1人は少ないのかもしれません。でも、決して無視していい割合では無いですよね。
でも僕は、その「5%」に入ってしまったのです。
目がかすむ、小さい文字がにじむ。老眼かな?
僕は現在、46歳。
逃げも隠れもできない、立派な中年です。笑
先日、僕はこんなツイートをしました。
夕方、もしくは夜に仕事をしようとすると、ノートパソコンの文字がすごく見辛くなるのです。スマホも同様です。問題点は以下の通り。
- 数字の0が、何個あるかわからない
- 「ぱ」と「ば」が見分けづらい
- 仕事に集中できない
- ストレスがたまる
- 疲れもたまる
- 生産性が激減
とにかく、このままではマズいと思いました。
症状をGoogleで検索すると、「老眼鏡を買うにしても、まずは眼科で見てもらおう。なぜなら目の病気が隠されているかも知れないから」といったことが書かれた記事に出会いました。
僕はそれに従い、まずは眼科へ行ったのです。
眼科は子どもの頃以来。なぜなら僕は、これまで目には自信があったからです。目の病気になったことが無いだけでなく、視力は常に最上数値(2.0、または1.5)、太陽の光にも強くサングラス不要といった、良い目を持っていました。
そんな僕ですので、ほぼ初めてと言っても過言ではない眼科。かかりつけも何も無いので、僕はGoogle Mapsで検索し、高レビューの医院を選びました(良い病院でした)。
30分後……
視力が悪い人の気持ちがよくわかりました。帰宅中も、ネオンや信号がにじみ、足元がフワフワし、とても歩きづらかったです。
遠くは見えるけど、手元はさっぱり見えませんでした。
【検査結果】眼底検査で、緑内障の症状が発覚!(眼圧は正常)
目の検査は、主に5つの項目があります。
- 視力検査
- 眼圧検査
- 眼底検査
- 細隙灯顕微鏡検査
- 視野検査
僕は、このうちの1〜4を受けました。
そこで眼科医が下した判断は……
近いうちに、残りの「視野検査」もしましょう。来週にでも来てくださいね
■北野の現状まとめ
- 緑内障は軽度。まだ治療不要の初期段階
- それとは別に、老眼・乱視があるのでメガネは必要
【結論】老眼鏡、その前にまずは眼科医へ
長々と書きましたが、僕が皆さんにお伝えしたいのは、この2点。
- 老眼鏡を買う前に、まずは眼科医で目の検査をしよう
- 40歳をすぎたら、目の検査をしよう
先にも書いたように、僕は目には自信がありました。ですので、眼科医には縁がなかったのです。
今、目が悪い方は、常日頃検査を受けていると思います。でも、目が良い方は、きっと油断していると思うのです。僕のように。
今回僕は、幸運にも自覚症状が出る前に緑内障がわかりました。この先、眼圧が高くなったり、視野が狭くなったら、それに応じて治療をしていくのだと思います。
先生も言っていたように、「視野が狭い」「見えない部分がある」と気付いてから受診すると、すでにかなり進行しているかもしれません。
しかし、緑内障は怖いですね。視力の低下であれば、メガネやコンタクトで補えそうですが、もし視野が欠けてしまったら……。
どうか皆さんも、目を大切に。
違和感を覚えたら、まずは眼科医へ! 絶対にね。
【追記】視野検査30度・10度を受けました
目の検査は、主に5つの項目があるのは先にお伝えした通り。
- 視力検査
- 眼圧検査
- 眼底検査
- 細隙灯顕微鏡検査
- 視野検査
初回の検査で、僕は「1〜4」を受けました。後日、5つめの視野検査も受診してきましたので、レポートします。
視野検査は、まっすぐ前を向いているとき、上下左右どれくらいの範囲が見えているかを調べる検査です。
半円球(ドーム型)の装置に顔を突っ込み、ピカッ、ピカッと小さなライトが光るので、その光がわかったら手元のボタンを押して検査をします。一度の検査はおよそ10分ほど。片目ずつ行うので、計20分ほどかかります。
僕は、視野検査を2日に渡って、2度受けました。
- 視野検査 30度
- 視野検査 10度
中心から30度の範囲と10度の範囲を調べたのです。
診察結果は、以下のとおり。
*1.【自分メモ】2021年秋
緑内障になった方のインタビュー
最後に、緑内障になった方のインタビュー動画をご紹介します。
20代後半に緑内障と診断された豊吉さん。緑内障は視神経に障害が起き、徐々に視野が欠ける目の疾患ですが、若くして発症する人がいることはあまり知られていません。
最初は自覚症状があまりなく、気がついた時にはかなり視野欠損が進んで、日常生活が徐々に不便になって落ち込む豊吉さんを救ったのは、患者会との出会いでした。他の患者さんとの交流で前向きになった気持ちは心の視野を広げ、今では趣味のカメラに本格的に取り組んでいます。
緑内障になったからこそ得られた大切なこともあったと話す豊吉さんのインタビュー。YouTube動画解説欄より引用
- パソコンのモニタで見えない箇所があり、目の異変に気づいた
- 信号が赤なのに出ようとして、車に引かれそうになった
- 街中でも人の顔がわからない
- 読書中、先読みができない
- 階段が平面に見えるので、段差が怖い
- 外食でメニューが見えない。何を食べても美味しくなくなった
- 見えない部分は、白くなっている
- 左はほとんど見えなくなった、右目も見えない部分がある
- 世の中、真っ白になって終わるんじゃないか……と不安
闘病中の豊吉さんの言葉から、緑内障についてイメージがつかめました。病気でありながらも、頑張っている姿には心打たれますが、僕もそうなるかも知れないと思うと……怖いです。
不安になっている僕に対し、ブロガーであり友人のキタムラさん(tanweb.net)から、こんなアドバイスを頂きました。ありがとうございます!
あわわ
うちの母は以前緑内障を患って→悪化して→手術→ついでに視力も老眼も矯正。目が良くなったので今はハッピーみたいです。
いずれ手術もありかもですね。
お大事にどうぞ!!— キタムラ / ブログ月間160万PV達成! (@office151a) January 27, 2020
そうなんですね😰
ぼく Zoff のウルトラライトっていう眼鏡を使っているんですけど、すごい軽くて(1円玉4枚分の重量)、眼鏡経験のない人でも負担が少ないと思います!(しかも1万円以下です)https://t.co/4zfQVhaICl— キタムラ / ブログ月間160万PV達成! (@office151a) January 27, 2020