大阪・堺出身のレゲエシンガーRAY(レイ)の最新曲『中年やっちゅうねん』を聴きながら、年月の流れを感慨深く感じています。
RAYの大きな魅力のうちのひとつは、等身大。
どストレートに、
素直さ全開でレゲエを歌ってくれるんです。
今回はRAYの代表曲『やってもないのに』を振り返りつつ、最新曲の『中年やっちゅうねん』の魅力をお伝えします。
RAY(25歳)「やってもないのに」
まずこちらは、2012年リリースのRAYの代表曲『やってもないのに』です。
RAYの当時の年齢は、25歳。
25歳といえば、一般的には社会に出て数年経った頃ですね。大卒であれば、入社2〜3年目。夢を持って社会に出たものの、「俺の人生、こんなだっけ?」と悩める時期です。
ミュージックビデオでは、スーツを着た会社員と思われる男性が、繰り返される日々に疲弊しながら苦悩する様子が描かれています。
表情は、重く、暗いです……。
やってもないのに できやしないとか
言いたくないから やるしかないよ
心に音楽の力を いつも感じてまいろう
やってもないのに できやしないとか
言いたくなから やるしかないよ
後悔しないよう 自問自答して作るMY ROAD
スーツ着て愛想笑い
これが俺が目指した大人かい?
描いてた夢はこんなんじゃないぞ
冗談じゃない 何も叶ってない
RAY(39歳)『中年やっちゅうねん』
『やってもないのに』から、14年。
39歳になったRAYが、2026年にリリースした曲は『中年やっちゅうねん』です。
めちゃくちゃ明るい!
能天気!!
これぞ目指したい中年!!(笑)
人って、こうやって変わっていくんだなぁと思わず吹き出してしまいました。最高です!
俺ら 中年やっちゅうねん(おい!)
中年やっちゅうねん(老い!)
まだまだこれからやっちゅうねん
ミッドライフクライシスをRAYの中年応援ソングで乗り切ろう!
まだ中年を迎えていない若い方は、「中年になると、勝手に能天気になる」という印象を受けた方もいるかもしれません。でも、実際はそうではないんです。
中年になると、中年なりの悩みがやってくるんです。
体力の衰えを感じたり、若い頃に思い描いていた未来とのギャップに戸惑ったり、仕事・家庭・お金・健康・親のことなど、背負うものが一気に増えてきたりします。
こうした人生の中盤で感じる迷いや不安や焦りのことを「ミッドライフクライシス」と呼びます。日本語では「中年の危機」と訳されることもあります。
「このままでいいのかな」
「若い頃に思っていた自分になれているのかな」
「残りの人生をどう生きていけばいいのかな」
「俺の人生って、こんなもんか……」
そんなふうに、ふと立ち止まってしまう時期があるんです。
でも、そんなときだからこそ『中年やっちゅうねん』の明るさが沁みるのです。
若い頃は、夢に向かって拳を握りしめる応援歌にグッとくる。でも、いろいろ人生経験して、うまくいかないことも知って、それでも「まだまだこれからやっちゅうねん!」と笑える応援歌も、めちゃくちゃいいです。
RAYの『やってもないのに』が、25歳の背中を押してくれる曲だとしたら、『中年やっちゅうねん』は、人生の折り返し地点に立つ40代・50代の肩を組んでくれる曲なのかもしれません。
中年って、悪くない。
むしろ、ここからが面白い!
そんな気持ちにさせてくれる、最高に前向きなポジティブチューンです。
この曲もきっと、5,000回は聴くんだろなぁ〜。良い曲をありがとう!!


